フィールドラック天板を選ぶ前に知っておきたいこと
キャンプで活躍するフィールドラック。本体を使っていると、「もう少し作業スペースが欲しい」「小物を置く場所がほしい」と感じたことはありませんか?そんなときに役立つのがフィールドラック天板です。
天板を追加することで、ラックがそのままテーブル代わりになったり、調理スペースを確保したりと、使い勝手がぐっと向上します。とはいえ、一口に天板といっても材質やサイズ、機能はさまざま。純正品を選ぶか、他社製品を検討するか、あるいは自作するか。この記事では、フィールドラック天板の選び方のポイントを整理しながら、おすすめの製品やDIYのアイデアまでご紹介します。
フィールドラック天板の主な種類と特徴
フィールドラック用の天板は、大きく分けて「木製」と「ステンレス製」の2種類があります。どちらを選ぶかで、使い勝手や見た目が大きく変わるため、まずはこの違いを押さえておきましょう。
木製天板の最大の魅力は、なんといってもその温かみのある見た目です。キャンプサイトにナチュラルな雰囲気をもたらしてくれます。また、ステンレス製と比べると軽量なものが多く、持ち運びやセッティングが楽な点もメリットです。一方で、耐熱性が低いため、熱い鍋ややかんを直接置くことはできません。水や汚れにも注意が必要で、定期的なメンテナンスが求められます。
ステンレス製天板は、耐久性と耐熱性に優れているのが強みです。熱い調理器具をそのまま置けるため、調理スペースとしても活用しやすくなります。また、水や汚れに強く、お手入れも簡単です。ただし、木製に比べると重量があり、価格もやや高めに設定されている傾向があります。また、製品によっては単体で自立するタイプもあり、ラックから外してサブテーブルとして使える点も魅力です。
このように、木製とステンレス製では一長一短があります。デザインや雰囲気を重視するか、実用性や機能性を重視するか。自分のキャンプスタイルに合わせて選ぶとよいでしょう。
フィールドラック天板の選び方(比較ポイント)
では、実際に天板を選ぶときには、どんなポイントをチェックすればよいのでしょうか。ここでは、判断材料として押さえておきたい4つの軸を紹介します。
1. 材質
先述の通り、木製とステンレス製では特性が大きく異なります。木製は見た目の良さと軽さが魅力ですが、熱や水に弱い点は覚悟しておきましょう。ステンレス製はその逆で、実用性を優先したい方におすすめです。
2. 価格
純正品は品質が保証されている反面、価格帯はやや高めです。予算を抑えたい場合は、他社製品や自作という選択肢も検討に値します。ただし、安さだけで選ぶとサイズが合わなかったり、耐久性に不安が残ったりする可能性もあるため、バランスが重要です。
3. サイズと重量
フィールドラックのフレームにぴったり合うサイズかどうかはもちろん、収納時や運搬時の負担も考慮しましょう。特に、ソロキャンプや自転車キャンプなど、荷物をコンパクトにしたい方は重量を重視したほうがよいでしょう。
4. 機能性
ステンレス天板の中には、単体で自立できる脚が付属しているモデルがあります。こうした製品は、ラックに設置するだけでなく、サイト内の別の場所で小さなテーブルとしても使えるため、汎用性が高いといえます。
これらの比較軸を頭に入れたうえで、具体的な製品を見ていきましょう。
おすすめのフィールドラック天板
ここからは、フィールドラック天板の代表的な製品を紹介します。純正品を中心に、特徴や向き不向きを整理していきます。
1. フィールドラック WOOD天板
ユニフレームの純正木製天板です。シナベニヤ合板にウレタン塗装を施した仕上げで、木の質感がキャンプサイトの雰囲気をぐっと引き立ててくれます。サイズは約59.2×34.2×0.9cm、重量は約800gと軽量で、持ち運びや取り付けがスムーズです。
メリット:デザイン性が高く、ラックとの統一感が抜群です。軽いので女性やシニアでも扱いやすいでしょう。
デメリット:耐熱性が低いため、熱い鍋などを直接置くことはできません。また、水や汚れがついたらすぐに拭き取るなどのケアが必要です。
向いている人:キャンプサイトのおしゃれ感を大切にしたい方。とにかく軽量な天板を探している方。
向いていない人:調理中に熱いものを頻繁に置きたい方。雨や水回りで使うことが多い方。
注意点:材質の特性上、直火や高温の調理器具を置くことは想定されていません。トレイやコースターを併用するなどして使うとよいでしょう。
2. フィールドラック ステンレス天板Ⅲ
同じくユニフレームの純正品で、ステンレス製の天板です。特筆すべきは、単体で自立できる脚が付属している点。ラックから外せば、ひとつの小さなテーブルとしても機能します。サイズは自立使用時で約59.2×34.2×15.5cm、天板使用時で約59.2×34.2×2.1cm。重量は約1.7kgです。
メリット:耐熱性・耐久性・耐水性に優れており、調理スペースとしても安心して使えます。小物掛け用のワイヤーが付いているのも地味に便利なポイントです。
デメリット:木製に比べると重く、価格も高めです(記事執筆時点で¥6,050)。また、自立させて使う場合の耐荷重は約5kgと、ラックに載せた状態よりは低くなる点に注意が必要です。
向いている人:調理や水回りでもバンバン使いたい実用主義の方。多機能なアイテムを好む方。
向いていない人:とにかく軽量化を最優先する方。木の風合いをどうしても手放せない方。
注意点:自立使用時の耐荷重が約5kgと低いため、重いものを載せすぎないようにしましょう。
3. フィールドラック ステンレス天板Ⅲ ハーフ
上記ステンレス天板Ⅲのハーフサイズ版です。サイズは自立使用時で約29.6×34.3×10.5cm、天板使用時で約29.6×34.2×2.1cm。重量は約1kg、価格は¥4,950です。フルサイズと同じく自立可能で、小物掛けワイヤーも付いています。
メリット:コンパクトなので、ソロキャンプやサイドテーブルとしての使用に最適です。フルサイズより軽く、取り回しが楽です。
デメリット:天板面積が半分のため、広い作業スペースは確保できません。価格はフルサイズとそれほど変わらない点も気になるところです。
向いている人:ソロキャンパー。メインテーブルとは別に、調理用のサブテーブルが欲しい方。
向いていない人:家族やグループで広いテーブルが必要な方。
注意点:面積が小さい分、安定性に注意して使用しましょう。
純正品以外の選択肢と自作アイデア
純正品も魅力的ですが、予算や好みによっては、他社製品や自作という選択肢もあります。ここでは、関連候補としてDIYのアイデアを紹介します。
関連候補:他社製天板(HIBARIなど)
ユニフレーム以外にも、フィールドラックに対応した天板を販売するブランドはあります。例えば、HIBARIの天板は竹集成材を使用し、ブラックフレームとのデザインの相性が良いと評判です。純正品より手頃な価格帯であることも多く、コストパフォーマンスを重視する方に検討しやすい選択肢といえるでしょう。
ただし、これらの製品は公式情報が限られている場合が多いため、購入前に実物のサイズ感や材質をしっかり確認することが大切です。レビューサイトなどで使用感をチェックし、自分のラックに合うかどうかを慎重に見極めましょう。
代替候補:自作天板でコストを抑える
DIYに抵抗がなければ、天板を自作するという手もあります。ホームセンターで販売しているベニヤ板や木材をカットし、自分好みのサイズに加工する方法です。ブログなどでは、材料費約1,000円で天板を作成したという事例もあり、コストを大きく抑えられる点が魅力です。
自作の手順としては、まずラックの内寸を正確に測り、そのサイズよりやや小さめ(例えば1cm程度)に板材をカットします。その後、角をヤスリでしっかりと丸め、塗装(水性ニスなど)を施して仕上げます。塗装は耐水性を高めるためにも、必ず行いましょう。
自作の最大のメリットは、自分の欲しいサイズや色に完全にカスタマイズできることです。しかし、その反面、正確な加工技術や工具(丸ノコ、ジグソーなど)が必要であり、強度や安全性は自己責任となる点は大きなデメリットです。また、耐熱性や防水性も市販品には敵わない場合が多いので、使用シーンをよく考えてから挑戦しましょう。
フィールドラック天板に関するよくある疑問
ここで、フィールドラック天板に関して読者からよく寄せられる疑問をいくつかピックアップします。
Q. 天板は何段重ねでも使えますか?
A. 基本的には、ラックの各段に天板を設置することは可能です。ただし、あまり多くの天板を重ねると安定性が損なわれる可能性があります。また、高さが変わると使い勝手も変わるため、自分の使い方に合わせて適切な段数を見極めましょう。
Q. 木製天板に熱いものを置くとどうなりますか?
A. 木製天板は耐熱性が低いため、熱い鍋やヤカンを直接置くと、塗装がはがれたり、変形や変色の原因になります。どうしても熱いものを置く必要がある場合は、耐熱性のあるトレイやコースターを必ず併用してください。
Q. ステンレス天板の耐荷重はどのくらいですか?
A. 製品によって異なりますが、例えばフィールドラック ステンレス天板Ⅲを自立させて使う場合の分散耐荷重は約5kgです。ラックに載せた状態での耐荷重は公表されていませんが、ラック本体の耐荷重(30kg)を超えないように注意しましょう。
まとめ:自分にぴったりのフィールドラック天板を見つけよう
フィールドラックに天板を追加するかどうかは、キャンプの快適さを左右する重要なポイントです。この記事で紹介した比較軸を参考に、自分のスタイルや優先順位に合った一枚を選んでみてください。
木製天板は、デザイン性と軽さを求める方に。
ステンレス天板は、実用性と耐久性を最優先する方に。
そして、自作は、コストとサイズの自由度を重視するDIY好きな方に。
それぞれにメリットとデメリットがあるため、「絶対にこれが正解」という答えはありません。自分のキャンプスタイルをイメージしながら、じっくりと検討することをおすすめします。
また、購入前には必ず公式サイトや販売ページで最新の価格や在庫情報を確認し、製品の仕様変更がないかチェックする習慣をつけましょう。特に生産終了となった旧モデルがまだネット上に出回っていることもあるため、購入時は現行モデルかどうかをしっかり見極めてください。
フィールドラックに理想の天板をセットして、より快適で楽しいキャンプライフを実現してください。

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