「電気毛布って、電気代がすごくかかるんじゃないか……」そう思って、なかなか購入に踏み切れない方も多いのではないでしょうか。
確かに、電気を使う暖房器具は「高くつく」イメージがありますよね。でも実際は、電気毛布は暖房器具の中でもトップクラスに省エネなんです。
ここでは、電気毛布のワット数(消費電力)の目安から、実際の電気代、さらに他の暖房器具と比べてどれくらいお得なのかまで、わかりやすく解説していきます。
電気毛布のワット数はどのくらい?
まず、電気毛布のワット数(消費電力)の目安を確認しておきましょう。一口に電気毛布と言っても、サイズによって消費電力は異なります。
サイズ別の目安
アイリスオーヤマの公式情報をもとに、サイズ別の一般的な消費電力の目安をまとめると、以下のようになります。
- シングルサイズ:約40W
- セミダブルサイズ:約60W
- ダブルサイズ:約80W
この数値はあくまで目安で、製品によって多少の前後はあります。例えば、山善の掛け敷き兼用タイプの電気毛布は定格消費電力55Wです。
ちなみに、電気毛布のワット数は他の暖房器具と比べて、いかに小さいかがわかります。同じ布団の中で使う「電気あんか」が約40W前後、足元を温める「ホットカーペット」は中型サイズで約300W〜500Wです。それと比較しても、電気毛布のワット数がかなり控えめだと言えるでしょう。
電気毛布の電気代は実際いくら?
ここからは、気になる電気代を計算していきましょう。電気代は、以下の計算式で求めることができます。
消費電力(W) ÷ 1,000 × 使用時間(h) × 電力料金単価(円/kWh)
電力料金単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会の目安である1kWhあたり31円を使って計算するのが一般的です。
この単価を使って、代表的なワット数の電気代を1時間あたりで計算してみましょう。
ワット数別の電気代目安
- 40W(シングルサイズ目安)の場合
40W ÷ 1000 × 1時間 × 31円 = 約1.2円/時間 - 55W(掛け敷き兼用タイプ)の場合
55W ÷ 1000 × 1時間 × 31円 = 約1.7円/時間 - 80W(ダブルサイズ目安)の場合
80W ÷ 1000 × 1時間 × 31円 = 約2.5円/時間
「え、1時間たったの1〜2円くらい?」と驚かれた方もいるでしょう。そうなんです。電気毛布は、他の暖房器具と比べ物にならないほど電気代が安いんです。
また、多くの電気毛布は「強」「中」「弱」など温度調節ができます。設定を「弱」にすれば、消費電力はさらに下がります。
例えば、山善の掛け敷き兼用タイプでは、強運転時の消費電力量が37Whなのに対し、弱運転時は10Whまで下がります。この場合の1時間あたりの電気代は、約0.3円ほどになります。
他の暖房器具と電気代を比較してみよう
電気毛布のワット数がどれだけ小さいか、他の代表的な暖房器具と比較してみましょう。以下の数値は、いずれも目安です。
- 電気毛布(55W):1時間あたり約1.7円
- 電気あんか(40W):1時間あたり約1.2円
- こたつ(強時・500W):1時間あたり約15.5円
- ホットカーペット(中サイズ・400W):1時間あたり約12.4円
- エアコン暖房(8〜12畳用・730W):1時間あたり約22.6円
どうでしょう。エアコン1時間分の電気代で、電気毛布なら13時間以上も使えてしまう計算になります。
電気毛布は布団の中の限られた空間だけを直接温めるため、無駄がなく非常に効率的なんです。
電気毛布の選び方:ワット数だけじゃないチェックポイント
ワット数が低い=省エネというのは間違いありませんが、製品を選ぶ際にはワット数以外にもいくつかチェックしたいポイントがあります。
サイズを確認する
冒頭でもお伝えした通り、シングルとダブルではワット数が異なります。使う布団のサイズに合ったものを選びましょう。
タイプを選ぶ
電気毛布には主に以下のタイプがあります。
- 敷き毛布:布団の下に敷いて使うタイプ。寝ている間に背中側から温めてくれます。
- 掛け毛布:掛け布団として使うタイプ。上からかぶって使用します。
- 掛け敷き兼用:その名の通り、掛けても敷いても使えるタイプ。1台で2役こなしてくれるので便利です。
温度調節機能の有無
多くの製品が「強」「中」「弱」の3段階調節に対応しています。就寝中は「弱」にして使うことで、より節電になり、なおかつ低温やけどのリスクも減らせます。
洗濯の可否
一冬使うとどうしても汚れが気になりますよね。最近の製品は、コントローラーを外せば丸洗いできるタイプが増えています。清潔に保ちたい方には必須のチェックポイントです。
よくある疑問:つけっぱなしにすると電気代は高くなる?
「せっかく寝るまでに布団を温めても、寝ている間にスイッチを切ると冷めてしまう。かといってつけっぱなしは怖い……」
その気持ち、よくわかります。でも結論から言うと、電気毛布はつけっぱなしにしても、他の暖房器具ほど電気代が跳ね上がることはありません。
例えば、山善の55Wタイプを強運転(約1.7円/時)で8時間つけっぱなしにしたとしても、電気代は約13.6円です。弱運転ならさらに安くなります。
多くの電気毛布にはタイマー機能が搭載されており、就寝前にセットしておけば自動でオフになります。また、「就寝モード」 が搭載されている製品もあり、時間の経過とともに徐々に温度が下がっていくので、電気代の節約にもなります。
もしつけっぱなしで寝る場合は、必ず「弱」の設定にして、低温やけどに十分注意してください。
電気毛布を使う上での注意点
省エネで優秀な電気毛布ですが、使う上でいくつか注意すべき点もあります。
低温やけどに注意
電気毛布は直接肌に触れる状態で長時間使用するため、低温やけどを起こすリスクがあります。特に「強」の設定で寝てしまうのは非常に危険です。
- 就寝時は必ず「中」または「弱」に設定する
- 本体を直接肌に当てず、シーツやパジャマの上から使用する
- 体調が優れない時や就寝中は、タイマー機能を活用する
電熱線を折らないようにする
電気毛布の中には細い電熱線が通っています。無理に折りたたんだり、重いものを乗せたりすると断線の原因になります。
- 収納時は丁寧にたたむか、丸めて保管する
- 座布団代わりに使うなど、意図しない使い方はしない
まとめ
電気毛布のワット数は、一般的にシングルサイズで約40W、ダブルサイズで約80Wが目安です。
この数値は暖房器具の中でトップクラスに低く、1時間あたりの電気代は約1〜2.5円程度。エアコンと比べると、その差は歴然です。
毎日の暖房に「少しでも電気代を抑えたい」と思っている方にとって、電気毛布は非常に有力な選択肢のひとつになります。サイズやタイプ、温度調節機能などをチェックしながら、自分に合った一台を探してみてください。
この記事が、あなたの暖房器具選びの参考になれば幸いです。

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