「自宅で気軽にサウナを楽しみたい」「おうちサウナを導入したいけど、何から選べばいいか分からない」
そんな悩みをお持ちの方に向けて、この記事ではおうちサウナの主な種類や価格帯、それぞれの特徴を徹底解説します。自分にぴったりの一台を見つけるための判断材料を、できるだけわかりやすくまとめました。
おうちサウナを導入する前に知っておきたいこと
おうちサウナと一口に言っても、その種類は実にさまざまです。手軽なテントタイプから、本格的なビルトインサウナまで、価格も設置方法も大きく異なります。
まずは「どのくらいの予算で」「どこに設置するか」「どんなサウナ体験をしたいか」をざっくりとイメージしておくと、スムーズに選択肢を絞ることができます。
おうちサウナの主な種類と価格帯
家庭用サウナは、大きく分けて以下の5つのカテゴリに分類されます。
- テントサウナ(ポータブル型)
- 屋内ボックスサウナ(据え置き型)
- 屋外バレルサウナ・ボックスサウナ
- ビルトインサウナ(完全オーダーメイド)
- 簡易型サウナ(サウナ傘・遠赤外線ドームなど)
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
テントサウナ(ポータブル型)
テントサウナは、耐熱性のテントとストーブがセットになった、持ち運びができるタイプのサウナです。
特徴とメリット
- 価格が比較的安い(5万円〜30万円程度)
- 設置・撤収が簡単で、場所を選ばない
- ベランダや庭はもちろん、キャンプなどアウトドアにも持ち出せる
- 入門用として導入しやすい
デメリットと注意点
- 断熱性や耐久性は据え置き型に劣る
- 外気の影響を受けやすく、気温や風によって温度が変わりやすい
- 製品によっては思ったほど高温にならないこともある
こんな人に向いています
- まずは手軽に試してみたい方
- 初期投資を抑えたい方
- 賃貸住宅で工事ができない方
- アウトドアでも使いたい方
こんな人には向いていません
- 毎日使う本格的なサウナ体験を求める方
- 屋外に設置するスペースがない方
購入時のチェックポイント
電気式と薪式のどちらかを選ぶ必要があります。使用場所(屋内か屋外か)に適したタイプを選びましょう。電気式の場合は、日本の安全基準(PSE認証)を確認することをおすすめします。
人気製品の一例として、Niiro おうちDEサウナがあります。コンパクトで使いやすいと評判のモデルです。
屋内ボックスサウナ(据え置き型)
屋内ボックスサウナは、脱衣所やリビングの一角など、室内に設置する箱型のサウナです。電気式のストーブが主流で、本格的なサウナ体験を自宅で再現できます。
特徴とメリット
- 天候に左右されず、いつでも使える
- 準備時間が短く、スイッチオンですぐに楽しめる
- ロウリュ対応モデルも多く、本格的なサウナ体験ができる
- 木材の香りに包まれる癒しの空間を自宅に作れる
デメリットと注意点
- 価格が高め(50万円〜200万円程度)
- 設置スペースを確保する必要がある
- 多くの場合、200V電源工事が必要になる
- 重量があるため、設置場所の床強度も確認が必要
こんな人に向いています
- 毎日でもサウナを楽しみたい方
- 本格的な設備を求める方
- 屋内に設置スペースを確保できる方
こんな人には向いていません
- 予算を抑えたい方
- 設置スペースに余裕がない方
主なメーカーと価格帯の目安
屋内ボックスサウナは、メーカーによってデザインや機能、価格が大きく異なります。代表的なメーカーと1人用モデルの価格目安は以下の通りです。
- My Sauna:89万円〜
- totonoiü:94万円〜
- メトス(METOS):148.5万円〜
- HARVIA:145.2万円〜
- RED CEDAR SAUNA sisu
- SAUNAGE
これらのメーカーは、それぞれ木材の種類やデザイン、ストーブの性能、カスタマイズの自由度などに特徴があります。
購入時のチェックポイント
各メーカーの公式サイトで、サイズや電源仕様、オプションを比較することをおすすめします。また、実際にショールームで体験できる場合もあるので、可能であれば実物を確認すると安心です。
屋外バレルサウナ・ボックスサウナ
庭やウッドデッキなどの屋外に設置するタイプです。樽型のデザインが特徴的なバレルサウナと、小屋のような形状のボックスサウナがあります。
特徴とメリット
- デザイン性が高く、本格的な雰囲気を楽しめる
- 屋内スペースを占有しない
- 薪ストーブを使用することで、より本格的なフィンランド式サウナ体験が可能
- ロウリュを楽しむスペースも十分に取れることが多い
デメリットと注意点
- 価格が非常に高い(100万円〜200万円程度)
- 設置場所の確保と基礎工事が必要
- 雨風にさらされるため、定期的なメンテナンス(塗装や防腐処理など)が必須
- 自治体の建築基準法や条例に抵触しないか確認が必要な場合もある
こんな人に向いています
- 戸建てに住んでおり、庭に十分なスペースがある方
- デザイン性や本格的な薪サウナにこだわる方
- 家全体の景観の一部としてサウナを楽しみたい方
こんな人には向いていません
- マンション住まいの方
- 予算が限られている方
- メンテナンスの手間をかけたくない方
購入時のチェックポイント
屋外設置となるため、耐候性の高い木材(レッドシダーなど)を選ぶことが重要です。また、薪ストーブを使用する場合は、煙突の設置や薪の保管場所も事前に計画しておきましょう。
ビルトインサウナ(完全オーダーメイド)
新築や大規模リフォームの際に、浴室や専用スペースに完全に組み込むタイプのサウナです。すべてをオーダーメイドで設計できるため、理想的なサウナ環境を実現できます。
特徴とメリット
- 最も理想的なサウナ環境を追求できる
- 水風呂や外気浴スペースまで含めた完全な導線を設計できる
- 家全体のデザインに溶け込む
- 資産価値の向上にも寄与する可能性がある
デメリットと注意点
- 費用が非常に高額(200万円〜500万円以上)
- 設計段階から計画する必要があり、導入までのハードルが高い
- 工期も長くなる
こんな人に向いています
- 家を新築する方、または大規模リフォームを計画している方
- サウナに人生の時間と資金を投資したいと考える本格派
- 自分だけの完全オリジナルサウナを作りたい方
こんな人には向いていません
- 予算を抑えたい方
- すぐに導入したい方
- 既存の住まいに後付けで設置したい方
導入時のチェックポイント
専門の設計士や施工業者との綿密な打ち合わせが必須です。間取りや電源、換気、防水など、さまざまな観点からの検討が必要になります。複数の業者に見積もりを依頼し、実績や提案力を比較することをおすすめします。
簡易型サウナ(サウナ傘・遠赤外線ドームなど)
より手軽な選択肢として、サウナ傘や簡易スチームボックス、遠赤外線ドームサウナなどがあります。
特徴とメリット
- 非常に安価(サウナ傘は2,000円〜、簡易ボックスは2万円〜5万円程度、遠赤外線ドームは3万円〜15万円程度)
- 省スペースで設置できる
- 通常のコンセントで使えるものが多い
- 本格導入の前に「サウナ体験」を試せる
デメリットと注意点
- 本格的なサウナ施設での体験とは大きく異なることが多い
- 「ととのい」と呼ばれる状態に至るのは難しい場合がある
- あくまで簡易的な発汗器具としての位置づけ
こんな人に向いています
- まずは手軽に発汗体験をしたい方
- 本格導入の前に試しに使ってみたい方
- コストとスペースを最優先したい方
こんな人には向いていません
- 本格的なサウナ体験を求める方
- 「ととのい」を自宅で再現したい方
これらの製品は「サウナ」という名称ではありますが、一般的なサウナ施設での体験とは異なることを理解したうえで導入を検討するとよいでしょう。
おうちサウナを選ぶときの5つの判断軸
おうちサウナを選ぶ際に、押さえておきたい判断軸は以下の5つです。
1. 予算
まずはどれくらいの費用をかけられるかを明確にしましょう。製品本体の価格に加えて、電源工事や設置工事費、配送費なども含めて総合的に考える必要があります。
2. 設置場所
設置する場所は屋内か屋外か、またどのくらいの広さが確保できるかが重要です。マンションの場合は管理規約で屋外設置が制限されているケースもあるため、事前に確認が必要です。
3. 利用人数
主に一人で使うのか、家族や友人と一緒に使うのかで必要なサイズが変わります。1人用でもゆったり使えるモデルと、コンパクトなモデルがあるので、自分の体格や使い方をイメージして選びましょう。
4. 本格度
「ととのい」を追求するのか、リラックス目的なのか。ロウリュに対応しているか、最高温度は何度まで上がるか、水風呂をどう確保するかなど、求める体験レベルに応じて選択肢が変わります。
5. ランニングコストとメンテナンス
電気代や薪代などのランニングコスト、木材のメンテナンス頻度なども長く使うためには重要なポイントです。
水風呂の確保はどうする?
おうちサウナを考える際、意外と見落としがちなのが「水風呂」の問題です。サウナの後の水風呂は「ととのい」に欠かせない要素ですが、自宅でどう確保するかは大きな課題です。
主な選択肢としては、以下のようなものがあります。
- 既存の浴槽を水風呂として使う
- ポータブル浴槽を設置する
- 専用のチラー(冷却装置)を導入する
- シャワーで代用する(ただし水風呂ほどの効果は期待できない)
どの方法を取るにしても、導線(サウナ→水風呂→外気浴の動線)をスムーズに設計することが快適なサウナライフの鍵になります。
おうちサウナ導入のよくある疑問
Q. マンションでもおうちサウナは設置できますか?
テントサウナや簡易型サウナであれば、ベランダや室内で使用できる製品もあります。屋内ボックスサウナは、スペースと電源条件が整えば設置可能なケースもありますが、管理規約を必ず確認してください。
Q. 電気代はどれくらいかかりますか?
使用頻度や製品の消費電力によりますが、目安として月々3,000円〜5,000円程度を見込んでおくとよいでしょう。ただし、これはあくまで目安であり、実際の費用は使用状況によって異なります。
Q. 工事は必ず必要ですか?
テントサウナや簡易型サウナは工事不要で使えるものがほとんどです。屋内ボックスサウナや屋外サウナは、電源工事や設置工事が必要になるケースが一般的です。購入前に各メーカーや施工業者に確認することをおすすめします。
Q. サウナストーブの種類はどう選べばいいですか?
電気式は手軽で室内向き、薪式は本格的で屋外向きという特徴があります。電気式はスイッチひとつで使える手軽さが魅力で、薪式はじっくりと温度が上がる過程や香り、炎の揺らぎなども含めて楽しむタイプの方が向いています。
おうちサウナを長く楽しむためのポイント
せっかく導入したおうちサウナを長く快適に使うためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。
換気をしっかり行う
サウナ使用後はしっかりと換気をしましょう。特に屋内設置の場合は、湿気がこもると建物に悪影響を与える可能性があります。
定期的なメンテナンス
木材は定期的に乾拭きしたり、専用のオイルでメンテナンスしたりすることで、長持ちさせることができます。屋外設置の場合は、特に塗装や防腐処理を定期的に行いましょう。
安全に使うためのルール作り
高温になる器具を扱うため、小さなお子様がいる家庭では特に安全対策が重要です。使用時のルールを家族で共有し、事故を防ぐ工夫をしましょう。
おうちサウナ導入を検討するなら
おうちサウナは、種類も価格帯も実にさまざまです。今回ご紹介した各タイプの特徴を参考に、自分のライフスタイルや予算、設置環境に合った選択肢を探してみてください。
まずはテントサウナで体験してみるのもよいですし、最初から本格的な屋内ボックスサウナを導入するのもよいでしょう。何より大切なのは、あなたが自宅でどんなサウナ体験をしたいのか、そのイメージをしっかりと持つことです。
価格や仕様は随時変更される場合があります。購入を検討する際は、各メーカーの公式サイトで最新情報を必ずご確認ください。また、工事が必要な場合は、複数の施工業者から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。
自宅にいながら心身ともにリフレッシュできるおうちサウナライフ。あなたにぴったりの一台が見つかりますように。

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