キャンプや登山、釣りのお供に欠かせないのがシングルバーナーです。なかでも「イワタニ」のシングルバーナーは、家庭用カセットコンロと同じ「CB缶」が使える手軽さと、コンパクトなサイズ感で長年愛されてきました。
ただ、イワタニのシングルバーナーと一口に言っても、複数のモデルがあるのをご存じでしょうか?
「どのモデルを選べばいいのか分からない」「CB-JCBとFW-CS01-JPって何が違うの?」そんな疑問をお持ちの方に向けて、本記事ではイワタニシングルバーナーの現行モデルを中心に、それぞれの特徴や違い、選ぶときのポイントをわかりやすく解説します。
これを読めば、自分にぴったりの一台が見つかるはずです。
イワタニシングルバーナーの現行モデルと特徴
まずは、現在販売されているイワタニのシングルバーナーを整理しておきましょう。
現在、イワタニのシングルバーナーは主に以下の3モデルが販売されています。
- FORE WINDS コンパクトキャンプストーブ FW-CS01-JP
- ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB
- FORE WINDS マイクロキャンプストーブ
「CB-JCBが一番有名だと思っていた」という方もいるかもしれませんが、2023年にFW-CS01-JPが発売され、現在はこのモデルが実質的な後継機種という位置づけです。
ここでは、各モデルの特徴を詳しく見ていきます。
FORE WINDS コンパクトキャンプストーブ FW-CS01-JP
FORE WINDS コンパクトキャンプストーブ FW-CS01-JP
FW-CS01-JPは、2023年4月に発売されたイワタニシングルバーナーの最新モデルです。従来のCB-JCBの機能性はそのままに、操作性とデザイン性が向上したモデルで、2021年にグッドデザイン賞を受賞したモデルがベースになっています。
特徴とメリット
最大の改良点は、火力調整つまみの素材です。CB-JCBではプラスチック製だったつまみが、FW-CS01-JPでは金属製に変更されました。耐久性が向上しただけでなく、見た目の高級感もアップしています。
また、収納時のサイズも小さくなりました。CB-JCBの収納サイズが82×68×109mmだったのに対し、FW-CS01-JPは73×68×109mmと、幅が9mmコンパクトになっています。
ケースも進化しています。CB-JCBは蓋が分離するハードケースでしたが、FW-CS01-JPはファスナー式のEVAケースに変更され、開閉がスムーズになりました。
デメリット
CB-JCBと比べると価格が約1,000円ほど高くなっています。予算を最優先する方にはややハードルが高いかもしれません。
こんな人に向いています
- 長く使い続けられる製品を探している人
- 収納時のコンパクトさを重視する人
- デザイン性にもこだわりたい人
ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB
CB-JCBは2016年に発売され、イワタニシングルバーナーのロングセラーモデルです。シンプルな構造と手頃な価格で、多くのキャンパーやアウトドア愛好家に支持されてきました。
特徴とメリット
なんといってもコストパフォーマンスの高さが魅力です。3,900円前後という価格で購入できるため、初めてのシングルバーナーとして選ぶ方も多いでしょう。
構造がシンプルな分、故障が少なく、長期間使い続けられるという口コミも見られます。「10年使っても壊れない」という声もあるほどです。
また、長年販売されてきたモデルだけに、社外パーツも豊富です。遮熱板や専用ゴトクなど、自分好みにカスタマイズしやすいのもメリットでしょう。
デメリット
火力調整つまみがプラスチック製のため、長期間の使用では劣化が気になるかもしれません。また、収納ケースが蓋の分離するハードケースで、使い勝手がやや不便に感じる方もいます。
さらに、2023年にFW-CS01-JPが発売されたことに伴い、CB-JCBは生産終了の報道があります。公式な生産終了アナウンスは確認できていませんが、今後は在庫限りでの販売となる可能性が高いでしょう。
こんな人に向いています
- コスパを最重視する人
- 初めてのシングルバーナーを探している人
- シンプルな構造で長く使える製品が好きな人
購入時の注意点
生産終了の可能性があるため、購入を検討する際は在庫状況を必ず確認してください。
FORE WINDS マイクロキャンプストーブ
マイクロキャンプストーブは、FORE WINDSブランドから販売されている、より軽量・コンパクトを追求したモデルです。バックパッキングやトレッキングなど、とにかく荷物を軽くしたいシーンに向いています。
特徴とメリット
重量はなんと約186g。CB-JCBやFW-CS01-JPが約274gなので、約90gも軽量化されています。収納サイズも71×57×120mmと非常にコンパクトです。
組み立ても簡単で、セミハードケースの使い勝手も良いと評判です。
デメリット
価格は約7,150円と、他の2モデルと比べて高価です。また、五徳が小さく脚の幅が狭いため、大型の鍋やフライパンを使うと安定感に欠ける場合があります。
火力も2.3kWと他のモデル(2.7kW)よりやや低めです。
こんな人に向いています
- バックパッキングなど、軽量化を最優先する人
- 小人数でのソロキャンプやトレッキングメインの人
こんな人には向いていません
- 家族キャンプなどで大きな鍋を使う人
- 安定感を重視する人
- 予算を抑えたい人
イワタニシングルバーナーの選び方|モデル別比較ポイント
ここからは、イワタニシングルバーナーを選ぶときに押さえておきたい比較ポイントを紹介します。
重量・収納サイズで選ぶ
持ち運びのしやすさを重視するなら、重量と収納サイズが重要な判断軸になります。
- FW-CS01-JP:約274g/73×68×109mm
- CB-JCB:約274g/82×68×109mm
- マイクロキャンプストーブ:約186g/71×57×120mm
軽さを最優先するならマイクロキャンプストーブが断然有利です。一方、FW-CS01-JPはCB-JCBより収納サイズがコンパクトになっている点も見逃せません。
火力で選ぶ
調理のスピードを重視するなら、火力の強さもチェックしておきたいポイントです。
- FW-CS01-JP:2.7kW(2,300kcal/h)
- CB-JCB:2.7kW(2,300kcal/h)
- マイクロキャンプストーブ:2.3kW(2,000kcal/h)
FW-CS01-JPとCB-JCBは同じ火力で、マイクロキャンプストーブはやや劣ります。とはいえ、実際の使用では体感差がほとんどないというレビューもあるため、そこまで神経質になる必要はないでしょう。
価格で選ぶ
予算に応じて選ぶ場合の目安は以下の通りです。
- CB-JCB:約3,900円(コスパ最重視ならこちら)
- FW-CS01-JP:約4,900円(性能とデザインのバランスが良い)
- マイクロキャンプストーブ:約7,150円(軽量さに投資するなら)
五徳の安定性で選ぶ
どのサイズの鍋まで使えるかも、実際の使い勝手に直結するポイントです。3モデルともに推奨される鍋底サイズは16cm以下です。
ただし、マイクロキャンプストーブは五徳が小さいため、16cm以下の鍋でも安定しづらい場合があります。特にメスティンを使う方は、安定性の面でFW-CS01-JPかCB-JCBを選んだほうが無難でしょう。
よくある質問
遮熱板は必要ですか?
遮熱板は、ガス缶が熱くなりすぎるのを防ぐためのアクセサリーです。必須アイテムではありませんが、「ガス缶の過熱が心配」という方には安心感につながります。口コミでも「不安を解消する効果がある」という声が多く見られます。
冬場でも使えますか?
イワタニシングルバーナーはカセットボンベ(CB缶)を使用するため、冬場の寒冷地では火力が落ちる傾向があります。冬季に使用する場合は、パワーゴールドなどの冬季用ガスを選ぶとある程度は対応できますが、それでも火力が十分でないと感じる場合もあるでしょう。本格的な冬山での使用を考える場合は、OD缶対応のバーナーも選択肢に入れることをおすすめします。
まとめ
イワタニシングルバーナーは、CB缶が使える手軽さとコンパクトなサイズ感が魅力のアウトドアギアです。
- 最新モデルで長く使いたい → FW-CS01-JP
- コスパを最重視する → CB-JCB(在庫状況要確認)
- とにかく軽量コンパクトが欲しい → マイクロキャンプストーブ
それぞれのモデルにメリット・デメリットがありますので、自分の使い方や優先順位に合わせて選ぶのがおすすめです。
どのモデルを選ぶにしても、説明書をよく読み、正しい使い方を守って安全に楽しんでください。

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