自宅で焼肉を食べたい。でも、煙が気になる、後片付けが面倒、どんなコンロを選べばいいかわからない……。そんな悩みをお持ちの方は少なくないでしょう。
この記事では、焼肉コンロの種類や選び方のポイントをわかりやすく解説するとともに、実際に購入を検討しやすい製品を紹介します。自分に合った一台を見つけるための判断材料として、ぜひ最後までご覧ください。
焼肉コンロを選ぶ前に知っておきたい3つのタイプ
焼肉コンロと一口にいっても、熱源や構造によっていくつかの種類があります。まずは大まかなタイプを押さえておきましょう。
ガス式(カセットコンロタイプ)
市販のカセットガスボンベを使って使うタイプです。火力が強く、直火で焼くことでお肉が香ばしく仕上がるのが特徴です。屋外でも使える携帯性の高さも魅力です。
電気式(ホットプレートタイプ)
コンセントを差して使うタイプです。火を使わないので、小さなお子さんがいる家庭でも比較的安全に使えます。煙が出にくい設計のものも多く、室内での使用に適しています。
コンロに載せるプレートタイプ
家庭用のガスコンロの上に専用の焼肉プレートを載せて使うタイプです。専用の焼肉コンロを買うほどではないけれど、たまに焼肉を楽しみたいという方に向いています。収納場所を取らないのもメリットです。
この中でも、特に「室内で手軽に焼肉を楽しみたい」というニーズが高いのがガス式の焼肉コンロです。そこで次からは、ガス式を中心に選び方のポイントを詳しく見ていきましょう。
焼肉コンロを選ぶ5つのポイント
焼肉コンロを選ぶときは、以下の5つのポイントをチェックすると失敗しにくいです。
1. 煙・ニオイ対策はできているか
室内で焼肉をする最大の心配は、やはり煙とニオイです。製品によっては、焼き面の温度を適切にコントロールして脂が過熱されすぎないようにする「スモークレス構造」を採用しているものがあります。煙が気になる方は、こうした機能が備わっているかを確認しましょう。
2. 火力は十分か
焼肉の美味しさを左右するのが火力です。カセットガス式の場合、最大発熱量が1.0kW(約900kcal/h)程度あれば、自宅での焼肉には十分な火力といえます。数値が大きいほど火力が強いので、お肉をジューシーに焼き上げたい方はチェックしてみてください。
3. サイズと重さは使い勝手に合っているか
何人家族で使うかによって、適切なプレートサイズは変わります。1〜2人用であれば直径25cm前後、3〜4人用であれば35cm以上が目安です。また、毎回出し入れすることを考えると、重さも重要なポイント。軽量なものほど取り回しが楽になります。
4. お手入れのしやすさ
焼肉の後片付けはどうしても面倒になりがちです。プレートがフッ素加工されていると、焦げ付きにくく汚れが落ちやすくなります。また、水受け皿やプレートが外せる構造になっていると、丸洗いできて衛生面でも安心です。
5. 安全性
カセットガス式の場合は、ガスボンベの着脱がしやすいか、転倒時にガスが止まる安全装置が付いているかなども確認しておきたいポイントです。テント内や車内などの密閉空間での使用は絶対に避けましょう。
イワタニの焼肉コンロシリーズを比較
焼肉コンロというと、まず名前が挙がるのがイワタニのシリーズです。ここでは、特に人気の高い3つの製品を紹介します。
1. やきまるII(型番:CB-SLG-2)
イワタニのスモークレス焼肉グリル「やきまるII」は、室内での焼肉を快適にするために設計された一台です。
特徴
直火式でありながら、焼き面温度を210〜250℃に保つことで、脂が炎に落ちて煙が発生するのを抑える「スモークレス構造」を採用しています。プレートは直径233mmのアルミダイカスト製で、フッ素樹脂加工が施されているため、焦げ付きにくくお手入れも簡単です。
メリット
・煙が少ないので、マンションなどの室内でも使いやすい
・直火焼きに近い感覚で、お肉を美味しく焼ける
・コンパクトで収納しやすい(サイズ:303×278×149mm、重さ:約2.0kg)
デメリット
・カセットガス式のため、ガスボンベの購入が別途必要
・電気式に比べると、火を使うことへの注意が必要
向いている人
煙を気にせず、自宅で本格的な焼肉を楽しみたい人。特にマンション住まいの方におすすめです。
向いていない人
ランニングコストをとにかく抑えたい人や、火を使うことに抵抗がある人。
注意点
使用時は水受け皿に水を入れる必要があります。また、カセットガスボンベは別売りです。最大発熱量は1.0kW、連続燃焼時間は約217分(気温20〜25℃のとき)です。価格はオープン価格となっています。
2. タフまる(型番:CB-TF-M など)
「タフまる」は、アウトドアでの使用を想定して設計されたカセットコンロです。
特徴
ダブル風防ユニットを搭載し、風が強い環境でも火力が安定しやすいのが大きな特徴です。耐荷重は20kgと頑丈で、大きな鉄板や重い鍋を載せても安定して使えます。
メリット
・風に強く、キャンプなどの屋外シーンで活躍する
・耐荷重が高いので、大人数の焼肉にも対応しやすい
・イワタニ製の専用プレートを組み合わせれば焼肉コンロとしても使える
デメリット
・焼肉プレートは別売りのため、初期投資がややかかる
・屋内専用というよりは、アウトドア向けの設計
向いている人
キャンプなどのアウトドアでも焼肉を楽しみたい人。風の強い場所で使うことが多い人にも向いています。
向いていない人
焼肉プレートが最初から付属している製品を探している人。初めての一台として考えると、別途プレートを購入する手間がかかります。
注意点
焼肉用として使う場合は、別売りの「焼肉プレート」を購入する必要があります。価格はオープン価格です。
3. 焼肉プレートL(型番:CB-A-YPL)
こちらは、カセットコンロに載せて使う専用の焼肉プレートです。
特徴
イワタニのカセットコンロにぴったり合うように設計された波形プレートです。表面はフッ素加工されており、余分な脂がプレートの溝に落ちる構造になっています。サイズは33.7cm×33.7cmのLサイズで、3〜4人向けです。
メリット
・すでにイワタニのカセットコンロを持っている人には、本体を買い足さずに焼肉が楽しめる
・コンパクトで収納しやすい
・比較的リーズナブルな価格(参考価格:1,980円〜)
デメリット
・カセットコンロ本体が別途必要
・煙対策はコンロ本体に依存するため、設置するコンロによっては煙が出やすい
向いている人
すでにイワタニのカセットコンロを持っていて、収納場所を取らずに焼肉を楽しみたい人。手軽に焼肉を始めたい方にもおすすめです。
向いていない人
カセットコンロ本体を持っていない人。本体から揃えると、プレート代に加えてコンロ代もかかります。
注意点
家庭用のガスコンロの上でも使用できますが、安定性に注意してください。Sサイズも販売されており、こちらは少人数向けです。
もっと本格的な焼肉を楽しみたい人向けの選択肢
ここまで紹介した製品は、一般的な家庭での使用を想定したものです。しかし、「もっと焼き上がりにこだわりたい」「よく大人数で焼肉をする」という方には、別の選択肢もあります。
たとえば、高級焼肉器 じゅんは、輻射板(遠赤外線)を使用した加熱方式を採用している業務用モデルです。鋳物鉄板を使うことでムラなく焼けるのが特徴で、本格的な焼き上がりを求める人に向いています。
ただし、価格は13,980円〜とやや高めで、重量も17kgと非常に重いのがデメリットです。一般家庭での使用というよりも、焼肉店のような仕上がりを自宅で再現したいという方に向いた製品といえます。購入を検討する際は、設置場所やガス接続口の規格(Φ9.5など)を事前に確認しておきましょう。
よくある質問と不安を解消
Q. マンションでも焼肉コンロは使えますか?
煙やニオイが気になる方は、スモークレス構造の製品を選ぶとよいでしょう。「やきまるII」のように、焼き面の温度をコントロールして煙の発生を抑える設計のものがおすすめです。ただし、換気は必ず行い、部屋の構造や管理規約も確認しておきましょう。
Q. ガス式と電気式、どちらがおすすめですか?
火力の強さと焼き上がりの香ばしさを重視するならガス式、火を使わない安全性や手軽さを重視するなら電気式が向いています。お子さんがいる家庭や、コンセントさえあればどこでも使いたいという方は電気式も検討してみてください。
Q. 片付けが楽な製品はどれですか?
フッ素加工が施されたプレートは焦げ付きにくく、汚れが落ちやすいです。また、プレートや水受け皿が取り外せる製品は丸洗いできるので、衛生的でお手入れもラクです。
Q. 一人暮らしにはどのサイズがいいですか?
1〜2人用であれば、直径25cm前後のプレートサイズがちょうどよいでしょう。「焼肉プレートS」などの小さめのサイズを選ぶと、収納場所も取らずに済みます。
自分に合った焼肉コンロを見つけよう
焼肉コンロを選ぶときは、使用シーンと煙対策、お手入れのしやすさを優先して考えると失敗しにくいです。
| こんな人には | おすすめ製品 |
|---|---|
| 室内で煙を気にせず焼肉を楽しみたい | やきまるII |
| キャンプなど屋外でも使いたい | タフまる + 焼肉プレート |
| すでにカセットコンロを持っている | 焼肉プレートL(またはS) |
| 焼き上がりにこだわりたい | 高級焼肉器 じゅん(業務用) |
自宅での焼肉がもっと手軽に、そしてもっと美味しくなるように。この記事が、あなたにぴったりの焼肉コンロを見つけるためのお役に立てば嬉しいです。
購入前に各製品の最新の価格やスペックは、必ず公式サイトや販売ページでご確認ください。

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