キャンプやフェス、チェアリング(公園やおうちの庭で椅子に座って過ごすスタイル)で人気の「グラウンドチェア」。地面すれすれの低い目線が特徴で、コンパクトに収納できるのが魅力です。
でも、一口にグラウンドチェアといっても、軽さや座り心地、価格はブランドによってかなり違います。今回は、実際に販売されている人気モデルを比較しながら、自分にぴったりの選び方をわかりやすく解説していきます。
グラウンドチェアってどんなチェア?
グラウンドチェアとは、座面の高さが地面に近いロータイプのアウトドアチェアのこと。一般的なキャンプチェアの座面高が30〜40cm台なのに対し、グラウンドチェアは20cm前後とかなり低めです。
その分、足を伸ばしてリラックスしやすく、コンパクトに折りたためるのが大きな魅力。特に、バイクキャンプやバックパッキングなど、荷物をできるだけ軽くしたいシーンで重宝します。
また、地面に近い目線で焚き火を眺めたり、のんびり過ごすのにぴったり。ただ、座面が低い分、立ち上がるのに少しコツがいるので、その点は頭に入れておきましょう。
グラウンドチェアの選び方。3つのポイントをチェック
数あるグラウンドチェアから自分に合った1脚を選ぶには、次の3つを基準にすると決めやすくなります。
- 軽さ・コンパクトさ:どれだけ持ち運びやすいか
- 座り心地:地面に近いスタイルでも快適か
- 価格:予算に合っているか
それぞれ詳しく見ていきます。
軽さ・コンパクトさで選ぶ
まず重視したいのが重量と収納サイズ。持ち運びが多い人ほど、ここが決め手になります。
- 500g〜800g台:超軽量モデル。バックパッキングやバイクキャンプ向け
- 1kg前後:一般的な軽量モデル。ソロキャンプやデイキャンプに最適
- 1.5kg以上:車でのファミリーキャンプ向け。安定感や座り心地を優先
収納サイズもチェックポイント。長さが50cmを超えると、バイクの積載やリュックに入れるのがやや難しくなります。
座り心地で選ぶ
地面すれすれのチェアは、立ち上がる時にお腹や腰にやや負担がかかることがあります。そのため、自分の体格や好みに合った座面の広さやクッション性を選ぶことが大切です。
- 座面が広め(40cm以上)のモデルは、あぐらをかいてくつろぎやすい
- クッション性が高いと、長時間座っていても疲れにくい
- メッシュ素材は通気性が良く、夏場に快適
逆に、生地が薄いモデルは軽量ですが、硬く感じる場合もあるので、実際の使用感はレビューなどでチェックするとよいでしょう。
価格で選ぶ
価格帯は大きく分けて3つあります。
- 5,000円前後:エントリーモデル。初めての1脚やサブチェアにおすすめ
- 10,000円前後:ミドルクラス。軽さと座り心地のバランスが良い
- 15,000円以上:ハイエンドモデル。超軽量・高耐久で長く使える
「とにかく軽くてコンパクト!」を優先するか、「快適に座りたい!」を優先するかで、予算感も変わってきます。
おすすめグラウンドチェア3選
ここからは、実際に販売されているグラウンドチェアの中から、特におすすめのモデルを3つ紹介します。それぞれ特徴が異なるので、自分のスタイルに合った1脚を見つけてくださいね。
1. Helinox グラウンドチェア
まず最初に紹介するのは、アウトドアチェアのハイエンドブランドとして知られるヘリノックスのグラウンドチェア。軽量・コンパクトの頂点とも言えるモデルです。
特徴
ヘリノックス独自の高強度アルミフレーム「TH72M」を採用し、耐荷重120kgながら重量はわずか637g。収納サイズも30.5×11.5×11.5cmと非常にコンパクトで、リュックのサイドポケットにもすっぽり入ります。
座面高は22cmと地面にかなり近い設計。サイドがメッシュになっているので、夏場の通気性も良好です。
メリット
- とにかく軽量・コンパクトで携帯性が抜群
- 耐荷重が高く、体格に自信がある人でも安心
- ブランドの信頼性とデザイン性が高い
デメリット
- 価格が15,950円(税込)とやや高め
- 軽量化のため生地が薄めで、長時間の座り心地は好みが分かれる
- 風が強い日に使うと飛ばされやすいので注意
こんな人に向いています
- バイクキャンプやバックパッキングなど、軽量化を最優先する人
- 長く愛用できる高品質なギアを求める人
- シンプルでスタイリッシュなデザインが好きな人
こんな人には向いていません
- できるだけ予算を抑えたい人
- ふかふかした座り心地を重視する人
- 立ち上がる際に腰への負担が気になる人
2. Coleman コンパクトグランドチェア
続いては、アウトドアブランドの定番「コールマン」のコンパクトグランドチェア。手頃な価格と座り心地の良さが魅力のモデルです。
特徴
座面にクッションが入っていて、地面に近いロースタイルながらも、しっかりと座り心地を確保しています。背面にはポケットが付いているので、スマホや小物を入れておくのに便利です。展開もワンタッチで簡単に設営できます。
重量は約1.7kg、収納サイズは10×14×61cmと少し長め。耐荷重は80kgです。
メリット
- 価格が約4,950円(税込)と手に取りやすい
- クッション性が高く、座りごごちが良い
- ワンタッチ展開で設営がラク
デメリット
- 重量があり、持ち運びはややかさばる
- 収納サイズが長いため、バイクやリュックには不向き
- 耐荷重が80kgとやや低め
こんな人に向いています
- キャンプ初心者でまずはお手頃な1脚が欲しい人
- 車でのファミリーキャンプがメインの人
- 座り心地の良さを重視する人
こんな人には向いていません
- 徹底的に軽量化したい人
- 収納スペースが限られている人
- 体格が大きめで耐荷重が気になる人
3. QUICKCAMP インフレータブルグランドチェア
最後に紹介するのは、ちょっと変わったグラウンドチェア。空気を入れて使う「エアタイプ」のモデルです。QUICKCAMP(クイックキャンプ)から販売されています。
特徴
専用の内蔵ポンプで空気を入れて使う、いわば座椅子のようなチェア。ハイバックモデルとノーマルモデルの2種類があり、背もたれの角度調整も可能です。収納時はコンパクトに丸められるのがポイント。
ノーマルモデルの重量は約750g、耐荷重は90kgです。空気の量で座り心地を調整できるのも面白いところ。
メリット
- 使わないときはコンパクトに収納できる
- 体を包み込むような座り心地でリラックスできる
- 地面の凹凸に影響されにくい
デメリット
- 空気を入れる手間がかかる
- フレームタイプに比べると安定感に欠ける場合がある
- 一部の口コミでは「サイドのベルトが気になる」「後ろに倒れやすい」という声もある
こんな人に向いています
- 収納性を何より重視する人
- 地面が平らでない場所でも快適に座りたい人
- 新しいスタイルのギアに興味がある人
こんな人には向いていません
- 設営をできるだけ簡単に済ませたい人
- がっしりとした安定感を好む人
- インフレータブル製品のメンテナンスが面倒に感じる人
グラウンドチェアを使う際の注意点
グラウンドチェアは快適な反面、いくつか注意しておきたいポイントがあります。
立ち上がりにくさ
座面が低い分、立ち上がる際にやや負担がかかります。特に腰や膝に不安がある人は、購入前に実際に座ってみるか、口コミで立ち上がりやすさをチェックしておくとよいでしょう。
風への弱さ
軽量なモデルは風で飛ばされやすいというデメリットもあります。風の強い日は、ペグダウンできるモデルを選ぶか、使わないときは収納するか、重しを置くなどの対策をしましょう。
耐荷重の確認
製品ごとに耐荷重が異なります。自分の体重に合わないモデルを選ぶと、破損の原因になることも。必ずスペックを確認してから購入してください。
グラウンドチェアでよくある疑問
Q. 腰痛持ちでもグラウンドチェアは使えますか?
個人差がありますが、座面が低い分立ち上がりに負担がかかるため、腰に不安がある人は試座をおすすめします。どうしても使いたい場合は、ハイバックタイプや、座面がやや高いモデルを選ぶのも手です。
Q. グラウンドチェアと一般的なキャンプチェア、どっちがいい?
グラウンドチェアは軽量・コンパクトで、足を伸ばしてリラックスしたいシーンに向いています。一方、テーブルでの食事や、立ち上がりが頻繁なシーンでは、通常の高さのチェアのほうが便利です。シーンに応じて使い分けるのがおすすめです。
Q. ヘリノックスのグラウンドチェアは本当に軽いんですか?
はい、637gという軽さは他の追随を許さないレベルです。ただし、その分生地は薄めなので、座り心地は好みが分かれます。軽さを取るか、座り心地を取るか、実際に使用した人のレビューを参考にしてみてください。
まとめ。自分のスタイルに合ったグラウンドチェアを見つけよう
グラウンドチェアは、地面に近い低い目線でアウトドアを楽しめる、魅力的なアイテムです。
- 軽さ・コンパクトさを最優先するなら → Helinox グラウンドチェア
- 手頃な価格と座り心地の良さを求めるなら → Coleman コンパクトグランドチェア
- 新しいスタイルの収納性を重視するなら → QUICKCAMP インフレータブルグランドチェア
どのモデルにもそれぞれメリット・デメリットがあります。自分の使い方や予算、体の状態と照らし合わせながら、後悔のない1脚を選んでくださいね。
価格や仕様は変更されることがありますので、購入前には必ず公式サイトや販売ページで最新情報を確認することをおすすめします。

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