サウナ初心者の方から、「マイサウナマットって実際どうなの?」「何を基準に選べばいいんだろう?」という声をよく聞きます。
施設に置いてあるマットを使うのもひとつの手ですが、衛生面や座り心地を考えると、自分専用のサウナマットを持っていると格段に快適になります。
この記事では、サウナマットを選ぶときに押さえておきたいポイントと、実際に販売されている人気商品を比較しながらご紹介します。あなたのサ活スタイルにぴったりの一枚が見つかるはずです。
そもそもサウナマットはなぜ必要?
サウナ室のベンチは高温になっていて、素肌で座ると熱くて我慢できないこともあります。サウナマットはその熱からお尻を守ってくれるだけでなく、汗を直接ベンチに垂らさないようにする衛生面での役割も果たします。
サウナ施設によってはベンチにマットが敷いてあることもありますが、すべての施設にあるわけではありません。また、共有のマットはどうしても衛生面が気になるという方も多いでしょう。自分専用のマイサウナマットがあれば、その心配もなくなります。
サウナマットの選び方:素材・携帯性・お手入れの3つのポイント
サウナマットを選ぶときは、次の3つを軸に考えると失敗しにくいです。
素材で選ぶ
サウナマットの素材は大きく分けて、EVA樹脂、発泡ポリエチレン、SBR(合成ゴム)、布系(コットンやリネン)の4タイプがあります。
EVA樹脂製は、軽くてクッション性があり、初心者にも扱いやすい素材です。折りたたんでコンパクトにできるものが多く、携帯性に優れています。熱伝導率が低いため、高温のベンチからしっかりと熱を遮断してくれます。耐久性も高く、水を弾くのでお手入れも簡単です。ただし、汗をかくと肌に張りつく感じが気になる方もいるかもしれません。
発泡ポリエチレンもEVAと似た特性を持ちます。熱伝導率は約0.03〜0.04W/(m・K)で、木材の約0.1〜0.2W/(m・K)と比較すると、熱が伝わりにくいことがわかります。独立気泡構造になっているため、水を通さず断熱性が高いのが特徴です。
SBR(合成ゴム)はウェットスーツにも使われる素材で、柔らかくクッション性が高いのが特徴です。薄型でもある程度の弾力があり、撥水性も高いため洗濯機で丸洗いできる製品が多いです。ただし、熱伝導率は素材によって異なり、断熱性を重視するかどうかは製品ごとに確認する必要があります。
布系(コットンやリネン)は肌触りが非常に良いのが最大の魅力です。今治タオルなどの高品質な綿製品を使ったものもあり、汗をしっかり吸収してくれます。洗濯機で丸洗いできるので清潔に保ちやすいですが、乾燥に時間がかかることと、断熱性は樹脂系に比べると劣る点がデメリットです。施設のマットの上に重ねて使うのがおすすめされます。
携帯性で選ぶ
サウナマットは毎回持ち運ぶものなので、コンパクトにたためるかどうかは重要なポイントです。EVA樹脂製のものは薄く折りたためる製品が多く、バッグの隙間に入るサイズにまで小さくなるものもあります。一方、布系のものは多少かさばる傾向があるので、持ち運びやすさを重視するなら樹脂系が有利です。
お手入れのしやすさで選ぶ
サウナマットは汗を直接吸収するものなので、清潔に保つためにはお手入れのしやすさも大事です。撥水性の高い樹脂系やSBR系はサッと拭くだけで済むものが多く、布系は洗濯機で丸洗いできますが、乾燥に時間がかかる点を考慮する必要があります。自分がどれだけ手間をかけられるかで選ぶとよいでしょう。
おすすめのサウナマットを比較
ここからは、実際に販売されているサウナマットを紹介します。雑誌『MONOQLO』の検証でも高評価を得た製品を含めて、素材や特徴が異なる商品をピックアップしました。
1.
ひとつめに紹介するのは、H Tokyoの「NEO SA”VER」です。
雑誌『MONOQLO』の検証で1位を獲得した実績のあるEVA樹脂製の折りたたみマットです。密度が高く、薄さは7mmながら底づき感が少なく、しっかりとした座り心地を実現しています。
手のひらサイズまでコンパクトに折りたためるので、サウナバッグの中でも場所を取りません。滑りにくい素材が使われているのもポイントです。
向いている人:初めてのサウナマットとして、間違いのない高品質なものを求める方。携帯性と座り心地のバランスを重視する方。
向いていない人:とにかく価格を最優先にしたい方。サイズは372×272mmで、広々とした座面を求める方には少し小さく感じるかもしれません。
購入前の注意点:価格は変動する可能性があるので、購入時に販売サイトでご確認ください。参考価格は2,200円台からです。
2. シービージャパン tomte マイサウナマット
ふたつめは、シービージャパンの「tomte マイサウナマット」です。
同じくEVA樹脂製の折りたたみマットで、MONOQLOの検証では2位にランクインしました。H Tokyoの製品と同系統の素材を使いながら、より手頃な価格帯を実現しているのが特徴です。
厚さは7mmで、コンパクトに折りたためる点もH Tokyoと似ていますが、サイズは315×238mmとやや小さめです。
向いている人:コストパフォーマンスを最重視する方。まずはお試しでサウナマットを始めてみたいという初心者の方。
向いていない人:ゆったりとした広いサイズを好む方。座面が小さめなので、体格が大きい方には窮屈に感じるかもしれません。
購入前の注意点:サイズ感を事前にご確認ください。参考価格は1,320円台からと、エントリーモデルとして手に取りやすい価格です。
3. Wander Forest サウナマット
みっつめは、Wander Forestのサウナマットです。
SBR素材を採用した超薄型のマットで、撥水性が高く、なんと洗濯機で丸洗いが可能です。サイズは400×300mmと大きく、ゆったりと座れるのが嬉しいポイントです。
衛生面を徹底したい方にとっては、洗濯機で清潔に保てるのは大きな魅力でしょう。薄型ながら、ウェットスーツ素材ならではの柔らかなクッション性があります。
向いている人:衛生面を最重視する方。洗濯機で丸洗いしたい方。広めのサイズを好む方。
向いていない人:分厚いクッション性を求める方。床の硬さを感じやすいという声もあるため、座り心地の柔らかさを最優先する方には合わないかもしれません。
購入前の注意点:参考価格は3,936円台と、他の製品と比べるとやや高めの価格帯です。購入前に予算と相談するとよいでしょう。
4. サウナリパブリック 今治タオル サウナマット
よっつめは、サウナリパブリックの「今治タオル サウナマット」です。
今治タオルならではの高い吸水性と、ふわふわとした肌触りが魅力の布系マットです。抗菌・防臭加工が施されているので、汗をかいてもニオイが気になりにくいのが特徴です。
カラーバリエーションが豊富で、自分の好みに合わせて選べるのも楽しみのひとつ。サイズは280×425mmで、洗濯機で丸洗いできます。
向いている人:肌触りやデザインを重視する方。今治タオルの質感が好きな方。
向いていない人:高い断熱性を求める方。樹脂系に比べると熱の遮断効果は劣るため、施設のマットの上に重ねて使うのがおすすめです。
購入前の注意点:綿素材のため、乾燥に時間がかかる場合があります。使用後はしっかりと乾かすようにしましょう。参考価格は1,880円台からです。
5. 今治サウナ リネン&コットン サウナマット
こっつめは、今治サウナの「リネン&コットン サウナマット」です。
こちらも今治の織物技術を活かした布系マットで、リネンとコットンの混紡素材を使用しています。リネン特有の通気性とコットンの柔らかな肌触りが融合した、さらっとした使い心地が特徴です。
洗濯機で丸洗いできるので清潔に保て、サウナ後の汗も気持ちよく吸収してくれます。
向いている人:リネンのようなナチュラルな素材感を好む方。肌触りと吸湿性を重視する方。
向いていない人:持ち運びのコンパクトさを最優先する方。樹脂系と比べると折りたたんでもかさばる傾向があります。
購入前の注意点:布系素材のため、サウナ室の熱から完全に遮断したい場合は、施設のマットと併用するのがおすすめです。価格は2,000円台が相場です。
6. ごリラックス パタッとサ活マット
むっつめは、ごリラックスの「パタッとサ活マット」です。
EVA樹脂製で、パタッと折りたためる手軽さが特徴のマットです。厚みがあり、しっかりとしたクッション性を備えています。表面に滑り止め加工が施されているため、ベンチの上でもずれにくいのがポイントです。
サイズはやや大きめで、ゆったりと座りたい方に向いています。
向いている人:安定した座り心地と滑りにくさを重視する方。厚みのあるマットを好む方。
向いていない人:極限までコンパクトにしたい方。厚みがある分、折りたたみサイズもやや大きくなります。
購入前の注意点:参考価格は2,000円台中盤です。サイズ感を確認してから購入するとよいでしょう。
7. SAUNANOVA TATAMI SAUNA MAT
ななつめは、SAUNANOVAの「TATAMI SAUNA MAT」です。
名前の通り、畳のような風合いと素材感が特徴的なサウナマットです。表面はイグサを使用しており、サウナ室で感じるリラックス効果をさらに高めてくれるようなデザインが魅力です。
自然素材ならではの香りや感触を楽しみたい方におすすめです。
向いている人:デザインや素材感にこだわりたい方。サウナの空間をより和風に楽しみたい方。
向いていない人:撥水性や速乾性を重視する方。イグサ素材は水に弱いため、お手入れには注意が必要です。
購入前の注意点:素材の特性上、汗をかいた後はしっかりと乾燥させる必要があります。洗濯機は使えないので、手入れの手間を考慮して選びましょう。参考価格は3,000円台です。
8. coque サウナマット
やっつめは、coqueのサウナマットです。
シンプルでスタイリッシュなデザインが特徴のEVA樹脂製マットです。ほどよい厚みと弾力性があり、快適な座り心地を提供します。
カラーバリエーションも豊富で、自分好みの色を選べるのもポイントです。持ち運びに便利な収納ポーチが付属している製品もあります。
向いている人:デザイン性と機能性を両立したい方。カラーバリエーションから選ぶ楽しみも欲しい方。
向いていない人:特に大きなサイズを求める方。サイズは標準的なものが多いです。
購入前の注意点:参考価格は1,800円台からと、比較的入手しやすい価格帯です。付属品の有無は製品によって異なるので、購入時に確認しましょう。
9. Totonoi Japan サウナマット
ここのつめは、Totonoi Japanのサウナマットです。
「ととのう」をコンセプトにしたブランドらしく、サウナ体験をより豊かにすることを目指した製品です。EVA樹脂製で、適度な厚みとクッション性を備えています。
折りたたんだときにコンパクトになる設計で、持ち運びしやすいのも特徴です。表面の滑り止め加工も施されています。
向いている人:サ活にこだわりを持つ方。ブランドのコンセプトに共感できる方。
向いていない人:価格重視の方。
購入前の注意点:参考価格は2,000円台です。製品の詳細は販売ページでご確認ください。
サウナマットに関するよくある疑問
サウナマットは施設に持ち込んでいいの?
サウナ施設によってルールは異なりますが、ほとんどの施設でマイサウナマットの持ち込みは許可されています。公共のサウナでも、自分専用のマットを使うことは衛生面でも好まれる傾向があります。とはいえ、施設によっては制限を設けているところもあるので、初めて訪れる施設では事前に確認しておくと安心です。
100均のマットでも代用できる?
100円ショップで売られている折りたたみマットやスポンジマットを代用する方もいます。サウナマットとして売られているものと比べると、耐熱温度が不明だったり、滑りやすかったりする場合があります。お試しで使う分には構いませんが、安全性や快適性を考えると、サウナ用として設計された製品を選ぶほうがおすすめです。
厚みはどのくらいがいいの?
厚みは8mm以上あると、熱を感じにくく座り心地も安定するという声があります。個人の感想ではありますが、薄すぎるとベンチの熱が伝わってきたり、硬さを感じたりするという意見もあるため、ある程度の厚みがある製品を選ぶとよいでしょう。
自分に合ったサウナマットを選ぶために
サウナマットを選ぶときは、「どこで」「どのくらいの頻度で」使うかをイメージすることが大切です。
毎日のように通うヘビーユーザーなら、携帯性と耐久性を兼ね備えたEVA樹脂製の製品が便利でしょう。週末だけ楽しむ方なら、肌触りの良い布系のマットも選択肢に入ります。
また、低温やけどのリスクを考えると、断熱性のあるマットを使うことが推奨されます。厚みや素材の特性を確認して、自分の体感に合ったものを選ぶようにしましょう。
価格や仕様は変更される場合があります。購入の際は各販売サイトで最新の情報を確認することをおすすめします。
サウナマットは、あなたのサ活をもっと快適にしてくれるアイテムのひとつです。この記事で紹介した選び方のポイントを参考に、ぜひ自分にぴったりの一枚を見つけてください。

コメント