コーヒーを淹れてみたいけど、専門的な器具を揃えるのはちょっとハードルが高い……。そんな時に便利なのが、ダイソーやセリアなどの100均で売っているコーヒードリッパーです。
でも、値段が安いから「本当に美味しく淹れられるの?」「プラスチック製はお湯で溶けたりしない?」と不安に思う方も多いでしょう。
この記事では、現在販売されている100均コーヒードリッパーの特徴や選び方、製品ごとのメリット・デメリットを紹介します。あなたのライフスタイルに合った一品を見つけるための参考にしてください。
100均コーヒードリッパーを選ぶ前に知っておきたいこと
ハンドドリップ用のコーヒードリッパーを選ぶ際には、いくつかのポイントを押さえておくと、自分の好みや使い方に合った製品を選びやすくなります。
素材の違いで味わいが変わる
ドリッパーの素材には主に樹脂(プラスチック)、陶器(磁器)、ステンレス、紙の4種類があります。
樹脂製は軽量で割れにくく、価格も最も手頃です。ただし蓄熱性が低いため、お湯の温度が下がりやすく、スッキリとした軽やかな味わいになりやすい傾向があります。
陶器製は蓄熱性が高く、抽出中も温度が安定しやすいため、コーヒーのコクや風味をしっかり引き出せます。ただし重くて割れやすいので、取り扱いには注意が必要です。
ステンレス製のメッシュタイプはペーパーフィルターを使わず、コーヒーオイルまで抽出できるため、力強い味わいが特徴です。エコで経済的という面も魅力ですが、微粉がカップに残ることがあります。
紙製の使い捨てタイプは軽量で後片付けが不要。旅行先やアウトドアで手軽に使いたい場合に便利です。
形状で変わる抽出のクセ
ドリッパーの形状には主に台形と円錐形があります。
台形タイプはペーパーフィルターが密着しやすく、安定した抽出がしやすいのが特徴です。初心者でも扱いやすく、すっきりとした味わいになりやすいでしょう。
円錐形タイプはフィルターの底が尖っているため、お湯が通りやすく、コーヒー粉が均等に抽出されやすいと言われています。ただし注ぎ方によって味のブレが出やすいとも言われるので、ある程度の経験が必要かもしれません。
穴の数もチェックポイント
ドリッパーの底面にはお湯の通り道となる穴があります。1つ穴、3つ穴、4つ穴などがあり、一般的には穴の数が多いほど抽出速度が上がります。
抽出速度が変われば味わいにも影響するため、自分の好みに合ったものを選ぶとよいでしょう。
ダイソーのコーヒードリッパーおすすめ製品
ここからは、ダイソーで購入できるコーヒードリッパーを紹介します。価格はすべて税込表記です。
1. ダイソー コーヒードリッパー(1〜2杯用)
コーヒーを始めたばかりの方にぜひ試してほしいのが、この樹脂製の台形ドリッパーです。
特徴とメリット
価格は110円で、素材にはAS樹脂を使用。耐熱温度は100度まで対応しており、日本製という点も安心感につながります。サイズは幅12.2cm×奥行10.2cm×高さ6.4cmとコンパクトで、1〜2杯分のコーヒーを淹れるのに適しています。
3つ穴の構造で、すっきりとした味わいに仕上がりやすいのが特徴。カリタのドリッパーに似た形状をしており、口コミでも「注ぎやすい」と評判です。
デメリットと注意点
樹脂製のため陶器に比べると蓄熱性が低く、冬場などはお湯の温度が下がりやすい点は頭に入れておきましょう。対応フィルターは台形の1〜2杯用を用意する必要があります。
こんな人におすすめ
これからハンドドリップを始めたい初心者や、コストを抑えつつ品質の安定した日本製品を選びたい方にぴったりです。
2. ダイソー ホワイトドリッパー
白い陶器製の美しいフォルムが目を引くこのドリッパーは、インテリアとしても映える一品です。
特徴とメリット
価格は220円で、2〜4杯用の台形タイプ。陶器製ならではの高い蓄熱性が魅力で、抽出中の温度低下を抑えやすく、コーヒー本来のコクや風味をしっかり引き出せます。長く使える点もメリットでしょう。
デメリットと注意点
陶器製のため重量があり、落とすと割れるリスクがあります。また、個体差でフィルターの収まりが悪い場合があるという口コミもあるため、購入時に実物を確認できると安心です。
使用前には必ず湯通し(予熱)を行いましょう。
こんな人におすすめ
デザイン性を重視する方や、自宅でゆったりとコーヒーを楽しみたい方に向いています。アウトドアでの使用には不向きなので、持ち運びを考えている方は別の製品を検討してください。
3. ダイソー ステンレスコーヒードリッパー
ペーパーフィルターを使いたくない方におすすめなのが、このステンレス製のメッシュタイプです。
特徴とメリット
価格は550円と100均製品としてはやや高めですが、ペーパーフィルターが不要なためランニングコストがかかりません。二重構造のメッシュで粉漏れを抑えつつ、コーヒーオイルまで抽出できるため、コクのある力強い味わいを楽しめます。
後片付けも水洗いで簡単なので、毎日使う方には重宝するでしょう。
デメリットと注意点
どうしても微粉がカップに残ることがあるため、すっきりとしたクリアな味わいを好む方には不向きかもしれません。また、使用後はすぐに洗い、定期的に油分を落とすメンテナンスが必要です。
サイズは直径12.5cm。持ち手部分はシリコーンゴムで滑りにくくなっています。
こんな人におすすめ
コーヒーのコクや深みを楽しみたい方、エコ志向の方、フィルターを買い足す手間を省きたい方にぴったりです。
4. ダイソー 紙製使い捨てドリッパー
こちらはドリッパーとフィルターが一体になった、1回使い切りの紙製タイプです。
特徴とメリット
12枚入りで110円(1枚あたり約9円)とコスパも良好。非常に軽量でコンパクトなため、鞄に忍ばせておいても邪魔になりません。使用後はそのまま捨てられるので、後片付けの手間がまったくかからないのが最大の魅力です。
デメリットと注意点
抽出速度のコントロールが難しい点と、1杯ごとにコストがかかる点がデメリットです。毎日使う方よりは、たまにコーヒーを淹れたいという方に向いています。
こんな人におすすめ
旅行先やオフィス、アウトドアなどで場所を選ばずに手軽にドリップコーヒーを楽しみたい方に最適です。
セリアのコーヒードリッパーおすすめ製品
続いて、セリアで販売されているコーヒードリッパーを紹介します。どれも110円(税込)と手頃な価格です。
5. セリア コーヒードリッパー クリア
透明なAS樹脂製のこのドリッパーは、抽出の様子を目で確認しながら淹れられるのが魅力です。
特徴とメリット
価格は110円で、2〜4杯用の台形タイプ。4つ穴構造で、底面には取っ手が付いているので持ちやすく扱いやすい設計です。透明なのでコーヒーがカップに落ちていく様子を観察でき、初心者でも抽出状態を把握しやすいでしょう。
製造元は株式会社まるきです。
デメリットと注意点
耐熱温度が90℃とやや低めなので、沸騰直後の熱湯はそのまま使わず、ひと呼吸置いて温度を少し下げてから使用してください。食器洗浄機・乾燥機は使用不可です。
こんな人におすすめ
抽出の過程を楽しみながらコーヒーを淹れたい方や、軽量で扱いやすい製品を探している方にぴったりです。
6. セリア コーヒードリッパー(ブラック)
ブラックの落ち着いたデザインと、本体下部にある窓が特徴的なこのドリッパーです。
特徴とメリット
価格は110円で、ポリプロピレン製の台形タイプ。3つ穴構造で2〜4杯用。何より便利なのが、本体の窓からカップ内のドリップ量を目視で確認できる点です。
耐熱温度は100℃と安心して使える温度です。製造元はスルガ株式会社で、サイズは約W127×H71×D100mm。安定感があると評判です。
デメリットと注意点
樹脂製のため蓄熱性が低く、陶器ほどの保温性は期待できません。食器洗浄機などは使用できない点も覚えておきましょう。
こんな人におすすめ
抽出量を正確に測りたい方や、使い勝手のよさを重視する方に向いています。
7. セリア 折りたたみコーヒードリッパー
キャンプなどアウトドアシーンで活躍する、ステンレス製の折りたたみ式ドリッパーです。
特徴とメリット
価格は110円で、円錐形フィルターに対応。バネ状の構造で折りたたむことができ、収納時の厚さは約1cmと驚くほど薄くなります。軽量で携帯性に優れているため、荷物をコンパクトにまとめたいキャンプや登山のお供にぴったりです。
デメリットと注意点
壁面がない構造のため抽出温度が下がりやすく、味が薄くなりがちな傾向があります。また、カップのサイズによっては安定感がやや悪い場合もあるようです。
より本格的な味を求める方には、ユニフレームの「コーヒーバネット」など本家製品と比較して検討するのも手です。
こんな人におすすめ
アウトドアで手軽にハンドドリップを楽しみたい方や、収納スペースを節約したい方に向いています。自宅での使用がメインの方は、他のタイプの方が満足できるかもしれません。
100均コーヒードリッパーに関するよくある疑問
ここでは、100均コーヒードリッパーに関して読者の方からよく寄せられる質問をまとめました。
100均のドリッパーと高価なメーカー品では味に違いがありますか?
素材や形状が異なれば味わいにも違いが出ます。しかし、100均の製品でも正しい抽出方法を守れば、十分に美味しいコーヒーを淹れることは可能です。
例えば、今回紹介したダイソーの樹脂製ドリッパーは、カリタなどの有名メーカーの製品と似た形状をしており、口コミでも遜色ないという声が多く見られます。コーヒーの味はドリッパーだけでなく、豆の鮮度や挽き目、お湯の温度や注ぎ方にも大きく影響されます。
まずは100均で気軽に始めてみて、もっとこだわりたいと感じたら上位の製品を検討するという進め方もおすすめです。
プラスチック製は熱湯で溶けたり変形したりしませんか?
製品ごとに耐熱温度が設定されているため、その範囲内で使用すれば問題ありません。
今回紹介した製品では、ダイソーの樹脂製ドリッパーは100℃、セリアの透明タイプは90℃、セリアのブラックタイプは100℃と、いずれも沸騰したお湯を使用するのに十分な耐熱性を備えています。
ただし、耐熱温度を超える使い方(直火にかける、オーブンに入れるなど)は絶対に避けてください。使用前に必ず製品ラベルで耐熱温度や注意事項を確認する習慣をつけましょう。
100均のドリッパーにはどんなフィルターを使えばいいですか?
使用するドリッパーの形状に合ったフィルターを選びます。
台形タイプには台形のペーパーフィルターを、円錐形タイプには円錐形のペーパーフィルターを使用します。セリアの折りたたみドリッパーのように、円錐形フィルターに対応した製品もあります。
フィルターも100均で販売されていることが多いので、ドリッパーと合わせて購入すると便利です。
自分にぴったりの100均コーヒードリッパーを選ぼう
ここまで100均コーヒードリッパーの種類や特徴を紹介してきました。最後に、あなたの目的に合わせた選び方をまとめます。
コーヒー初心者でとにかく手軽に始めたい人
ダイソーの樹脂製ドリッパー(1〜2杯用)がおすすめです。価格も110円とお手頃で、日本製という安心感もあります。抽出も安定しやすく、失敗が少ないでしょう。
デザインや保温性を重視する人
ダイソーのホワイトドリッパー(陶器製)が候補になります。220円と少し高くなりますが、見た目の美しさと陶器ならではの蓄熱性が魅力です。自宅でのコーヒータイムを特別なものにしてくれるでしょう。
エコで経済的に済ませたい人
ダイソーのステンレスコーヒードリッパーは、ペーパーフィルターが不要なためランニングコストがかかりません。コーヒーオイルまで抽出できるので、コクのある味わいも楽しめます。
キャンプなどアウトドアで使いたい人
セリアの折りたたみコーヒードリッパーや、ダイソーの紙製使い捨てドリッパーがおすすめです。どちらも携帯性に優れ、アウトドアシーンで大活躍することでしょう。
抽出の様子を見ながら淹れたい人
セリアのクリアタイプは透明な樹脂製なので、コーヒーが落ちていく様子を観察しながら淹れられます。初心者の方にもおすすめできる一品です。
100均のコーヒードリッパーは、どれも手軽にハンドドリップを始められる魅力的な製品ばかりです。まずは自分の目的に合ったものを一つ選び、コーヒーライフを楽しんでみてはいかがでしょうか。
価格や仕様は変更される場合があります。購入の際は店頭で製品ラベルを確認するか、公式情報をご確認ください。

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