登山初心者装備は「三種の神器」から揃えるのが正解
登山初心者装備で最初にそろえるべきなのは、登山靴・ザック・レインウェアの3つです。この3つは「登山の三種の神器」と呼ばれ、安全に直結するため代用がききません。まずはこの3点を優先し、そのあとにヘッドランプや速乾性インナーなどを段階的に追加していくのがおすすめです。
この記事では、登山初心者装備の全体像を「今すぐ必要なもの」「次に揃えるもの」「後回しでいいもの」の3段階に分けて解説します。予算の目安や選び方のポイント、買ってはいけないもの、注意点までまとめました。読み終わるころには、自分が何をいつ買えばいいかがはっきりするはずです。
登山初心者装備の全体像|3段階で揃えれば迷わない
登山用品店に行くと装備の種類が多すぎて、つい「全部一気に揃えなきゃ」と思ってしまいますよね。でも実際は優先順位があります。最初から完璧を目指さなくて大丈夫です。
目安として、STEP1は最初の登山前、STEP2は2〜3回目まで、STEP3は慣れてからで問題ありません。まずはSTEP1だけで、多くの低山日帰り登山は安全に楽しめます。
STEP1:今すぐ必要な3点(三種の神器)
最初の登山前に必ず用意したいのが、登山靴、ザック
、レインウェア
の3点です。合計の目安は約4〜8万円。ここをケチると安全面に影響が出るので、最優先で揃えましょう。
STEP2:次に揃える3点
2〜3回目の登山までに、ヘッドランプ、速乾性インナー
、水筒
(またはソフトフラスク)を追加します。合計目安は約1〜3万円です。日没や天候変化に備えるための装備ですね。
STEP3:後回しにしていい装備
慣れてから徐々に揃えればいいのが、トレッキングポール、グローブ
、サングラス
、帽子
、ゲイター
などです。合計目安は約1〜5万円。登る山や季節に合わせて少しずつ足していきましょう。
登山初心者装備の三種の神器|選び方と予算
ここからは、最初に揃えたい3点を詳しく見ていきます。どれも「なんとなく」で選ぶと後悔しやすいので、ポイントを押さえてください。
登山靴|ミドルカットと防水透湿が初心者の基準
登山でスニーカーを使うと、岩場で滑る・下りで爪先が痛くなる・ぬかるみで靴の中が濡れるといったトラブルが起きやすくなります。登山靴のグリップ力・防水性・足首サポートは、それを防ぐための機能です。
予算目安は1.5〜2.5万円。初心者にはミドルカットが最もバランスが良く、防水透湿素材(ゴアテックスなど)入りを選ぶと安心です。必ず試着して、つま先に0.5〜1cm程度の余裕があるサイズを選びましょう。ネット購入は試着後がおすすめです。
ザック(バックパック)|日帰りなら20〜30L
日帰り登山なら、容量は20〜30Lが基準です。ザックはヒップベルトが重さを腰で受け止める設計になっており、普通のリュックとは疲れ方が全然違います。
予算目安は1.2〜2.5万円。ヒップベルトがしっかりしているもの、背面長に合ったサイズを選びましょう。試着時は荷物を入れた状態で確認するのがポイントです。
レインウェア|上下セパレートが基本
山の天気は急変します。「晴れ予報だったのに突然の雨」は珍しくありません。レインウェアは雨具というより、濡れと風による低体温症を防ぐ安全装備です。
予算目安は1.5〜3.5万円。防水性に加えて、ウェア内のムレを外に逃がす透湿性のあるものを選びましょう。上下セパレートタイプが基本です。
登山初心者装備の服装|レイヤリングを覚えよう
街と自然の中では気象状況が全く違います。変わりやすい天気や気温に対応するため、服装は「レイヤリング」という重ね着で調整します。
ベースレイヤーは汗を素早く吸収して拡散させ、肌をドライに保つ肌着のような服です。速乾性インナーとも呼ばれ、化繊やウール素材が向いています。綿は乾きにくいので避けましょう。
ミドルレイヤーは体温を調整する役割で、フリースやダウンジャケット
などが該当します。アウターは風や雨から身体を守る服で、レインウェア
が兼ねることも多いです。
パンツは乾きやすくストレッチのある素材で、ロングパンツが推奨されます。登山用靴下は足が疲れにくくなるので、普通の靴下よりおすすめです。
登山初心者装備の持ち物チェックリスト
登山には意外とたくさんの持ち物があります。ここでは代表的なものを挙げますが、登る山や時季によって変わるため、都度チェックしてください。
必ず準備するもの
水筒やソフトフラスク、行動食、地図、コンパス、ヘッドランプ
、救急セット、雨具
、防寒着などです。特にヘッドランプは日没に備えて必ず携行しましょう。
あると便利なもの
トレッキングポール、グローブ
、サングラス
、帽子
、ゲイター
、モバイルバッテリー
などがあると快適です。
登山初心者装備の注意点|買ってはいけないものと安全対策
初心者がやりがちな失敗が、いきなり全部を揃えようとすることです。まずは三種の神器だけで十分。また、ワークマンなどでも代用できるアイテムはありますが、特に登山靴は専用品を選んでください。
安全面では、早めの出発・早めの下山を心がけ、日没の1時間前までには下山できる計画を立てましょう。登山届の提出も忘れずに。道迷いしたときは、現在地を確認できる場所まで引き返すのが基本です。沢や谷には決して降りないようにしてください。
転倒・滑落は疲労による筋力や集中力の低下が関係しているといわれています。適度な休憩と余裕を持った計画を心がけましょう。
どこで買うのがいい?登山初心者装備の購入先
登山専門店は品揃えが豊富で、スタッフに相談できるのが強みです。特に登山靴やザック
はフィッティングが重要なので、専門店で試着するのがおすすめです。
スポーツ量販店も選択肢になりますが、登山専用品の取り扱いは店舗によって差があります。ネット通販は価格比較しやすい一方、サイズ選びに注意が必要です。試着は店舗、購入はネットという使い方も良いでしょう。
まとめ|登山初心者装備は優先順位どおりに揃えよう
登山初心者装備は、登山靴、ザック
、レインウェア
の三種の神器から始めるのが正解です。そのあとヘッドランプ
や速乾性インナー
を加え、慣れてからトレッキングポール
などを揃えていけばOK。予算や選び方のポイントを参考に、自分のペースで準備を進めてくださいね。

コメント