キャンプの荷物運びで「毎回の往復がしんどい…」と感じたことはありませんか?特にファミリーキャンプやグループキャンプでは、テントやタープ、クーラーボックス、チェアなど、運ぶものはどんどん増えていきます。そんなときに頼りになるのがキャンプ用のキャリーカートです。
ただ、いざ購入しようとすると、タイヤの種類や耐荷重、収納サイズなど、気になるポイントはいろいろ。どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いでしょう。
この記事では、キャンプ用キャリーカートの選び方と、おすすめの製品を比較しながら紹介します。自分の使い方に合った一台を見つけるための判断材料として、最後まで読んでみてください。
キャンプ用キャリーカートの選び方
まずは、キャンプ用キャリーカートを選ぶときに押さえておきたいポイントを整理します。ここを理解しておくだけで、製品を見比べる軸がはっきりします。
タイヤの種類で走行性能が変わる
キャリーカートの走行性能を大きく左右するのがタイヤです。キャンプ場の路面は舗装路だけではありません。砂利道や芝生、砂浜など、場所によって地面の状態はさまざまです。
タイヤには大きく分けて「ソリッドタイヤ」と「空気入りタイヤ」の2種類があります。
ソリッドタイヤは、中が詰まったゴム製のタイヤです。パンクの心配がなく、メンテナンスがほとんど不要なのが特徴です。舗装路や固い地面での使用に向いています。ただし、空気入りタイヤと比べると衝撃吸収性に劣るため、砂利道などでは振動が伝わりやすい傾向があります。
空気入りタイヤは、自転車のタイヤと同じように空気を入れて使うタイプです。未舗装路での走行性能や段差を乗り越える能力に優れています。砂利道や砂浜など、路面状態が良くない場所でも引っかかりにくく、重い荷物でも引きやすいのがメリットです。一方で、空気圧の管理が必要で、パンクのリスクもある点はデメリットといえるでしょう。
どちらが「正解」ではなく、使うシーンによって選び方が変わります。
耐荷重と自重のバランス
キャンプでは、クーラーボックスに飲み物や食材を詰め込むと、それだけで結構な重さになります。さらにテントやタープを載せると、総重量はあっという間に数十キロに達することもあります。
そのため、カートの耐荷重は重要なチェックポイントです。耐荷重が低いと、思っていたより荷物が載せられず、結局手で運ぶことになってしまいます。
ただし、耐荷重が大きいほどカート自体の自重も重くなる傾向があります。重いカートはそれ自体を持ち上げて車に積み込むときや、折りたたんで収納するときに負担になります。耐荷重と自重のバランスを見ながら、自分がどのくらいの荷物を運ぶのかをイメージして選ぶとよいでしょう。
収納時のコンパクトさ
キャンプ用品はとにかく車に詰め込むものが多いです。キャリーカートも、使わないときはできるだけコンパクトに収納したいものです。
折りたたみ方式は製品によって異なりますが、収納時のサイズ、特に「厚み」は車載性に直結します。トランクスペースが限られている軽自動車やコンパクトカーの場合は、スリムに折りたためるモデルを選ぶと積み込みやすくなります。
自宅での収納スペースも考慮しておくと、いざ使おうと思ったときにスムーズに取り出せます。
フレーム素材と耐久性
カートのフレームには主にスチールとアルミニウムが使われます。
スチールは頑丈で耐久性が高いのが特徴ですが、その分重量があります。アルミニウムは軽量でサビにくいですが、スチールよりは強度で劣る場合があります。
どちらが優れているということではなく、耐久性を重視するか、軽さを重視するかというトレードオフの関係です。自分の使い方や持ち運びの頻度に合わせて選ぶとよいでしょう。
キャンプ用キャリーカートのおすすめ製品
ここからは、キャンプシーンで人気のキャリーカートを紹介します。それぞれの特徴を比較しながら、自分に合うモデルを探してみてください。
1. コールマン コンパクトワゴン
コールマンはアウトドアブランドとして長い歴史を持ち、キャンプ用品の信頼性では定評があります。コンパクトワゴンは、その名の通り収納時のコンパクトさが特徴の折りたたみカートです。
特徴
専用の収納バッグが付属しており、使わないときはバッグに収めてコンパクトに保管できます。フレームはスチール製で、しっかりとした作りになっています。
メリット
ブランドの信頼性が高く、アウトドアシーンでの実績が豊富です。収納バッグがあることで、車のトランクや自宅収納の際に荷物がまとまりやすいのも便利なポイントです。
デメリット
タイヤが比較的小さいため、砂利道などの未舗装路ではやや安定感に欠けるという声があります。舗装されたキャンプ場や固い地面での使用がメインの方向けです。
向いている人
ファミリーキャンプでテントやタープ、クーラーボックスなどをまとめて運びたい方。収納スペースを重視する方に選ばれています。
向いていない人
砂利道や砂浜など、路面状態の悪い場所を頻繁に走行する方には、タイヤの大きいモデルのほうが適している場合があります。
購入前の注意点
コールマンのキャリーカートは複数のモデルが展開されており、耐荷重やタイヤ仕様が異なります。購入前には公式サイトなどで最新のスペックを確認することをおすすめします。
2. ロゴス スリムワゴン
ロゴスは「アウトドアをもっと身近に」をコンセプトに掲げる日本のブランドです。スリムワゴンは、収納時の薄さを徹底的に追求したモデルです。
特徴
スリムな折りたたみ構造を採用し、収納時の厚みが非常に薄いのが特徴です。軽量設計のモデルも多く、女性やシニア層でも扱いやすい設計です。
メリット
コンパクトカーやトランクスペースが限られている車でも積み込みやすいのが大きな魅力です。折りたたみが簡単で、出し入れの手間が少ないのもポイントです。
デメリット
スリム化や軽量化を優先しているため、耐荷重や容量がやや抑えられるモデルがあります。大量の荷物を一度に運びたい方には物足りなさを感じるかもしれません。
向いている人
車の収納スペースに制約がある方や、軽くて扱いやすいカートを求めている方に向いています。
向いていない人
一度に大量の荷物を運ぶソロキャンプ以上の大人数キャンプがメインの方には、もう少し容量のあるモデルが適しているでしょう。
購入前の注意点
ロゴスのスリムワゴンも複数のバリエーションがあります。耐荷重や重量はモデルによって異なるため、購入前に公式サイトでスペックを確認してください。
3. キャプテンスタッグ マルチキャリーカート
キャプテンスタッグは、手頃な価格帯のアウトドア用品を幅広く展開するブランドです。マルチキャリーカートは、初心者にも取り入れやすいエントリーモデルとして知られています。
特徴
コストパフォーマンスに優れた製品が多く、キャンプ初心者でも購入しやすい価格設定です。基本的な機能はしっかり備えているため、まずは手軽に始めたい方に選ばれています。
メリット
価格が抑えられているため、初めてのキャリーカートとしてハードルが低いのが魅力です。シンプルな構造のため、使い方に迷うことも少ないでしょう。
デメリット
高額モデルと比べると、フレームの素材やタイヤの走行性能で劣る場合があります。長期間のヘビーユースや悪路での使用を前提とする場合は、より耐久性の高いモデルを検討したほうが安心です。
向いている人
予算を抑えたい初心者キャンパーや、まずはキャリーカートを使ってみてから自分に合った使い方を考えたい方に適しています。
向いていない人
キャンプ場の路面状態が悪い場所を頻繁に利用する方や、長期間にわたって頻繁に使う予定の方は、もう少し上位モデルを検討してもよいでしょう。
購入前の注意点
価格が安いモデルほど耐荷重が低めに設定されている場合があります。購入前に自分が運ぶ荷物の重さを想定し、十分な耐荷重があるかを確認してください。
4. ワークマン キャリーカート
ワークマンは機能性と低価格を両立した製品で知られるブランドです。アウトドア用品のラインナップも拡充しており、キャリーカートもそのひとつです。
特徴
ワークマンならではのコストパフォーマンスが魅力です。アウトドア専門メーカーの製品と比べてリーズナブルな価格ながら、実用的な機能を備えています。
メリット
非常に低価格で手に入るため、予備用やサブのカートとしても使いやすいのが特徴です。実店舗で実際に手に取って確認できるのもメリットのひとつです。
デメリット
アウトドア専門メーカー製品と比べると、デザイン性や細部の作りで差を感じる場合があります。長期的な耐久性を重視する方には、専門メーカーの製品のほうが安心できるかもしれません。
向いている人
とにかくコストを抑えたい方や、メインのカートとは別にサブカートとしてもう一台欲しい方に向いています。
向いていない人
ブランドやデザインにこだわる方、長年使い続けることを前提に購入を検討している方には、より耐久性の高いモデルのほうが適しているでしょう。
購入前の注意点
ワークマンのキャリーカートは季節商品として扱われる場合があり、入荷状況が店舗によって異なります。購入を検討する際は、事前に在庫の有無を確認することをおすすめします。
空気入りタイヤモデルとの比較
ここまで紹介したモデルの多くはソリッドタイヤを採用していますが、キャンプ用キャリーカートには空気入りタイヤを搭載したモデルも存在します。ここでは、両者の違いを整理します。
例えば、コールマンのフィールドワゴンシリーズなどは、空気入りタイヤを採用した代表的なモデルです。空気入りタイヤは、未舗装路での走行性能が優れているため、砂利道や芝生の多いキャンプ場では快適に使えます。段差を乗り越えるときの衝撃も吸収しやすく、重い荷物でも引きやすいのが特徴です。
一方で、空気入りタイヤにはデメリットもあります。定期的な空気圧のチェックが必要ですし、パンクのリスクもゼロではありません。また、ソリッドタイヤのモデルと比べると価格が高くなる傾向があります。
舗装されたキャンプ場での使用がメインならソリッドタイヤで十分ですが、砂浜やガレ場など路面状態が悪い場所を頻繁に利用する方は、空気入りタイヤモデルも検討するとよいでしょう。
よくある質問
Q. 砂利道でも使えますか?
A. 使用できますが、タイヤの大きさや種類によって走行性能が変わります。空気入りタイヤや大径タイヤのモデルは砂利道でも引きやすい傾向があります。タイヤが小さいソリッドタイヤのモデルは、砂利道で引っかかりやすくなる場合があるので、路面状態が悪い場所を頻繁に使う場合はタイヤ仕様をチェックしておきましょう。
Q. 軽自動車に積めますか?
A. 製品によって収納サイズが異なります。コンパクトに折りたためるモデルであれば軽自動車のトランクにも収まりますが、購入前に実際の収納サイズを確認することをおすすめします。特に収納時の「厚み」は車載性に大きく影響します。
Q. 耐荷重はどのくらい必要ですか?
A. ファミリーキャンプでクーラーボックスやテント、タープなどをまとめて運ぶ場合は、耐荷重50kg以上のモデルがあると安心です。ただし、耐荷重が大きいほどカート自体も重くなる傾向があるため、自分の使用シーンに合わせて選びましょう。
Q. 空気入りタイヤとソリッドタイヤ、どっちがいいですか?
A. 使うキャンプ場の路面状態によります。舗装路や固い地面がメインならソリッドタイヤで十分です。砂利道や砂浜、芝生の多い場所を頻繁に利用するなら空気入りタイヤのほうが走行性能が優れています。ただし、空気入りタイヤはメンテナンスが必要で、価格も高めになる点を考慮しましょう。
まとめ
キャンプ用キャリーカートを選ぶときは、タイヤの種類、耐荷重と自重のバランス、収納時のコンパクトさ、フレーム素材を軸に比較すると、自分に合った一台が見つかりやすくなります。
ソリッドタイヤのモデルはメンテナンスフリーで手軽に使えるのが魅力です。一方、空気入りタイヤのモデルは悪路での走行性能が高いのが特徴です。どちらが優れているかではなく、自分の使うシーンや重視するポイントで選ぶとよいでしょう。
今回紹介した製品は、いずれもキャンプシーンでの実績があるモデルです。価格帯や特徴がそれぞれ異なるので、自分のキャンプスタイルや予算に合わせて比較検討してみてください。購入前には各メーカーの公式サイトで最新のスペックや価格を確認することを忘れずに。

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