キャンプ道具の軽量化を目指すうえで、ペグの見直しは欠かせないポイントです。とくに近年注目を集めているのが、ワークマンから発売されているチタン合金製のペグです。
「ワークマンのチタンペグって実際どうなの?」「鍛造ペグやスクリューペグと比べてどれを選べばいいの?」という疑問をお持ちの方に向けて、ここではワークマンのペグ3種類を比較しながら、それぞれの特徴や向いている人を整理してみます。
ワークマンのペグは3種類。まずは全体像を把握しよう
ワークマンが展開しているキャンプ用ペグは、大きく分けて以下の3種類です。
- 25cmチタン合金ペグ(12本入り)
- 鍛造スチールペグ
- 電動ドライバー対応スクリューペグ
いずれもワークマン公式オンラインストアで購入可能で、現在はWEB注文・店舗受け取りに対応しています。
この3種類は、素材・重量・価格・固定力のバランスがまったく異なります。そのため、「どれが正解」というよりも、自分のキャンプスタイルや重視するポイントによって選び方が変わってきます。
ここからは、各ペグの特徴を詳しく見ていきましょう。
25cmチタン合金ペグ(12本入り)の特徴と実力
まずは本題のワークマン チタンペグから見ていきます。
このチタンペグは、ワークマンのペグシリーズのなかで最も軽量なモデルです。素材にはチタン合金が採用されており、1本あたりの重量は実測で約45g前後。12本セットで持ち運んでも、鍛造ペグの半分程度の重さに収まります。
軽さが最大の魅力ですが、強度も十分に確保されています。チタン合金は軽量でありながらスチールに近い強度を持つため、通常のキャンプシーンであれば曲がったり変形したりする心配はほとんどありません。
また、チタンは錆びにくい性質を持っているため、メンテナンスの手間が少ないのもメリットです。使ったあとに拭き取らなければ錆びてしまうスチール製ペグと比べると、扱いやすさは明らかに上回ります。
デザイン面でも特徴があり、ペグの頭部には六角形の大きな穴が開いています。この穴はペグ抜きフックを引っ掛けるために設計されており、専用のペグハンマーがなくても抜きやすい形状になっています。
価格は4,900円(税込)で、12本入りです。1本あたりに換算すると約408円となります。
メリット
- 非常に軽量で、荷物の軽量化に直結する
- チタン合金製で強度が高く、曲がりにくい
- 錆びにくく、メンテナンスが簡単
- ペグ抜き用の大きな穴があり、撤収時の負担が少ない
デメリット
- 鍛造ペグやスクリューペグと比べると価格は高い
- 長さは25cmのみの展開
- 収納ケースが付属しない
向いている人
- ソロキャンプやデュオキャンプなど、荷物の軽量化を重視する人
- 頻繁にキャンプに行くので、メンテナンスの手間を減らしたい人
- ペグの抜き差しをスムーズにしたい人
向いていない人
- 大型のファミリーテントやタープを張る機会が多い人(25cmでは長さが足りない場合があります)
- とにかくコストを最優先したい人
購入前の注意点
ワークマン チタンペグは2024年秋冬にリニューアルされ、現在は12本入り4,900円での販売となっています。以前は10本入り3,900円で販売されていたため、過去の情報と混同しないように注意してください。
また、ペグ自体は軽量で高強度ですが、強風下で大型のタープやシェルターを使用する場合は、長さや固定力の面で不安が残ることもあります。使用するシーンを想定したうえで検討するとよいでしょう。
ワークマンの鍛造スチールペグの特徴
次に、ワークマン 鍛造ペグを見ていきます。
鍛造スチールペグは、鋼を鍛造して作られたオーソドックスなタイプのペグです。価格は1本199円(税込)と、ワークマンのペグのなかで最も安価です。
形状は四角形で、地面にしっかりと食い込む設計になっています。重量は約90g/本と、チタンペグの約2倍ありますが、それだけに固定力は非常に高いです。
メリット
- 1本199円と非常にリーズナブル
- 強度と固定力が高く、どんな地面でも安定する
- 形状がシンプルで、打ち込みやすい
デメリット
- 重い(約90g/本)
- 錆びやすいので、使用後のメンテナンスが必須
- 塗装が剥げることがある
向いている人
- コストパフォーマンスを最重視する人
- 固定力と低価格を求める人
- 重さを気にせず、とにかくたくさんペグを揃えたい人
向いていない人
- 荷物の軽量化を求める人
- メンテナンスの手間をかけたくない人
購入前の注意点
スチール製のため、使用後は錆びを防ぐためにしっかり拭き取る必要があります。また、塗装が剥げた部分から錆びることがあるため、長く使いたい場合は定期的なメンテナンスを心がけてください。
ワークマンの電動ドライバー対応スクリューペグの特徴
最後は、ワークマン スクリューペグです。
このペグは螺旋状の形状が特徴で、電動ドライバーに対応したヘッドを持っています。砂地やぬかるみなど、通常のペグでは固定力が不安な場所で特に威力を発揮します。
価格は1本299円(税込)で、重量は約124g/本と3種類のなかで最も重いです。
メリット
- 固定力が非常に強い
- 砂地や柔らかい地面でも抜けにくい
- 電動ドライバーを使えば楽に打ち込める
デメリット
- 重量が約124g/本と最も重い
- 電動ドライバーが実質的に必須級の使いやすさ
- 石の多い地面では劣化しやすい
- メンテナンスが手間
向いている人
- 砂地や柔らかい地面でのキャンプが多い人
- ペットのリード留めなど、特に強力な固定が必要なシーンがある人
- 電動ドライバーをすでに持っている人
向いていない人
- とにかく軽量化を求める人
- 電動ドライバーを持ちたくない人
- 石の多いフィールドで使う人
購入前の注意点
電動ドライバーを使用する際は、回転するフック部分が手に当たらないように注意が必要です。また、石の多い地面で使用すると先端が痛みやすいため、使用するフィールドを選ぶ必要があります。
3種類のペグを比較。どれを選ぶべき?
ここまで3種類のペグの特徴をそれぞれ見てきましたが、あらためて比較してみましょう。
| 比較軸 | チタンペグ | 鍛造ペグ | スクリューペグ |
|---|---|---|---|
| 素材 | チタン合金 | 鋼(鍛造) | 鋼 |
| 価格(1本あたり) | 約408円 | 199円 | 299円 |
| 重量(1本あたり) | 約45g | 約90g | 約124g |
| 固定力 | 高い | 非常に高い | 非常に高い |
| 錆びにくさ | 非常に良い | 悪い(要メンテ) | 悪い(要メンテ) |
| 打ち込みやすさ(手動) | 良い | 良い | やや難しい |
※価格や重量は執筆時点の情報です。販売状況によって変動する場合があります。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、選び方のポイントを整理すると次のようになります。
- 軽量さとメンテナンスの手間を最優先するなら → チタンペグ
- コストを抑えてとにかく数を揃えたいなら → 鍛造ペグ
- 砂地などで固定力を徹底的に高めたいなら → スクリューペグ
複数種類を組み合わせて使うのもおすすめです。たとえば、メインのテント設営には鍛造ペグやスクリューペグを使い、タープや小物類には軽量なチタンペグを使うという使い分けも考えられます。
ワークマンのチタンペグは他社製品と何が違うの?
ワークマン チタンペグの特徴的なポイントは、やはり頭部の大きな六角形の穴です。この形状はペグ抜きフックをしっかりと引っ掛けられるため、専用工具を使わなくても抜きやすいのが大きな強みです。
似たようなデザインのチタンペグを販売している他社製品もありますが、ワークマン品はコストパフォーマンスの面で非常に競争力があります。また、他社製品ではサイズ展開が豊富なものもありますが、ワークマンは25cmの一本勝負。その分、シンプルに選びやすいともいえます。
ただし、他社製品には収納ケースが付属するものもあり、ワークマンペグにはケースが付属しない点は注意が必要です。別途収納方法を考えたい方は、ペグケースをあわせて検討するとよいでしょう。
よくある質問
Q. チタンペグは曲がりませんか?
通常の使用では曲がることはほとんどありません。ただし、極端に硬い地面に無理に打ち込んだり、大きな衝撃を加えたりすると変形する可能性があります。使用シーンを想定して適切に使うようにしましょう。
Q. スクリューペグは電動ドライバーがないと使えませんか?
手動でも打ち込むことは可能ですが、かなりの力が必要になります。電動ドライバーの使用を前提に設計されているため、持っていない場合は購入を検討するか、別のタイプのペグを選ぶのが現実的です。
Q. どのサイズを選べばいいですか?
ワークマンのペグはすべて25cmです。一般的なソロキャンプやデュオキャンプであれば十分な長さですが、大型のタープやシェルターを張る場合は30cm以上のペグが必要になることもあります。その場合は他社製品も含めて検討するとよいでしょう。
Q. ワークマンのペグはどこで買えますか?
現在はワークマン公式オンラインストアで購入可能です。WEB注文後、店舗受け取りも選択できます。以前は店舗限定で入手困難な時期もありましたが、現在はオンラインで比較的購入しやすくなっています。
まとめ
ワークマンのペグ3種類は、それぞれ異なる特徴と強みを持っています。
ワークマン チタンペグは、軽量化とメンテナンスの手間を最優先したいキャンパーにとって、非常にバランスの取れた選択肢です。鍛造ペグの約半分の重量でありながら、強度は十分に高く、ペグ抜きのしやすさも魅力です。
一方で、コストを重視するなら鍛造ペグ、砂地での固定力を求めるならスクリューペグというように、用途に応じて選ぶのがおすすめです。
ワークマンのペグは、価格と性能のバランスに優れたアイテムです。自分のキャンプスタイルに合ったペグを選んで、より快適なキャンプ体験を目指してみてください。

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