キャンプ用のバーナー選びで「スノーピーク フラットバーナー(GS-450R)」という名前を聞いたことはありませんか。
スノーピークのIGT(アイアングリルテーブル)システムに対応したシングルバーナーで、テーブルと一体化できるのが大きな特徴です。「フラットバーナー」という名前の通り、バーナーヘッドが露出しておらず、フラットな形状がユニークな製品です。
この記事では、スノーピーク フラットバーナー(GS-450R) の基本的な特徴からスペック、使い方、口コミでよく聞かれる評判、購入前に知っておきたい注意点までまとめました。
これから購入を検討している方の判断材料になれば幸いです。
スノーピーク フラットバーナー(GS-450R)とは
スノーピーク フラットバーナー(GS-450R)は、アウトドアブランド「スノーピーク」が販売するカートリッジガス式のシングルバーナーです。
最大の特徴は、IGT(アイアングリルテーブル)の1ユニットサイズに設計されている点です。IGTフレームにはめ込んで使うことで、テーブルの一部としてバーナーを設置できます。
型番は「GS-450R」で、2021年8月に旧モデル(GS-450)から仕様変更されました。主な変更点は、汁受け(風防)の材質が変更されたことです。現在販売されているのはGS-450Rですので、購入時は型番を確認するとよいでしょう。
主なスペック
公式情報で確認できるスペックは以下のとおりです。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 価格 | ¥14,520(税込) |
| サイズ | 270×410×110mm |
| 重量 | 1.9kg |
| 出力 | 3,000kcal/h |
| 対応鍋径 | Φ23cm以下 |
| 対応ガス缶 | スノーピーク ギガパワーガス(GPシリーズ) |
重量は約1.9kgと、コンパクトなバーナーと比べるとやや重めです。ただし、その分安定感があり、しっかりした調理環境を求める人には評価されています。
また、PSLPGマークを取得済みの製品です。このマークは、一般社団法人日本ガス石油機器工業会が定める安全基準を満たした製品に付与されるもので、安全性が確認されています。
IGTシステムと組み合わせるのがおすすめ
このバーナーの真価が発揮されるのは、やはりスノーピークのIGTシステムと組み合わせたときです。
IGTは「アイアングリルテーブル」の略称で、スノーピークが展開するモジュール式のテーブルシステムです。1ユニットサイズのフレームに、バーナーやシンク、カセットコンロなどのパーツをはめ込んで使います。
フラットバーナーをはめ込めば、テーブル上にバーナーが出っ張らず、調理スペースを広く使えるのが魅力です。バーナーがテーブルと一体になるので、安定感もあり、料理に集中しやすくなります。
ただし、IGTを持っていなくても単体で使用できます。平らな地面やテーブルにそのまま置いて使うことも可能です。
フラットバーナーのメリット
フラットバーナー(GS-450R)を検討するうえで、知っておきたいメリットを整理しました。
耐風性が高い
バーナーヘッドがフレーム内に収まっているため、風の影響を受けにくい構造です。一般的な据え置き型バーナーと比べて、風が直接火にあたりにくいのがポイントです。風よけを別途用意しなくても、ある程度の耐風性能が期待できます。
火力がしっかりしている
出力は3,000kcal/h(発熱量)です。キャンプでの調理に十分な火力があり、火力が弱いと感じることは少ないでしょう。煮込み料理や炒め物など、幅広い調理に対応できます。
掃除がしやすい
分解して洗える構造になっているのも大きなメリットです。バーナー部分や汁受けを分解できるので、使った後の油汚れや焦げ付きもしっかり落とせます。
キャンプ用品はどうしても汚れやすいもの。掃除のしやすさは、長く使い続けるうえで重要なポイントです。
IGTユーザーには特におすすめ
すでにIGTシステムを使っている人にとっては、迷うことなく検討できる選択肢でしょう。IGTの魅力を最大限に活かせるバーナーです。テーブルと一体化することで、調理スペースが広がり、キャンプのクッキングがより快適になります。
フラットバーナーのデメリット
良い点だけでなく、知っておきたいデメリットもあります。
コンパクトなバーナーに比べると大きい
サイズは270×410×110mm、重量は1.9kgです。持ち運びを最優先するソロキャンパーやバックパッカーにはやや大きく感じるかもしれません。
収納時にはそれなりのスペースを取るため、荷物を最小限にしたい人には他の選択肢も検討したほうがよいでしょう。
価格帯はやや高め
価格は¥14,520(税込)です。エントリーモデルのバーナーと比べると高価格帯です。ただし、IGTとの親和性や耐久性、スノーピーク製品としての品質を考えると、長く使うことを前提にした投資ととらえることもできます。
ダッチオーブンは使えない
公式情報で対応鍋径はΦ23cm以下とされています。そのため、大きなダッチオーブンは使用できません。ダッチオーブン料理をメインに考えている場合は、別のバーナーやコンロを検討する必要があります。
どんな人に向いているか
向いている人、向いていない人をそれぞれ整理しました。
向いている人
- スノーピークのIGTシステムをすでに使っている、または導入を検討している人
- テーブルと一体化した調理環境を好む人
- ある程度の安定感や耐風性を重視する人
- 掃除のしやすさを重視する人
- 長く使える製品を選びたい人
向いていない人
- ソロキャンプやバックパッキングで極力荷物を減らしたい人
- コンパクトバーナーを探している人
- 予算を最優先にしたい人
- ダッチオーブン料理をメインで楽しみたい人
自分がどのタイプに当てはまるかを考えながら検討するとよいでしょう。
口コミで見られる評判
実際に使用した人の声を参考に、口コミで多い意見をまとめました。なお、口コミはあくまで個人の感想であり、使用感には個人差があります。
良い口コミ
- スノーピークのテーブルと組み合わせて使っているが、調理スペースが広く使いやすい
- 火力が強くて安定している
- 掃除がしやすいのが助かる
- フラットな見た目が気に入っている
- もっと早く買えばよかった
気になる口コミ
- 収納ケースがペラペラでしっかりしていない
- コンパクトバーナーと比べると持ち運びに場所を取る
- 価格がもう少し安ければ
収納ケースについては「もう少ししっかりしたものがよかった」という声が複数見られました。購入後に別途収納ケースを用意するのも選択肢のひとつです。
フラットバーナーを使うときの注意点
購入前や使用前に知っておきたい注意点をまとめました。
対応ガス缶を確認する
公式対応ガス缶はスノーピークのギガパワーガス(GPシリーズ)です。寒い時期にはプロパンガス配合率の高い「金缶」(GP-500GR/GP-250GR)の使用が推奨されています。気温が低いとガスの気化が悪くなり火力が落ちるため、冬キャンプでは金缶を選ぶとよいでしょう。
なお、カセットボンベ(CB缶)は純正仕様では対応していません。ただし、アダプターを使用したカスタム事例があることも事実です。カスタムする場合は自己責任となり、メーカー保証の対象外となる可能性がある点に注意してください。
ダッチオーブンは使用不可
前述のとおり、対応鍋径はΦ23cm以下です。大きなダッチオーブンや大きめの鍋は使用できないため、調理計画に注意が必要です。
分解する際は自己責任で
分解して掃除できる構造ですが、メーカーが推奨する範囲を超えた分解や改造はメーカー保証の対象外となる可能性があります。取扱説明書をよく読んだうえで、正しい手順で掃除やメンテナンスを行いましょう。
屋内での使用は厳禁
これはすべてのカートリッジガスバーナーに共通しますが、屋内での使用は絶対に避けてください。一酸化炭素中毒の危険があります。換気のよい屋外で使用することが大前提です。
フラットバーナーに関するよくある疑問
IGT以外のテーブルでも使える?
はい。単体で使用できます。平らな場所にそのまま置いて使うことが可能です。IGTにビルトインするのが本来の使い方ではありますが、IGTを持っていなくても購入する価値はあります。
カセットガス(CB缶)は使える?
純正の仕様ではスノーピーク ギガパワーガス(OD缶)に対応しています。カセットガス(CB缶)はそのままでは使用できません。ただし、アダプターを使えば使用できるというカスタム事例もありますが、あくまで自己責任の範囲です。
掃除は簡単?
分解して掃除できる構造なので、比較的簡単に掃除ができます。ただし、強火で使い続けると部品の劣化もあるため、定期的なメンテナンスをおすすめします。
旧モデル(GS-450)と現行モデル(GS-450R)の違いは?
2021年8月の仕様変更で、汁受け(風防)の材質が変更されました。それ以外のスペックや基本設計は大きく変わっていません。中古品を探す場合は、旧モデルと現行モデルで細部が異なる点に注意しましょう。
スノーピーク フラットバーナー(GS-450R)のまとめ
スノーピーク フラットバーナー(GS-450R) は、IGTシステムとの親和性が高く、安定した調理環境を求めるキャンパーに選ばれているシングルバーナーです。
耐風性の高さ、火力の安定感、掃除のしやすさがメリットとして挙げられます。その一方で、コンパクトさを重視する方や、より手頃な価格帯を求める方には別の選択肢も検討したほうがよいでしょう。
IGTユーザーであれば、ぜひ検討したいアイテムのひとつです。IGTを持っていなくても、単体バーナーとしての実力は十分にあります。
購入を検討している方は、この記事で紹介したスペックや口コミ、注意点を踏まえたうえで、ご自身のキャンプスタイルに合うかどうかを判断してみてください。

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