ハイエースでの車中泊やレジャーを快適にする「ベッドキット」。荷室に設置するだけで、フラットな就寝スペースが手軽に作れる便利なアイテムです。でも、いざ選ぼうとすると、価格も仕様もメーカーもさまざまで、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
この記事では、ハイエース用ベッドキットの選び方のポイントを整理しながら、代表的な製品の特徴を比較していきます。自分に合ったベッドキットを見つけるための判断材料として、ぜひ参考にしてください。
ハイエース用ベッドキットの選び方
まずは、ベッドキットを選ぶときに押さえておきたい4つのポイントを解説します。
1. マットの厚み
寝心地に直結するのがマットの厚みです。薄いものだと10mm程度、厚いものだと45mm以上の製品もあります。厚みがあるほどクッション性が高く、そのままでも快適に眠れますが、その分価格も上がる傾向があります。逆に薄いものは価格が抑えられますが、長時間の就寝には別途マットを追加したほうがいいでしょう。
2. 高さ調整機能
ベッドの高さが調整できると、収納スペースの確保や車内での居住性を自分好みに変えられます。荷物を多く積みたいなら高めに、頭上空間を広く取りたいなら低めに設定するなど、使い方に合わせて調整できるのがメリットです。製品によって調整段数が異なるので、チェックしておきましょう。
3. タイプ
ベッドキットには大きく分けて「進行方向タイプ」と「跳ね上げタイプ」などがあります。進行方向タイプは車の進行方向に沿って長く設置するタイプで、2人横並びで寝られるのが特徴です。跳ね上げタイプは使わないときに跳ね上げて荷物スペースを確保できるため、車内レイアウトの自由度が高まります。
4. 価格帯
価格は3万円台のエントリーモデルから、20万円を超える高機能モデルまで幅広くあります。予算と求める機能のバランスを考えて選ぶのが大切です。安さだけで選ぶと寝心地や耐久性で後悔する可能性もあるので、自分の使い方に合った製品を選びましょう。
ハイエース用ベッドキットのおすすめ製品を比較
ここからは、代表的なハイエース用ベッドキットを紹介します。それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較しながら見ていきましょう。
1. WINGS ハイエース用ベッドキット
エントリーモデルとして人気のWINGSのベッドキットは、価格が約39,800円(税込・送料込)と手頃なのが魅力です。
特徴
進行方向タイプで、夫婦2人が横並びで就寝できるサイズ感。高さ調整は5段階(32〜52cm)で、工具不要で約1時間で組み立てられます。
メリット
・コストパフォーマンスが非常に高い
・工具不要で簡単に組み立てられる
・口コミ評価も比較的良好
デメリット
・マットの厚みが10mmと薄め
・長時間の就寝には底つき感を感じる可能性がある
向いている人
予算を抑えたい初心者や、まずは気軽に車中泊を始めたい人。週末の1泊程度の利用なら十分な選択肢です。
向いていない人
寝心地を最優先する人や、長期間の車中泊を予定している人は、マットの薄さが気になるかもしれません。
購入前の注意点
マットが薄いので、快適に寝たい場合は銀マットや追加のマットを用意することをおすすめします。口コミでは「2年以上使用しているが、1泊程度ならマットの硬さは気にならない」という声もある一方で、個人差があるので参考程度に捉えてください。
2. LINKS FACTORY Flat4 ベッドキット(9型)
LINKS FACTORYのFlat4シリーズは、快適性を重視する人におすすめのモデルです。
特徴
進行方向タイプで、マット厚が45mmと非常に厚く、そのままでも快適に就寝できます。高さ調整は5段階(37.5〜52cm)で、スーパーソフトレザーを使用した高級感のある仕上がりが特徴です。
メリット
・マットが厚く、そのままでも快適に眠れる
・高級感のあるデザインと素材
・口コミでは「そのまま寝られる」との評価が多い
デメリット
・価格が58,080円(税込)とWINGSより高い
・送料が別途かかる場合がある
向いている人
寝心地や質感を重視する人や、長距離・長期間の車中泊を計画している人。快適な睡眠環境を求めるなら有力な選択肢です。
向いていない人
予算を最優先する人。コスパだけを重視するなら、他の製品のほうが合うかもしれません。
購入前の注意点
送料別のため、購入時は総額を必ず確認してください。口コミでは「そのまま寝られる」「高級感がある」という声がありますが、使用感には個人差があります。
3. ユーアイビークル マルチウェイベッドキット
ユーアイビークルはハイエース用ベッドキットの先駆者的存在として知られるメーカーです。
特徴
左右独立して跳ね上げ可能な構造が特徴で、荷物スペースと就寝スペースを柔軟に切り替えられます。ベッド高は6段階調整可能(標準ボディで330〜530mm)。オールステンレスフレームと高耐久フラッシュ板を採用し、耐荷重は300kg超。日本製です。
メリット
・跳ね上げで車内レイアウトを自由に変えられる
・高い耐久性と品質
・6段階の細かい高さ調整が可能
デメリット
・価格が高額(約20万円超)
・一部モデルはマット(ウレタン)が別売りの場合がある
向いている人
荷物の積み下ろし頻度が高く、車内レイアウトを頻繁に変えたい人。品質や耐久性を重視する人にもおすすめです。
向いていない人
予算を抑えたい初心者や、シンプルな構造で十分という人にはオーバースペックかもしれません。
購入前の注意点
紹介されているモデルによってはウレタンマットが付属しない場合があるため、商品ページで付属品を必ず確認してください。2023年末以降はテクセルマットを使用した超軽量モデルも発売されています。
4. FD-BOX ベッドキット(フレックスドリーム)
フレックスドリームのFD-BOXシリーズは、多用途に使える分割タイプのベッドキットです。
特徴
Type1(ベッド下高さ約34cm)とType2(ベッド下高さ約39cm)の2種類から選択可能。マットを外すことで横乗りベンチやリビングスペースとしても使用できます。日本製(WORKVOX製)です。
メリット
・用途に合わせてベッド下高さを選べる
・多用途に使える汎用性の高さ
・価格は10万円前後と中価格帯
デメリット
・Type2はサイドポケットがマットと被る場合がある
・発送不可で店舗での取り付けが必要(工賃別)
向いている人
車内レイアウトの自由度を重視する人。Type2ならクーラーボックスなど大物荷物をベッド下に収納したい人にもおすすめです。
向いていない人
自宅に送付して自分で取り付けたい人は、店舗取り付けが必須な点がネックになります。
購入前の注意点
取り付けは店舗での作業となるため、遠方の場合は利用が難しい可能性があります。価格は標準ボディ用99,800円、ワイドボディ用109,800円(税抜)で、工賃は別途かかります。
5. トヨタ純正ベッドキット(MULTI ROLE TRANSPORTER)
トヨタ純正のベッドキットは、新車購入時にオプションとして装着できる信頼の一品です。
特徴
シングルベッド+ボード3枚の構成。許容荷重は最大200kg(シングルベッド100kg/ボード1枚100kg)。ベッドの展開・格納が簡単で、シングルベッドモードとベッドモードで使用できます。
メリット
・純正品のため車両との適合性や品質が保証されている
・新車購入時に同時に導入できる
・補助バッテリーやサイドテーブルなどの関連オプションも同時装着可能
デメリット
・価格が高い(標準ボディ286,000円〜/ワイドボディ297,000円、税抜)
・アフターパーツと比べるとカスタマイズ性や選択肢が限られる
向いている人
新車購入時に純正オプションとして一式揃えたい人や、信頼性や保証を重視する人。
向いていない人
予算を抑えたい人や、より多様なデザインや機能を求める人。
購入前の注意点
価格はオプション装着時の参考価格です。最新の価格は販売店で確認する必要があります。
そのほかの選択肢(関連候補)
上記の製品のほかに、アベスト(Avest)ベッドキットも低価格帯の選択肢として知られています。5万円以下で購入可能で、マットの厚みは10mmと40mmから選択でき、5段階の高さ調整機能が付いています。ただし、公式サイトや信頼できる販売ページが確認できていないため、製品の詳細な品質やアフターサポートについては不明な点が多いです。購入を検討する際は、最新の販売情報をよく確認することをおすすめします。
よくある疑問
Q. 夫婦2人で使えるベッドキットはどれですか?
進行方向タイプの製品(WINGSやLINKS FACTORY Flat4など)が該当します。横並びで就寝できるサイズ感になっているので、2人での車中泊に適しています。
Q. 荷物をたくさん積みたい場合のベッドの選び方は?
跳ね上げタイプのユーアイビークルや、高さ調整機能が充実している製品が有利です。使わないときにベッドを跳ね上げたり、高めに設定することで、荷物スペースを広く確保できます。
Q. 取付は自分でできますか?
ほとんどの製品は工具不要で簡単に取り付けられます。WINGSなどは約1時間で組み立てられるので、特別な知識やスキルがなくても大丈夫です。ただし、FD-BOXのように店舗取り付けが必須の製品もあるので、事前に確認しましょう。
Q. 走行中にガタつきや異音は出ませんか?
製品によって異なりますが、しっかり固定されていれば問題ない場合が多いです。ただし、口コミで異音が気になるとの指摘がある製品もあるので、レビューを確認するのがおすすめです。
まとめ
ハイエース用ベッドキットは、価格帯や機能、タイプが実にさまざまです。自分にとって何が最優先かを決めてから選ぶと、後悔しにくいでしょう。
| 重視するポイント | おすすめの製品 |
|---|---|
| とにかく安く始めたい | WINGS |
| 寝心地を最優先したい | LINKS FACTORY Flat4 |
| 車内レイアウトの自由度がほしい | ユーアイビークル マルチウェイベッドキット |
| 多用途に使いたい | FD-BOX |
| 純正の信頼性がほしい | トヨタ純正ベッドキット |
どの製品を選ぶにしても、価格や仕様は変更される場合があります。購入前には必ず公式サイトや販売ページで最新情報を確認するようにしてください。また、口コミ情報は参考程度にし、自分の使い方や目的に合うかどうかを最優先に考えましょう。
自分にぴったりのベッドキットを見つけて、快適なハイエースライフを楽しんでくださいね。

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