「お店で出てくるような、キラキラとした透明な氷を自宅でも作ってみたい」
そう思ったことはありませんか?
でも、「特別な機械が必要なんじゃないか」「ミネラルウォーターじゃないと無理なんじゃないか」と、なんだかハードルが高く感じてしまいますよね。
じつは、透明な氷は特別な道具を使わなくても、家庭にあるもので十分作ることができます。
ここでは、松本市上下水道局が公式に公開している方法をもとに、透明な氷ができる仕組みと自宅で簡単に実践できる手順をわかりやすく解説していきます。
水道水でも問題なく作れるという点も、この方法の大きな特徴です。
まずは結論。家庭で透明な氷を作るための3つのポイント
透明な氷を作るために、まずはこの3つのポイントをおさえておきましょう。
- ゆっくり時間をかけて凍らせること
- 氷の下部に不純物を集めること
- 適切なタイミングで冷凍庫から取り出すこと
これらを実現するためのコツを、次の章から具体的に解説していきます。
なぜ家庭で作る氷は白く濁るのか?その仕組みを知ろう
透明な氷を作るには、まずなぜ氷が白く濁るのかを知っておくことが大切です。
水道水には、空気やミネラルなどの不純物が含まれています。これをそのまま冷凍庫に入れると、水が外側から内側に向かって凍り始めます。凍っていない部分には不純物がどんどんと押しやられていき、最後に凍る中心部にそれらが集中します。この不純物が集まった部分が白く濁って見えるのです。
つまり、不純物をうまく分離して取り除くことができれば、透明な氷ができるというわけです。
透明な氷の簡単な作り方。水道水でできる手順を解説
ここからは、実際に自宅で透明な氷を作るための手順を紹介します。材料も工程もシンプルで、誰でもすぐに始められますよ。
準備するものはこちらです。
- 水道水
- 発泡スチロールの箱(保冷や断熱に使うもの)
- 水を入れる容器(タッパーやボウルなど、お手持ちのものでOK)
- タオル(または布きれ)
1. 水道水を容器に入れる
まずは、透明な氷を作りたい分の水道水を、好きな容器に入れます。製氷皿ではなく、ある程度深さがあるタッパーやボウルを使うと、後の工程で不純物を取り除きやすくなります。
2. 発泡スチロールの箱にセットする
発泡スチロールの箱の底にタオルを敷き、その上に水を入れた容器を置きます。そして、容器の周りをさらにタオルで囲みましょう。
このとき、冷凍庫の冷気が直接容器に当たらないようにすることがポイントです。タオルが緩衝材の役割を果たし、周りからゆっくりと均一に冷やすことができます。
3. 冷凍庫でゆっくりと凍らせる
セットができたら、冷凍庫に入れます。ここで重要なのが、時間をかけてゆっくり凍らせること。冷凍庫の温度は、マイナス10℃からマイナス20℃が目安です。一般的な家庭用冷凍庫は約マイナス18℃に設定されていることが多いので、そのまま使って大丈夫です。
冷凍時間の目安は18時間から30時間。氷の大きさや冷凍庫の設定温度によって時間は前後しますが、じっくりと時間をかけるのが成功の秘訣です。
4. 6〜8割凍ったら取り出す
ここが一番の見極めどころです。すべてがカチカチに凍る前に、全体の6〜8割が凍ったタイミングで冷凍庫から取り出します。
なぜなら、まだ凍っていない部分(=不純物が集まった部分)が残っているうちに取り出すことで、その部分を簡単に取り除くことができるからです。
5. 白く濁った部分を取り除く
取り出した氷を見てみると、上の方は透明に、下の方は白く濁っているのがわかるはずです。この白く濁った下部の部分はまだ凍っていないため、簡単に取り除くことができます。
あとは、残った透明な部分をお好みの大きさにカットすれば完成です。
透明な氷の魅力は見た目だけじゃない
せっかく作るなら、透明な氷の魅力を知っておきましょう。
- 溶けにくい:空気を含まないため密度が高く、通常の氷よりも溶けるスピードが遅いです。
- 味や臭いが気にならない:不純物が取り除かれているため、カルキ臭などの水道水特有の臭いが抑えられます。
- 見た目が美しい:何よりグラスに浮かぶその姿は、お店で出てくるような高級感があります。
透明な氷を作るときのよくある質問
Q. 水道水でも本当に透明な氷はできますか?
はい。今回ご紹介した方法は、水道水を使うことを前提として松本市上下水道局が公開しているものです。特別な水を用意する必要はありません。
Q. 発泡スチロールの箱がありません。代わりになるものはありますか?
発泡スチロールの箱は断熱性が高く最適ですが、もしなければクーラーボックスでも代用できます。また、発泡スチロールが手に入らない場合は、容器を大きめの段ボール箱にタオルをたくさん詰めて包み込む方法でも、ある程度の効果が期待できます。
Q. 時間がかかりすぎてしまいます。早く作る方法はありますか?
ゆっくり凍らせることが透明な氷を作るための重要なポイントなので、時間を短縮することは難しいです。どうしても早く必要な場合は、市販の透明氷専用の製氷機を検討するのもひとつの手ですが、今回の方法は特別な機器を買う必要がない分、時間をかけてじっくり作る楽しみ方と言えるでしょう。
まとめ。家庭でできる簡単な方法で、特別なひとときを
透明な氷を作るためのポイントは、「ゆっくり凍らせること」と「不純物を分離すること」 です。
少し時間はかかりますが、特別な道具は必要ありません。コツさえつかめば、水道水でもきれいな氷が作れるようになります。
自宅でちょっとしたおもてなしの席や、普段の飲み物をワンランクアップさせたいときに、ぜひこの方法を試してみてください。キラキラと輝く透明な氷は、いつもの時間を特別なものに変えてくれるはずです。
ぜひ、ご自宅で透明な氷作りに挑戦してみてくださいね。

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