SEO対策を始めようと思ったとき、最初に立ちはだかる壁が「キーワード選定」ではないでしょうか。
「どんなキーワードで記事を書けばいいの?」
「検索ボリュームってどうやって調べるの?」
「選んだキーワードが本当に正しいのか不安…」
そんな悩みをお持ちの方に向けて、この記事ではSEOキーワード選定の基本的な考え方から、具体的な手順、使えるツールまでをわかりやすく解説します。
キーワード選定はSEOの土台作りです。この工程を丁寧に行うことで、検索ユーザーのニーズに応える記事が書けるようになります。さっそく見ていきましょう。
SEOキーワード選定とは?なぜ最初にやるべきなのか
SEOキーワード選定とは、自分のブログやサイトで狙うべきキーワードを調査し、絞り込む作業のことです。
簡単に言うと、「ユーザーがどんな言葉で検索しているのか」をリサーチして、その言葉を軸に記事を作成するための準備です。
なぜキーワード選定がそれほど重要かというと、ユーザーの検索意図(サーチインテント) を理解する最初のステップだからです。
ユーザーは何かしらの課題や知りたいことがあって検索します。その検索窓に入力された言葉には、ユーザーの「本当に知りたいこと」が詰まっています。
キーワード選定をせずに「自分が書きたいこと」だけを書いても、ユーザーはその記事にたどり着きません。逆に、適切なキーワードを選定できれば、ユーザーが求めている情報を届けられる確率がぐっと高まります。
つまり、キーワード選定は「読者と出会うための入り口」を作る作業なのです。
キーワード選定の前に知っておきたい2つのキーワードの種類
キーワード選定を始める前に、押さえておきたいのがキーワードの種類です。大きく分けて「ビッグキーワード」と「ロングテールキーワード」の2つがあります。
ビッグキーワード
検索ボリュームが非常に大きいキーワードです。月間で数万回以上検索されることもあります。
例えば「SEO」や「ダイエット」「転職」といった広いテーマの言葉が該当します。
メリットは、上位表示できれば大量のアクセスが見込めること。しかしデメリットも大きく、競合が非常に多いため、初心者が上位を取るのはかなり困難です。また、言葉が広すぎてユーザーが何を求めているのか(検索意図)が複数に分かれるため、対策が難しいという特徴もあります。
ロングテールキーワード
3語以上で構成される、比較的検索ボリュームが小さいキーワードです。
例えば「SEO 初心者 キーワード 選び方」や「ダイエット 40代 男性 食事」といった、より具体的な言葉が該当します。
メリットは、競合が少なく上位表示を狙いやすいこと。そして検索意図が明確なため、記事を読んだユーザーが商品購入や問い合わせなどの行動(コンバージョン)に繋がりやすい点です。
デメリットは1本の記事から得られるアクセス数が限定的なこと。ただし、複数のロングテールキーワードで記事を作成し、全体でアクセスを積み上げていく戦略が効果的です。
SEOキーワード選定では、基本的にこのロングテールキーワードを中心に狙っていくのが初心者にはおすすめです。
SEOキーワード選定の基本ステップ6つ
ここからは、SEOキーワード選定の具体的な手順を6つのステップに分けて解説します。
1. ブログやサイトのテーマを決める
まずは「何について発信するのか」という大枠を決めましょう。
例えば「子育て」「アウトドア」「プログラミング」「節約」など、自分が発信したいテーマを1つ定めます。
この時点では細かいキーワードを決める必要はありません。「自分が書き続けられるテーマ」「読者の役に立てるテーマ」を選ぶことが大切です。
テーマが決まったら、そのテーマに関連する1ワードをメインの軸にします。例えば「子育て」であれば「子育て」という1ワードが軸になります。
2. ペルソナを設定する
次に、どんな人に向けて発信するのかを具体的にイメージします。これをマーケティングでは「ペルソナ」と呼びます。
ペルソナを設定するときは、以下のような項目を考えると具体化しやすくなります。
- 年齢
- 性別
- 家族構成
- 職業
- 趣味や関心
- 困っていることや悩み
例えば「30代前半の女性、子どもは2歳と0歳の育休中。夫の帰りが遅く、ワンオペ育児に疲れている。時短で作れるレシピや、子どもの遊び場情報を探している」といった具合です。
このペルソナ設定ができると、ユーザーがどんな言葉で検索するのかがイメージしやすくなります。
3. メインキーワードを決める
テーマとペルソナが決まったら、狙うべきメインキーワードを決めます。
メインキーワードは、その記事で一番伝えたいテーマを表す言葉です。先ほどの例で言えば「時短レシピ」「ワンオペ育児」「子どもの遊び場」などがメインキーワードの候補になります。
このとき重要なのは、抽象的すぎないキーワードを選ぶことです。「育児」というビッグキーワードではなく、「ワンオペ育児 乗り切り方」のように、もう少し具体的な言葉にすることで、検索意図がはっきりしたユーザーに届きやすくなります。
4. 関連キーワードを洗い出す
メインキーワードが決まったら、その周辺にある関連キーワードをできるだけたくさん洗い出します。
関連キーワードには以下のようなものがあります。
- メインキーワードの類語や言い換え
- ユーザーが同時に知りたい情報
- よくある質問に含まれる言葉
- 解決策や手段に関する言葉
例えば「ワンオペ育児」というメインキーワードに対しては、「ワンオペ育児 疲れた」「ワンオペ育児 旦那 協力」「ワンオペ育児 イライラ」「ワンオペ育児 時短」といったキーワードが考えられます。
この関連キーワードを集める作業が、後述するツールの出番です。
5. キーワードに優先順位をつける
集めたキーワードに優先順位をつけていきます。
優先順位をつける際の判断軸は主に以下の2つです。
検索ボリューム
そのキーワードがどれくらいの人が検索しているかの指標です。検索ボリュームが多すぎる(ビッグキーワード)と競合が激しく、少なすぎると需要がありません。月間100回〜1,000回程度のロングテールキーワードを中心に狙うのがバランスが良いとされています。
競合性
そのキーワードで上位表示されているサイトの強さです。検索結果の1ページ目に大手メディアや権威のあるサイトが並んでいる場合は、初心者が入り込むのは難しいでしょう。
この2つのバランスを見ながら、「検索ボリュームがそこそこあって、競合がそこまで強くなさそうなキーワード」を優先します。
6. 対策するページを決める
最後に、選定したキーワードをどのページで対策するかを決めます。
1つのキーワードに対して1つの記事(ページ)を作るのが基本です。複数の似たようなキーワードを同じ記事で対策すると、Googleに「どれがメインのテーマなのか」が伝わらず、検索順位が上がりにくくなることがあります(カニバリゼーションと呼ばれる現象です)。
ただし、似た意味のキーワードはグループ化して1つの記事にまとめることで、より網羅的な記事になります。
例えば「ワンオペ育児 疲れた」「ワンオペ育児 イライラ」「ワンオペ育児 孤独」は、すべて「ワンオペ育児のメンタルケア」という1つのテーマにまとめて記事にすることができます。
キーワード調査に役立つおすすめツール
関連キーワードの洗い出しや検索ボリュームの確認には、専用のツールを使うと効率的です。ここでは特におすすめの無料ツールを2つ紹介します。
ラッコキーワード
ラッコキーワードは、検索窓のサジェストキーワードを大量に取得できる無料ツールです。
GoogleやYahoo!でキーワードを入力したときに表示される「関連ワード」を一気に収集してくれます。メインキーワードを入れるだけで、そこから派生するたくさんの関連キーワードをリストアップできるので、アイデア出しに非常に便利です。
無料会員でも1日50回まで使用可能です。まずはこのツールで関連キーワードを徹底的に洗い出してみましょう。
Googleキーワードプランナー
Googleキーワードプランナーは、Googleが公式に提供しているキーワード調査ツールです。
このツールの最大の強みは、各キーワードの検索ボリュームを確認できることです。ラッコキーワードで集めたキーワードのうち、どのくらいの需要があるのかをここでチェックします。
ただし注意点として、キーワードプランナーは本来Google広告(旧AdWords)のためのツールです。広告を出稿していないアカウントでは、検索ボリュームが「大まかな数値」や「範囲」でしか表示されないことがあります。それでも相対的な比較はできるので、優先順位付けの参考にはなります。
この2つのツールを組み合わせることで、効率的にキーワード選定が進められます。
SEOキーワード選定でよくある疑問
ここでは、キーワード選定でよくある疑問をQ&A形式でまとめました。
Q. 検索ボリュームはどのくらいが目安ですか?
A. 絶対的な正解はありませんが、初心者の場合は月間100回〜1,000回程度のロングテールキーワードを狙うのがおすすめです。1,000回を超えると競合が急に増える傾向があります。まずは100回台のキーワードで実績を作りながら、徐々にボリュームの大きいキーワードに挑戦していくのが良いでしょう。
Q. 競合が多いキーワードは避けるべきですか?
A. 必ずしも避ける必要はありませんが、初心者のうちは競合が少なそうなキーワードを優先するのが現実的です。検索結果の1ページ目に、大手メディア(例:NHK、日経、Wikipedia)や強いポータルサイトが並んでいる場合は、そっと撤退することも大切な判断です。一方で、競合サイトの記事が古かったり、内容が薄かったりする場合は、自分がより良い記事を書けるチャンスでもあります。
Q. 1つの記事にいくつキーワードを入れるべきですか?
A. 複数の関連キーワードをグループ化して1つの記事にまとめることは効果的です。ただし、無理にキーワードを詰め込む(スタッフィング)のは逆効果で、Googleからペナルティを受ける可能性もあります。自然な文章の中で、関連する言葉を適切に使うことを心がけましょう。
Q. キーワード選定は一度やれば終わりですか?
A. いいえ、キーワード選定は継続的な作業です。季節やトレンドによって検索される言葉は変わりますし、自分のサイトの成長に合わせて狙うキーワードの幅も広がっていきます。定期的(月に1回程度)に見直すことをおすすめします。
SEOキーワード選定でやってはいけないこと
最後に、キーワード選定でやってはいけない注意点をまとめます。
検索ボリューム0のキーワードを選ばない
どんなに良いテーマでも、検索する人がいなければ記事は読まれません。ツールで確認し、需要があるキーワードを選びましょう。
キーワードを詰め込みすぎない
「このキーワードを何回入れよう」と数えるような対策は現在では効果がなく、むしろ評価を下げる要因になります。読者が読みやすい文章を最優先にしましょう。
自分の書きたいことだけを優先しない
自分が書きたいテーマと、ユーザーが知りたいテーマは必ずしも一致しません。キーワード選定は「自分目線」ではなく「ユーザー目線」で行うことが成功の鍵です。
競合の強さを無視しない
検索結果を実際に見ずに「このキーワードならいけるだろう」と決めつけるのは危険です。必ず実際に検索して、上位表示されているサイトの質や強さを確認しましょう。
まとめ|SEOキーワード選定は「読者との出会い」を作る最初の一歩
SEOキーワード選定は、決して難しいものではありません。今回紹介した6つのステップを順番にこなすことで、誰でも実践できます。
改めて振り返ると、キーワード選定の流れは以下の通りです。
- ブログやサイトのテーマを決める
- ペルソナを設定する
- メインキーワードを決める
- 関連キーワードを洗い出す(ツール活用)
- キーワードに優先順位をつける
- 対策するページを決める
このプロセスを丁寧に行うことで、検索ユーザーが本当に求めている情報を届けられるようになります。
キーワード選定で大切なのは「ユーザーが何を知りたいのか」を常に考えること。その積み重ねが、検索エンジンからの評価にもつながっていきます。
まずは今日から、あなたのブログやサイトのテーマを決めるところから始めてみてください。正しいSEOキーワード選定が、あなたの記事を読む人との出会いを作ってくれるはずです。

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