キャンプやバーベキューなどのアウトドアシーンで大活躍するカセットコンロ。「自宅用のを持っていけばいいんじゃない?」と思いがちですが、実はアウトドア用にはアウトドア用の選び方があるんです。
特に気になるのが風の影響。屋外ではちょっとした風でも火が不安定になったり、最悪の場合消えてしまうこともあります。せっかくのアウトドア料理が台無しにならないように、風に強いモデルを中心に、アウトドアで使えるカセットコンロのおすすめと選び方をご紹介します。
アウトドア用カセットコンロを選ぶ前に知っておきたい4つのポイント
アウトドア用のカセットコンロを選ぶときは、以下の4つを押さえておくと失敗しにくくなります。
風対策は最優先でチェック
屋外では風が最大の敵です。風防の有無や形状は製品選びで最も重視したいポイント。防風性能が高いモデルは、風の強い日でも安定した火力をキープできます。
火力は調理スタイルで決める
火力が強いほど調理の幅が広がりますが、その分ガスの消費も早くなります。炒め物や焼き物をメインにするなら高火力モデルを、湯沸かし中心ならそこまで強くなくても大丈夫です。
サイズと重量は持ち運びに直結
キャンプ場まで運ぶことを考えると、コンパクトで軽いモデルが便利です。ただ、軽量化すると耐荷重や対応鍋サイズが制限される場合もあるので、バランスを見極めるのが大切です。
安全装置がしっかり付いているか
カセットコンロには圧力感知安全装置などの安全機能が搭載されています。これはガスボンベが過熱した際に自動でガスを遮断する仕組み。屋外での使用は屋内以上にリスクが伴うので、安全性はしっかり確認しておきたいところです。
アウトドアで人気のカセットコンロおすすめ5選
ここからは、アウトドアシーンで特に人気の高いモデルを5つご紹介します。それぞれ特徴が異なるので、自分の使い方に合ったものを選んでみてください。
1. イワタニ カセットフー タフまる
イワタニのアウトドア向けシリーズを代表するモデルです。最大の特徴はダブル風防ユニットと多孔式バーナーによる高い防風性能。風の強いキャンプサイトでも安定した火力を発揮してくれます。
耐荷重はなんと20kg。大型のダッチオーブンを使った本格的な料理も安心して楽しめます。対応鍋サイズは直径24cmまでで、ファミリーキャンプでも十分な大きさです。
メリット:抜群の防風性能、広い対応鍋サイズ、高い耐荷重でダッチオーブンも使える
デメリット:本体重量が約2.4kgとやや重め
向いている人:ファミリーやグループキャンプで本格調理を楽しみたい人、ダッチオーブンユーザー
向いていない人:ソロキャンプでとにかく軽量化を優先したい人
注意点:鍋底は直径16cm以上を推奨。小さすぎる鍋は安定しません。
2. イワタニ カセットフー タフまるJr.
タフまるのコンパクト版がこちら。ダブル風防ユニットはそのままに、サイズと重量を大幅にダウンさせたモデルです。
重量は約1.6kgと軽量で、ソロキャンプやデュオキャンプにぴったり。タフまるほどの大型鍋には対応しませんが、少人数での調理には十分な性能を備えています。
メリット:持ち運びに優れるコンパクト設計、タフまる譲りの防風性能
デメリット:火力は2.3kWと控えめ、対応鍋サイズは直径20cmまで
向いている人:ソロキャンプやデュオキャンプをメインにしている人
向いていない人:大人数での調理や大きな鍋を使いたい人
注意点:ダッチオーブンを使う場合は8インチまでです。
3. イワタニ カセットフー BO-(CB-AH-41N)
イワタニシリーズ最強の火力4.1kWを誇るモデル。家庭用コンロに迫るパワーで、強火調理を得意とします。
簡易的な風防は付いていますが、タフまるシリーズほどの防風性能はありません。その分、火力のパワーは圧倒的で、炒め物や焼き物をストレスなく調理できます。
メリット:シリーズ最強の火力、家庭用に近い感覚で使える
デメリット:ガス消費が早い、防風性能はタフまるに劣る
向いている人:炒め物や焼き物など強火調理を重視する人、火力を最優先したい人
向いていない人:風の非常に強い場所での使用をメインにする人
注意点:屋外で使う場合は、別途風よけを用意したほうが安心です。
4. イワタニ カセットフー 風まるIII
屋内外兼用を謳うバランス型モデル。アウトドアでも屋内でも違和感なく使えるデザインが特徴です。
火力は3.5kWとタフまるより強く、BO-よりは控えめ。携帯性と火力のバランスが取れており、幅広いシーンで活躍してくれます。
メリット:火力と携帯性のバランスが良い、インテリアにも馴染むデザイン
デメリット:タフまるほどの耐荷重は確認されていない
向いている人:アウトドアとインドアの両方で使用する人、デザインを重視する人
向いていない人:重いダッチオーブンを頻繁に使う人
注意点:耐荷重の公式記載がないため、重い調理器具を使う際は自己判断になります。
5. センゴクアラジン ポータブルガスカセットコンロ kama-do
レトロでおしゃれなデザインが魅力のセンゴクアラジン製。見た目だけでなく、機能面もしっかりアウトドア仕様です。
トルネードバーナーと風防カバーで耐風性に優れ、耐荷重は20kgとダッチオーブンにも対応。デザイン性と実用性を両立したい人に人気のモデルです。
メリット:高いデザイン性、優れた防風性能、ダッチオーブン対応の耐荷重
デメリット:他製品と比べて価格がやや高めの傾向
向いている人:キャンプギアにもこだわりたい人、デザインと機能性を両立させたい人
向いていない人:とにかく安価な製品を求めている人
注意点:ツーバーナータイプも展開されているので、人数や用途に合わせて選べます。
アウトドア用カセットコンロを選ぶときのよくある疑問
家庭用のカセットコンロとアウトドア用の違いは?
家庭用は屋内での使用を前提に設計されているため、風防が簡易的だったり、耐荷重が低めに設定されていることが多いです。一方、アウトドア用は風対策や耐久性、持ち運びやすさを重視した設計になっています。特に防風性能の差は大きく、アウトドア用を選んだほうが快適に使えます。
風が強い日でも問題なく使える?
風防性能が高いモデル(タフまるシリーズやkama-doなど)なら、ある程度の風はカバーできます。ただし、非常に強い風が予想される場合は、風よけのシートやパネルを追加で用意するなど、さらに対策をしておくと安心です。
ダッチオーブンはどのモデルでも使える?
耐荷重が20kgあるモデル(タフまる、kama-doなど)であれば、一般的なサイズのダッチオーブンに対応できます。ただし、対応鍋サイズにも注意が必要です。タフまるJr.のように耐荷重が低めのモデルでは、小さめのダッチオーブン(8インチ程度)を選ぶ必要があります。
どのメーカーのカセットコンロがおすすめ?
イワタニはアウトドア用ラインナップが豊富で、用途に合わせて選べるのが強みです。センゴクアラジンはデザイン性と機能性の両立が魅力。最近ではBALMUDAからもアウトドア向けモデルが登場しています。どのメーカーを選ぶかよりも、自分の使い方に合ったスペックのモデルを選ぶことが大切です。
アウトドア用カセットコンロを使う前の注意点
アウトドアでカセットコンロを使う前に、いくつか確認しておきたいポイントがあります。
まず、対応鍋サイズを必ず確認しましょう。小さすぎる鍋は不安定になるだけでなく、五輪を傷める原因にもなります。
次に、使用場所にも注意が必要です。テント内での使用は一酸化炭素中毒の危険があるため絶対に避けてください。風通しの良い場所で使いましょう。
そして、ガスボンベの扱いも重要です。直射日光の当たる場所や高温になる車内に放置すると危険です。使用後はボンベを外し、涼しい場所で保管するようにしてください。
まとめ:自分のスタイルに合ったアウトドア用カセットコンロを選ぼう
アウトドア用のカセットコンロを選ぶときは、風対策・火力・サイズ・安全性の4つを軸に考えると失敗しません。
ソロキャンプで軽量コンパクトを重視したい人は、タフまるJr.のようなモデルが候補になります。
ファミリーキャンプで大きな鍋やダッチオーブンを使いたい人には、タフまるやkama-doのように耐荷重の高いモデルが向いています。
火力を最優先したい人は、BO-のような高火力モデルを検討するとよいでしょう。
風に強いモデルを中心にご紹介しましたが、どの製品にもメリットとデメリットがあります。値段やデザインだけで選ぶのではなく、自分のアウトドアスタイルに合ったものを選ぶことが、快適なキャンプ料理への近道です。
価格や在庫状況は変動することがあるので、購入前に各販売ページで最新情報を確認するのを忘れずに。自分にぴったりの一台を見つけて、アウトドアでの食事をもっと楽しくしましょう。

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