キャリーワゴン、どう選べばいい?
キャンプやアウトドアレジャーで大活躍するキャリーワゴン。「そろそろ買おうかな」と思ったとき、たくさんの種類があってどれを選べばいいか迷ってしまいますよね。
「軽いほうがいいの?」「タイヤは太いほうがいい?」「どのメーカーが信頼できる?」――そんな疑問を解決するために、キャリーワゴンの選び方と、人気ブランドの現行モデルを比較してご紹介します。
この記事を読めば、自分の使い方にぴったりの一台が見つかるはずです。
キャリーワゴン選びで押さえるべき5つのポイント
まずは、キャリーワゴンを選ぶときに絶対に確認しておきたいポイントを整理しましょう。ここを押さえておけば、スペック表を見ただけで自分に合うかどうかが判断できるようになります。
耐荷重(のうかじゅう)はどれくらい必要?
キャリーワゴンの最大の役割は「荷物を運ぶこと」。だからこそ、耐荷重は最も重要なチェックポイントです。
一般的なキャリーワゴンの耐荷重は100kg前後が目安になります。キャンプ用品を一気に運ぶなら100kgあれば十分なケースが多いですが、さらに多くの荷物や重いアイテムを持ち運ぶなら、120kg以上のモデルを検討してもいいでしょう。
ただし、耐荷重を超える使い方は危険です。ワゴンが破損する原因になるだけでなく、思わぬ事故につながる可能性もあります。あくまで目安として、余裕をもった耐荷重のモデルを選ぶのがおすすめです。
容量(サイズ)と収納時のコンパクトさのバランス
次にチェックしたいのが「容量」と「収納サイズ」のバランスです。
キャンプやピクニックでは、大きめのテーブルやチェア、クーラーボックスなどを運ぶことが多いため、容量は100L以上あると安心です。特にファミリーキャンプやグループでの使用がメインなら、120L〜150Lクラスの大容量モデルが使いやすいでしょう。
ただし、容量が大きい分だけ収納時のサイズも大きくなりがち。車のトランクスペースや自宅の収納場所を考えて、使用時だけでなく収納時のサイズも事前に確認しておくことが大切です。収納時に自立するモデルや、コンパクトに折りたためるモデルもあるので、保管場所に悩んでいる人はチェックしてみてください。
タイヤの太さと走破性の関係
キャリーワゴンのタイヤは、走行する場所によって選び方が変わります。
- 細めのタイヤ(幅3〜5cm程度):舗装された道や芝生の上での走行に向いています。コンパクトに収納できるモデルが多いのも特徴です。
- 太めのワイドタイヤ(幅7cm以上):砂利道や砂浜、ぬかるみなどの悪路での走破性が格段にアップします。キャンプ場の未舗装路を頻繁に走るなら、ワイドタイヤは必須と言えるでしょう。
特に砂浜での使用を考えている人は、ワイドタイヤを選ぶのが間違いありません。タイヤが沈み込みにくく、重い荷物でもスムーズに引っ張れます。
重さと持ち運びやすさ
キャリーワゴン自体の重さも、意外と重要なポイントです。
- 軽量モデル(8〜9kg台):持ち運びがラクで、車への積み下ろしも負担になりません。女性や高齢者が使う場合も扱いやすいでしょう。
- 重量モデル(10kg以上):その分頑丈で、大容量・高耐荷重なものが多いです。ただし、持ち上げるのに力が必要なので、使用シーンや頻度を考えて選びましょう。
ここ数年は、軽量化と耐久性を両立させたモデルが増えています。頻繁に使うなら、重さはしっかりチェックしておきたいポイントです。
便利な機能(ストッパー・メッシュ・ハンドルなど)
最後に、あると便利な機能をいくつか紹介します。
- ストッパー(ブレーキ):傾斜地で停めるときに必須。荷物の積み降ろし中にワゴンが動いてしまうのを防げます。ただし、すべてのモデルに搭載されているわけではないので、注意が必要です。
- メッシュ生地(取り外し可能):砂や泥がついたら丸洗いできるので、清潔を保ちたい人におすすめ。コールマンの一部モデルでは、メッシュ荷台が取り外せる仕様になっています。
- ハンドルの形状:O字型やT字型など、モデルによって握りやすさが異なります。実際に店頭で確認できるなら、自分の手に合うかどうか試してみるのがベストです。
- タイヤの着脱機能:タイヤがワンタッチで外せるモデルなら、車のトランクに積むときにスペースを節約できます。
実はもう買えない?生産終了モデルに注意
キャリーワゴンを調べていると、いまだに「コールマン アウトドアワゴン」や「アウトドアワゴンメッシュ」の情報がたくさん出てきます。しかし、これらのモデルはすでに生産終了していることをご存じでしょうか?
コールマン公式サイトでも明記されている通り、旧モデルは現在販売されていません。中古市場では見かけることもありますが、新品で購入したい人は現行モデルをチェックする必要があります。
具体的には、旧「アウトドアワゴン」の後継モデルが「アウトドアワゴンNX」、旧「アウトドアワゴンメッシュ」の後継が「アウトドアワゴンNXメッシュ」です。また、ワイドタイヤモデルとしては「アウトドアワゴンマックス」が現行で販売されています。
古い情報に惑わされないように、購入前には必ずメーカー公式サイトで現行モデルを確認する習慣をつけましょう。
人気ブランドの現行モデルを比較
ここからは、実際におすすめできるキャリーワゴンの現行モデルをブランド別に紹介します。それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較して、自分に合う一台を見つけてください。
1. コールマン アウトドアワゴン NX
コールマンのスタンダードモデルが、さらに進化して登場しました。
特徴・メリット
- 旧モデルより収納時の高さを約15cm低くし、重量を約1.7kg軽量化
- O字型ハンドルで押しやすく、引っかかりにくい
- クリップロック方式で収納時にしっかり固定できる
デメリット
- 他社エントリーモデルよりは価格が高め
- タイヤは取り外し不可
向いている人
- バランスの取れたスタンダードな一台を求める人
- キャンプから日常使いまで幅広く使いたい人
- コールマンの信頼性とアクセサリーの豊富さを重視する人
向いていない人
- とにかく安価なものを優先する人
- 極限までコンパクトな収納や悪路での走破性を求める人
注意点
「アウトドアワゴンNXメッシュ」という、メッシュ生地が取り外して洗える別モデルもあります。清潔に使いたい人はそちらもチェックしてみてください。
2. コールマン アウトドアワゴン マックス
悪路での走行性能を徹底的に追求したヘビーデューティーモデルです。
特徴・メリット
- ワイドタイヤで砂利道や砂浜でも安定した走行が可能
- タイヤがワンタッチで取り外せるので、収納・車載時のスペース効率が良い
- メッシュ荷台が取り外して洗えるので清潔に保てる
デメリット
- NXモデルと比較して重い(約11.5kg)
- 収納サイズも大きめ
- 価格はNXモデルより高価
向いている人
- キャンプ場の悪路や砂浜で使用する機会が多い人
- 衛生面を気にする人
- 収納に工夫をしたい人
向いていない人
- 軽量コンパクトさを最優先する人
- 予算を抑えたい人
3. ロゴス お荷物満載キャリー
大容量で深さのある荷台が特徴的な人気モデルです。
特徴・メリット
- 容量は約120Lと大容量。深さがあるので高さのある荷物も立てて収納できる
- ワンタッチ開閉式で組み立て・撤収が簡単
- 収納時に自立するので、置き場所に困らない
デメリット
- タイヤが細め(幅3.5cm)なので、悪路での走破性はワイドタイヤモデルに劣る
向いている人
- オートキャンプ場など整備された場所での使用がメインの人
- 大容量で深さを活かしたい人
- 収納時の自立性を重視する人
向いていない人
- 砂浜や未舗装路を頻繁に走行する人
4. DOD ペリーワゴン
スタイリッシュなデザインと機能性が両立した、DODの人気モデルです。
特徴・メリット
- 容量は約130Lの大容量ながら、従来モデルより約35%の軽量化を実現
- フレームを縮めるだけでオートロックがかかる収納機構
- 重量は約8.9kgと軽量で扱いやすい
デメリット
- 耐荷重は100kgと標準的
- 価格帯はやや高め
向いている人
- デザイン性と機能性を両立させたい人
- 収納の手間を省きたい人
- 軽量コンパクトなモデルを探している人
向いていない人
- 予算を最優先する人
5. WAQ アウトドアワゴン DX
容量を状況に応じて変えられる、拡張機能付きのユニークなモデルです。
特徴・メリット
- 容量を106Lから178Lまで拡張できる2WAY仕様
- 業界最大級のワイドタイヤ(幅9.5cm)で抜群の走破性
デメリット
- 重量が12.6kgと重め
- 拡張時はさらに大型化するため、収納スペースや車載に注意が必要
向いている人
- 荷物の量がシーンによって大きく変わる人
- 不整地での使用が多い人
向いていない人
- 常にコンパクトさを求める人
- 重量のあるワゴンを持ち上げるのが難しい人
比較対象:MoonLence キャリーワゴン
エントリーモデルとしてコストパフォーマンスの高さが魅力です。
特徴・メリット
- 約156Lの大容量で、価格が手頃
- タイヤの太さ(極太と細い)を選択できるモデルがある
- カラーバリエーションが豊富
デメリット
- ストッパー機能がないモデルがある(細タイプにはあるとの情報も)
- 主要ブランドほどアフターサービスが確立されていない可能性がある
向いている人
- コストパフォーマンスを重視する人
- 大容量のワゴンを手頃な価格で手に入れたい人
向いていない人
- ブランドの信頼性やアフターサービスを重視する人
- ストッパー機能が必須の人
注意点
仕様が販売時期やモデルによって異なる可能性があるため、購入時は最新の商品説明を必ず確認してください。
キャリーワゴンに関するよくある疑問
ここからは、キャリーワゴンを検討するときに多くの人が抱く疑問をQ&A形式でまとめました。
Q. 耐荷重はどれくらいあれば十分?
一般的なキャンプやピクニックであれば、100kgあれば十分です。テーブルやチェア、クーラーボックス、寝袋などをまとめて運んでも問題ないでしょう。ただし、特に重い機材を運ぶ場合は120kg以上のモデルを選ぶと安心です。
Q. 砂浜でも使えるモデルは?
ワイドタイヤ搭載モデルがおすすめです。タイヤが太いほど地面に沈み込みにくく、砂の上でもスムーズに引っ張れます。コールマン アウトドアワゴンマックスやWAQ アウトドアワゴンDXは、ワイドタイヤを採用しているので砂浜での使用に適しています。
Q. キャリーワゴンは洗える?
モデルによります。コールマン アウトドアワゴンマックスやNXメッシュのように、メッシュ荷台が取り外して洗えるモデルなら、砂や泥がついても丸洗いできて清潔に保てます。洗濯機能がついていないモデルは、濡れた布で拭くなどしてメンテナンスしましょう。
Q. コンパクトなモデルはどれ?
軽量・コンパクトさを重視するなら、コールマン アウトドアワゴンNX(収納時サイズ:約26×40×62cm、重量:約9.3kg)やDOD ペリーワゴン(収納時サイズ:約31×25×60cm、重量:約8.9kg)がおすすめです。どちらも収納時の高さが低く、車のトランクにも積みやすいでしょう。
Q. ストッパーは必要なの?
傾斜地で使うなら必須と言っても過言ではありません。荷物の積み降ろし中にワゴンが動いてしまうと、ケガや荷物の落下につながる危険性があります。キャンプ場は意外と平坦でない場所も多いので、ストッパー付きのモデルを選ぶのが無難です。
キャリーワゴンを使うときの注意点
最後に、安全にキャリーワゴンを使うための注意点をまとめました。
- 耐荷重を超えないようにする:目いっぱい荷物を積んでも、耐荷重は必ず守りましょう。オーバーするとワゴンが破損するだけでなく、走行中にバランスを崩す危険があります。
- 荷物は均等に積む:片側に偏って積むと、走行中に転倒しやすくなります。重いものは底に、軽いものは上にという基本を守りましょう。
- 傾斜地では必ずストッパーをかける:ストッパー付きのモデルなら、停車時に必ずロックをかけましょう。動き出してしまうのを防げます。
- 定期的にメンテナンスする:砂や泥がついたら早めに拭き取り、タイヤの軸に異物が挟まっていないかも確認しましょう。長く使うためのちょっとした手間です。
まとめ:自分の使い方に合った一台を選ぼう
キャリーワゴンは、キャンプやアウトドアの快適さを大きく左右するアイテムです。耐荷重や容量、タイヤの太さ、収納時のコンパクトさ、便利な機能の有無など、チェックすべきポイントはたくさんありますが、自分の使用シーンを明確にイメージすることが何より大切です。
- 整備されたキャンプ場がメインならスタンダードモデルで十分
- 砂浜や悪路を走るならワイドタイヤ必須
- 車の積載スペースが限られているなら収納サイズを最優先
今回紹介したモデルはどれも実在する現行モデルばかりです。価格やスペックは変動する可能性があるので、購入前には必ず公式サイトや販売ページで最新情報を確認してください。
あなたのアウトドアライフにぴったりの一台が見つかりますように。

コメント