キャンプの設営に欠かせないペグ打ち。専用のペグハンマーを持っていない、あるいはサブハンマーが欲しいというときに、気になるのが100均のハンマーではないでしょうか。
でも、「100均のハンマーで本当にペグが打てるの?」「すぐ壊れそうで不安…」という声もよく聞きます。
そこで今回は、ダイソーとセリアで実際に購入できるハンマーをピックアップ。ペグ打ちとペグ抜きの使い勝手を中心に、どこまで実用的なのかをまとめていきます。
100均にペグハンマーは売っていない
まず知っておきたいのが、100均には「ペグハンマー」という名前の商品は基本的に売っていないということ。
ダイソーやセリアで販売されているのは、あくまで「ミニハンマー」「パイプハンマー」「ゴムハンマー」といった汎用ハンマーです。キャンプ用として設計されているわけではないので、「ペグハンマーの代用」という位置づけになります。
とはいえ、実際に試してみると、商品によっては十分に設営・撤収をこなせるものもありました。逆に、ペグ打ちに向かないものもあるので、選び方がとても重要です。
これから紹介するのは、実際に使われているレビューをもとにした使用感です。使用するペグの種類や地面の硬さによっても印象は変わるので、あくまで参考としてご覧ください。
ペグ打ちに向いている100均ハンマー
1. ダイソー ミニハンマー(8オンス)
価格:300円(税込)
今回紹介する中で、ペグ打ちに最も適していると評価が高かったのが、このミニハンマーです。
特徴
金属製の打撃面と、二股に分かれた釘抜きが付いています。グリップは指にフィットする形状で、握りやすさもまずまず。重さは約362gとコンパクトで、収納にも場所を取りません。
メリット
重心がヘッド側にあるので、振りかぶったときに自然と力が打撃面に伝わりやすいのが特徴です。コンパクトなので子どもでも扱いやすく、サブハンマーとして持ち運ぶにも便利です。20cm程度のペグなら、比較的スムーズに打ち込めます。
デメリット
釘抜き部分を使ってペグを抜こうとすると、ペグが傷ついたり、曲がったりするリスクがあります。また、30cmの長いペグを打つ場合は、かなりの打撃回数が必要になります。
向いている人
コンパクトなハンマーが欲しい人、20cm前後のペグを使うことが多い人、子どもでも使いやすいものを探している人。
向いていない人
長いペグ(30cm以上)をメインで使う人、ペグ抜き機能を重視する人。
注意点
釘抜き部分をペグ抜きに使うとペグが破損する可能性があるので、ペグ抜きは他の方法を検討したほうが無難です。
2. ダイソー パイプハンマー
価格:300円(税込)
ペグハンマーらしい形状をしているのが、こちらのパイプハンマーです。
特徴
金属製の打撃面と二股の釘抜きが付いています。重量は約369gで、ミニハンマーとほぼ同じです。グリップには波形の滑り止めがあり、握りやすく設計されています。見た目はスノーピークのペグハンマーPRO.Sに近いサイズ感です。
メリット
グリップの形状がしっかりしているので、握ったときの安定感はあります。見た目が本格的なペグハンマーに似ているので、気分は盛り上がるかもしれません。
デメリット
ミニハンマーと比べると、ペグに力が伝わりにくいという声があります。また、釘抜き部分でペグ抜きを試みたところ、ペグが曲がってしまったという報告も。打撃面の形状や重心のバランスが、ペグ打ちに最適化されているわけではないようです。
向いている人
ペグハンマーらしい見た目を好む人、あまり力がいらない柔らかい地面での使用を想定している人。
向いていない人
硬い地面でしっかりペグを打ち込みたい人、ペグ抜き機能を重視する人。
注意点
ミニハンマーと同じく、ペグ抜きには向いていません。ペグが曲がる危険性があるので、無理に使わないほうがよいでしょう。
ペグ打ちには不向きな100均ハンマー
3. ダイソー ゴムハンマー
価格:100円(税込)
「安いし、ゴムハンマーならペグを傷めないのでは?」と思われるかもしれませんが、結論から言うとペグ打ちにはほとんど使えません。
特徴
ヘッドとグリップがともにゴム製で、重量は約299gと軽量です。
メリット
軽いこと以外に、ペグ打ちにおけるメリットはほとんど見つかりませんでした。ペグを傷めないという点も、そもそも打ち込めなければ意味がありません。
デメリット
かろうじてジュラルミン製のペグが少し刺さる程度で、鍛造ペグではヘッドが欠けてしまったという事例があります。ペグ抜き機能もありません。100円という価格に惹かれますが、キャンプの設営で使うのは現実的ではありません。
向いている人
ほぼ該当しません。緊急用の予備としても、心もとない性能です。
向いていない人
ペグ打ちをしたい全ての人。
注意点
耐久性が低く、使用中にヘッドが欠ける可能性があります。キャンプ場で使うのは避けたほうが無難です。
4. セリア 硬質ゴムヘッドハンマー
価格:110円(税込)
こちらはダイソーのゴムハンマーとは異なり、ある程度のペグ打ちが可能でした。
特徴
硬質ゴム製のヘッドを持つハンマーで、両面使えるタイプです。
メリット
110円という価格の割には、ペグ打ちができます。柔らかい地面はもちろん、草が根付いた硬めの地面でも、時間はかかるものの打ち込み可能でした。ゴム面に跡はついたものの、ヘッドの損傷はなかったという報告があります。
デメリット
締め固まった硬い地面では、かなり時間がかかります。頻繁にキャンプに行くヘビーユーザーには向いていません。ペグ抜き機能はありません。
向いている人
とにかく安く済ませたい人、年に数回しかキャンプに行かない人、緊急用や予備用を探している人。
向いていない人
頻繁にキャンプに行く人、硬い地面での設営が多い人。
注意点
あくまで代用品であり、本格的なペグハンマーほどの性能は期待できません。打ち込めるペグの種類や地面の状態には限りがあります。
100均ハンマーを使う際の注意点
ここまで見てきたように、100均ハンマーは「ミニハンマー」を選べば、ペグ打ちの代用として一定の役割を果たせることが分かりました。
ただし、いくつか注意点もあります。
ペグ抜きは別途準備しよう
どの商品も、付属の釘抜き部分でペグを抜くのはおすすめできません。ペグが傷つく、曲がるといったトラブルが報告されています。ペグ抜き専用の道具を別に用意するか、あるいはペグ抜きができるマルチツールを検討するのが無難です。
ペグの長さに注意
20cm程度のペグなら比較的打ち込みやすいですが、30cmを超える長いペグになると、かなりの打撃回数が必要になります。長いペグをメインで使う場合は、本格的なペグハンマーを検討したほうがよいでしょう。
地面の硬さで大きく変わる
柔らかい地面なら100均ハンマーでも十分ですが、硬い地面や石が多い場所では苦戦します。キャンプ場の地面の状態は事前に確認できないことも多いので、ある程度の余裕を持っておくことが大切です。
価格は変動する可能性がある
今回紹介した価格は調査時のものです。100均の商品は価格改定や仕様変更が行われることがあるので、購入時には店頭で実際の価格や商品状態を確認するようにしましょう。
よくある質問
Q. 100均のハンマーでペグは打てますか?
A. 商品によります。ダイソーのミニハンマー(8オンス、300円)であれば、20cm程度のペグを打つことが可能です。一方、ゴムハンマー(100円)はペグ打ちには向いていません。
Q. ペグ抜きはできますか?
A. 付属の釘抜き部分を使うとペグが傷ついたり曲がったりする可能性が高いです。ペグ抜きは別途専用の道具を用意することをおすすめします。
Q. どの100均のハンマーが一番おすすめですか?
A. ペグ打ちのしやすさを重視するなら、ダイソーのミニハンマー(8オンス、300円)が最も評価が高いです。価格を抑えたい場合はセリアの硬質ゴムヘッドハンマー(110円)も選択肢になりますが、硬い地面では苦戦します。
Q. 本格的なペグハンマーと何が違いますか?
A. 重量バランスや打撃面の設計が異なります。本格的なペグハンマーはペグ打ちとペグ抜きの両方をスムーズに行えるように設計されており、長いペグや硬い地面でも力を効率的に伝えられます。
まとめ:100均ハンマーはサブ用途として検討しよう
100均のハンマーをペグハンマーの代用として使う場合、ダイソーのミニハンマー(8オンス、300円) が最もバランスが良いというのが実使用レビューの総評です。
ただし、あくまで「代用品」であることを忘れないでください。
本格的なペグハンマーと比べると、ペグ打ちの効率やペグ抜きのしやすさでは劣ります。頻繁にキャンプに行く方や、硬い地面での設営が多い方には、専用のペグハンマーを検討することをおすすめします。
一方で、こんな人には100均ハンマーが役立つでしょう。
- キャンプ初心者で、まずはお試しで安く済ませたい
- サブハンマーとして車に積んでおきたい
- 年に数回のキャンプで、柔らかい地面での使用が中心
- 子ども用に軽いハンマーを用意したい
100均ハンマーは、使い方次第で十分にキャンプの相棒になりえます。自分の使い方やキャンプスタイルに合わせて、上手に選んでみてください。
価格や仕様は変更される場合があります。購入前に店頭で実際の商品を確認することをおすすめします。

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