ハイエースで車中泊を始めたいと思ったとき、最初に悩むのがベッドキット選びではないでしょうか。
「どのメーカーがいいの?」
「どれくらいの予算を考えればいい?」
「自分で取り付けられるの?」
そんな疑問を抱えながら、たくさんの製品情報を見比べて迷っている人も多いはずです。
この記事では、ハイエース用ベッドキットの選び方のポイントを整理したうえで、純正オプションを含む主要な製品を比較しながら紹介します。
価格帯や特徴、それぞれに向いている人・向いていない人もあわせて解説するので、自分に合ったベッドキットを見つけるための判断材料にしてください。
ハイエースにベッドキットが必要な理由とは
ハイエースは荷室が広く、車中泊に人気の車種です。
しかし、フラットな状態で寝ようと思うと、荷室の床面はそのままでは段差があり、快適な就寝スペースとは言えません。
そこで活躍するのがベッドキットです。
ベッドキットを入れることで、荷室がフラットな就寝スペースに変わります。さらに、ベッド下のスペースを収納として活用できるのも大きなメリットです。
車中泊を快適にするためには、ベッドキットの選び方が非常に重要になってきます。
ハイエース用ベッドキットの選び方
ベッドキットを選ぶときは、いくつかのポイントを押さえておくと失敗しにくくなります。
ここでは、製品を比較する前に押さえておきたい4つの選び方のポイントを紹介します。
高さ調整機能の有無と調整範囲
ベッドキットには、高さを調整できるタイプと固定タイプがあります。
高さ調整ができると、荷物の量に応じてベッドの高さを変えられるので便利です。例えば、自転車や大きな荷物を積むときはベッドを高くして下のスペースを確保したり、頭上スペースを広く取りたいときは低くしたりできます。
多くの製品は5〜6段階の高さ調整が可能で、調整範囲は30cm台から50cm台までと製品によって異なります。
ただし、高さを高くしすぎると頭上スペースが狭くなるので、自分の体格や使い方に合わせて選ぶことが大切です。
マットの厚みで寝心地が変わる
マットの厚みは、寝心地に直結する重要なポイントです。
厚みが10mm程度の薄いものから、45mm以上の分厚いものまで製品によってさまざまです。
薄いマットの場合は、別途マットや銀マットを追加することで寝心地を改善できます。厚みのあるマットはそのままでも快適に寝られますが、その分価格が高くなる傾向があります。
長時間の連泊を予定しているのか、ちょっとした仮眠程度なのかで、必要なマットの厚みは変わってくるでしょう。
価格帯とトータルコスト
ベッドキットの価格は、3万円台のものから20万円を超えるものまで幅広くあります。
製品本体の価格だけでなく、送料が別途かかる場合や、オプション品が必要になる場合もあるので、トータルコストで比較することが大切です。
また、マットが薄い製品は別途マットを購入する必要がある場合もあるので、その点も考慮しておきましょう。
多用途性で選ぶ
ベッドキットには、シンプルに就寝スペースとしてだけ使えるものから、跳ね上げ式でバイクや自転車を積んだまま使えるもの、収納スペースとしても活用できるものまで様々です。
バイクや自転車を運搬しながら車中泊も楽しみたいという人は、跳ね上げ式のベッドキットがおすすめです。左右独立して跳ね上げられるタイプなら、片側だけ跳ね上げて荷物を積みながらもう片側で寝ることもできます。
家族やグループで車中泊をする人は、2段式のベッドキットも選択肢に入ってくるでしょう。
ハイエース用ベッドキットのおすすめ製品を比較
ここからは、純正オプションを含む主要なハイエース用ベッドキットを紹介します。
価格帯や特徴が異なる製品をピックアップしているので、自分の用途や予算に合わせて検討してみてください。
1. トヨタ純正ベッドキット(Type Ⅱ架装オプション)
まず紹介するのは、トヨタ純正のベッドキットです。
これはハイエースのType Ⅱに設定されている架装オプションで、ディーラーでの一貫施工が可能な純正品です。
シングルベッドとボード3枚で構成され、簡単な操作で展開・格納できるのが特徴です。許容荷重は最大200kgで、シングルベッドが100kg、ボード1枚あたり100kgの耐久性があります。
価格は標準ボディが286,000円、ワイドボディが297,000円(税抜)です。
メリット
- 純正品ならではの品質保証(TCD:1年間2万km)が受けられる
- 車両との適合性が完璧
- ディーラーでの施工なので安心
デメリット
- アフターパーツと比較すると高価
- オプション設定のあるグレードが限られる
向いている人
- 純正品質を重視する人
- ディーラーで一貫して施工してほしい人
向いていない人
- 予算を抑えたい人
- DIYやカスタムを楽しみたい人
注意点
Type Ⅱ専用のオプションのため、すべてのグレードに設定があるわけではありません。購入前に自分のグレードで設定可能か確認しましょう。
2. WINGS-PARTS ベッドキット
次に紹介するのは、コスパの高さで人気のWINGS-PARTSのベッドキットです。
進行方向タイプのベッドキットで、5段階の高さ調整が可能です(32〜52cm)。工具不要で取り付けられるのも嬉しいポイントです。
価格は39,800円(税込・送料込)と、初心者にも手を出しやすい価格帯になっています。
メリット
- コスパが非常に良い
- 工具不要で簡単に取り付けられる
- 実使用レビューが多く、信頼性が高い
デメリット
- マットの厚みが10mmと薄め
- 長時間の連泊には別途マットの追加が必要
向いている人
- コスパを重視する初心者
- 最初の1台としてベッドキットを試してみたい人
向いていない人
- マットの厚みや高級感を重視する人
- 頻繁に長期の車中泊をする人
注意点
マットが薄いため、連泊する場合は銀マットや別売りのマットを追加することをおすすめします。口コミでも2年以上使用しても不具合がないという声が複数見られました。
3. LINKS FACTORY / Flat4 ベッドキット
寝心地を最優先したい人におすすめなのが、LINKS FACTORY(リンクスファクトリー)のベッドキットです。
マットの厚みが45mmと非常に厚く、そのままでも快適に寝られるのが特徴です。高さ調整は5段階(37.5〜52cm)で、進行方向タイプの製品です。
価格は58,080円(税別・送料別)です。
メリット
- マットが厚くクッション性が高い
- そのまま寝られる快適さがある
- 高級感があるとの口コミが多い
デメリット
- WINGSと比較すると価格が高い
- 送料が別途かかるため総額に注意が必要
向いている人
- 寝心地を最優先する人
- 長期の車中泊を計画している人
向いていない人
- 予算を抑えたい人
- 軽量・コンパクトを重視する人
注意点
楽天市場などで購入する場合、送料が別途かかることがあるので、購入前に総額を確認しておきましょう。口コミでは「そのまま寝られる」「高級感がある」という評価が多い一方、走行中の異音を指摘する声も一部で見られました。
4. ユーアイビークル マルチウェイフォルドベッドキット2
バイクや自転車と車中泊を両立したい人におすすめなのが、ユーアイビークルのマルチウェイフォルドベッドキット2です。
左右独立して跳ね上げられるため、バイクを積んだままでもベッドとして使用できます。オールステンレスフレームを採用し、耐荷重は300kg超の試験をクリアしています。
2023年末にはテクセルマットを採用した新モデルが発売され、従来比約50%の軽量化を実現しました。高さ調整は6段階(41〜63cm)と幅広いのが特徴です。
価格は209,000円〜(税込・送料別)です。
メリット
- 左右独立跳ね上げでバイク・自転車と両立可能
- 高品質な日本製で耐久性が高い
- 耐荷重が大きく安定感がある
デメリット
- 高価格帯
- 送料別の場合がある
- ウレタンなし仕様の場合は別途マットが必要
向いている人
- バイクや自転車を積みながら車中泊を楽しみたい人
- 高品質・高機能を求める人
向いていない人
- 予算を抑えたい人
- シンプルなベッドだけで十分な人
注意点
ウレタン付きとウレタンなしのモデルがあるので、購入時にどちらを選ぶか確認が必要です。テクセルマット搭載の新モデルは旧モデルと仕様が異なるので、情報をよく確認してから購入しましょう。
5. You Ten ベッドキット
とにかくコストを抑えたい人におすすめなのが、You Tenのベッドキットです。
その他タイプ(分割式)のベッドキットで、6段階の高さ調整(30〜44.5cm)が可能です。マットの厚みは40mmで、ベンチとしても活用できる多用途性があります。
価格は29,800円(税込・送料込)と、紹介している製品の中では最安値クラスです。さらに90日間の保証が付いています。
メリット
- 価格が非常に安い
- ベンチとしても使える
- 保証期間が設定されている
デメリット
- マットに段差が生じる可能性がある
- 高品質・高耐久性を求める人には物足りない可能性がある
向いている人
- とにかくコストを抑えたい人
- まずはベッドキットを試してみたい人
向いていない人
- 高品質・高耐久性を求める人
- 長期間の使用を想定している人
注意点
商品到着後1週間以内に状態を確認することをおすすめします。初期不良が発生した場合、往復送料がメーカー負担になる場合があります。口コミではマットの段差に関する指摘もあるため、気になる人は事前に確認しておきましょう。
ハイエースのベッドキットに関するよくある疑問
ここでは、ハイエースのベッドキットを検討するときに多くの人が持つ疑問をまとめました。
Q. ベッドキットは自分で取り付けられますか?
製品によって異なりますが、多くのアフターパーツは工具不要または簡単な工具で取り付けられるよう設計されています。WINGS-PARTSの製品は工具不要で取り付け可能です。
ただし、純正オプションの場合はディーラーでの架装施工となるため、基本的には自分で取り付けることは想定されていません。
不安な場合は、取り付け動画を参考にしたり、専門業者に依頼するのも選択肢のひとつです。
Q. 標準ボディとワイドボディでベッドキットは違いますか?
はい、異なります。
ハイエースには標準ボディとワイドボディがあり、車内の幅が異なるため、それぞれに対応したベッドキットを選ぶ必要があります。購入前に自分の車両がどちらのボディタイプかを確認しておきましょう。
Q. ベッドキットを選ぶとき、何を最優先に考えればいいですか?
予算、使用頻度、使い方によって優先すべきポイントは変わります。
たまに使う程度ならコスパ重視の製品でも十分ですが、頻繁に車中泊をするならマットの厚みや耐久性を重視したほうがいいでしょう。また、バイクを積むかどうかで跳ね上げ機能の有無も大きな判断基準になります。
Q. 別途マットを購入したほうがいいですか?
製品によって異なります。
マットの厚みが10mm程度の薄い製品の場合は、別途マットを追加することをおすすめします。一方、45mm以上の厚みがある製品ならそのままでも快適に寝られるでしょう。
自分の寝心地の好みや連泊の頻度に合わせて判断してください。
Q. 走行中にベッドキットがガタつくことはありますか?
製品によっては、走行中に異音が発生するという口コミもあります。
特に、固定方法が簡易的な製品や、経年劣化で緩みが生じた場合はガタつきが発生することがあります。購入前に口コミで異音に関する評価を確認しておくと安心です。
ハイエース用ベッドキットを選ぶときの注意点
最後に、ベッドキットを選ぶときに注意しておきたいポイントをまとめます。
自分のハイエースの年式とボディタイプを確認する
200系ハイエースでも年式やグレードによって若干の違いがあります。特に中古車を購入した場合や、グレードが特殊な場合は、対応製品が限られることもあるので注意が必要です。
トータルコストで比較する
製品本体の価格だけでなく、送料やオプション品、別途必要なマット代なども含めて総額で比較しましょう。一見安く見えても、送料やオプションを加えると他製品と大差ないこともあります。
口コミは参考程度に
口コミは実際の使用感を知るうえで参考になりますが、あくまで個人の感想です。自分の使い方や体格、好みとは異なる評価もあることを理解したうえで、判断材料のひとつとして捉えてください。
価格や仕様は変更される場合がある
この記事で紹介した価格や仕様は調査時点のものです。購入時には各メーカーの公式サイトや販売ページで最新情報を必ず確認するようにしてください。
まとめ:自分に合ったベッドキットで快適な車中泊を
ハイエースのベッドキットは、価格帯も機能もさまざまです。
コスパを重視するならWINGS-PARTS ベッドキットやYou Ten ベッドキット、寝心地を重視するならLINKS FACTORY / Flat4 ベッドキット、バイクと両立させたいならユーアイビークル マルチウェイフォルドベッドキット2、純正品質を求めるならトヨタ純正ベッドキットが選択肢になります。
どの製品にもメリットとデメリットがあるので、自分の予算や使い方、求める快適さに合わせて選ぶことが大切です。
この記事で紹介した選び方のポイントや製品比較を参考に、あなたにぴったりのハイエース用ベッドキットを見つけて、快適な車中泊ライフを始めてください。
購入前には必ず各メーカーの公式サイトや販売ページで最新の価格や仕様を確認することをおすすめします。

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