キャンプで快適に過ごすためには、荷物の運搬がとても重要です。テントやタープ、チェア、テーブル、クーラーボックスなど、キャンプには大量の荷物がつきもの。サイトが駐車場から離れていると、何度も往復するのはかなりの体力を使います。
そんなときに頼りになるのがキャンプカートです。しかし、いざ選ぼうとすると、メーカーやモデルが豊富で「何を基準に選べばいいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、キャンプカートの選び方のポイントを整理したうえで、2026年6月時点で主要メーカーから販売されているおすすめモデルを紹介します。自分に合った一台を見つけるための判断材料として、ぜひ最後までご覧ください。
キャンプカートを選ぶ前に押さえておきたい5つのポイント
キャンプカートを選ぶときは、見た目や価格だけで決めてしまうと、いざ使ってみたら「思っていたのと違った」という後悔につながることがあります。ここでは、購入前に必ず確認しておきたい5つのポイントを解説します。
1. 耐荷重はどれくらい必要か
まず確認したいのが耐荷重です。キャンプでは、テントやタープなどの大型ギアに加え、クーラーボックスや燃料、調理器具など、想像以上に重い荷物を運びます。
一般的なキャンプカートの耐荷重は、50kg〜100kg程度が目安です。ソロキャンプやデュオキャンプであれば50kg〜80kgでも十分な場合が多いですが、ファミリーキャンプで大量の荷物を運ぶなら100kg近い耐荷重があるモデルを選ぶと安心です。
耐荷重を超える荷物を載せると、フレームの破損やタイヤの故障につながるため、余裕を持った選び方を心がけましょう。
2. どんな路面で使うか
キャンプ場の地面は、舗装されたオートキャンプ場もあれば、砂利道や未舗装のフリーサイト、さらには砂浜や林道などさまざまです。
使うシーンを想定して、タイヤの種類を選ぶことが重要です。
- プラスチックタイヤ:舗装路や固い地面向け。価格が手頃で軽量ですが、砂利道や段差では走行抵抗が大きく、引っかかりやすいデメリットがあります。
- ゴムタイヤ(エアタイヤ):クッション性があり、未舗装路や砂利道でも走行しやすいです。ただし、定期的な空気圧のチェックが必要で、パンクのリスクもゼロではありません。タイヤが大きいほど段差を越えやすくなります。
最近では、ワイドなゴムタイヤを採用したオフロード対応モデルも増えているので、行くキャンプ場の環境に合わせて選びましょう。
3. 車に積めるサイズかどうか
キャンプカートは折りたたみできるものがほとんどですが、収納時のサイズはモデルによって大きく異なります。
SUVやミニバンならそれほど気にならなくても、軽自動車やセダンに乗せるときは、トランクのサイズと収納時の縦・横・高さを必ず確認してください。収納時のサイズをチェックせずに購入すると、車に積めなかったという悲劇を招くこともあります。
また、折りたたみのしやすさも重要です。ワンタッチで折りたためるタイプや、パラソルのようにコンパクトにまとまるタイプなど、収納時の手間も比較しておくとよいでしょう。
4. フレーム素材はスチールかアルミか
フレームの素材も、使い勝手に直結するポイントです。
- スチール製:強度が高く、耐荷重が大きい傾向があります。その分、重量は重くなります。
- アルミ製:軽量で錆びにくいのが特徴です。持ち運びや積み下ろしが楽ですが、スチール製に比べると強度で劣る場合があり、耐荷重も控えめになる傾向があります。
「とにかく軽くしたい」のか「耐久性と耐荷重を重視したい」のか、自分の優先順位に合わせて選びましょう。
5. ハンドルの高さや機能性
ハンドルの高さが調節できるモデルは、身長に合わせて使いやすく調整できるのでおすすめです。また、ハンドルが折りたためるモデルは収納時にさらにコンパクトになります。
さらに、キャンプカートの中には、サイドテーブルとして使える天板が付属しているものや、カート本体がテーブル代わりになるものもあります。サイトでの利便性を考えると、こうした機能もチェックしておくとよいでしょう。
キャンプカートのおすすめ人気モデル6選
ここからは、主要メーカーから販売されているキャンプカートの中から、特徴の異なる6モデルを紹介します。価格帯や用途が異なるので、自分のキャンプスタイルに合ったものを選ぶ参考にしてください。
1. CAPTAIN STAG マルチワゴン プラス UG-4013
アウトドア用品でおなじみのキャプテンスタッグから販売されているスタンダードな折りたたみワゴンです。
特徴
スチールフレームを採用したオーソドックスなキャンプカートで、コストパフォーマンスの高さが魅力です。組み立ては簡単で、収納もコンパクトにまとまります。
メリット
- 手頃な価格帯で購入しやすい
- 軽量で持ち運びが楽
- 収納時に場所を取らない
デメリット
- プラスチックタイヤのため、砂利道や未舗装路では走行抵抗が大きい
- タイヤが小さいので、段差で引っかかりやすい
向いている人
オートキャンプ場など舗装路がメインのキャンパーや、キャンプカート初心者の方。予算を抑えつつ、まずは一台持っておきたいという方に向いています。
向いていない人
悪路や砂利道を頻繁に走行する方、大量の荷物を運ぶファミリーキャンパーには物足りないかもしれません。
購入前の注意点
タイヤがプラスチック製のため、重い荷物を載せると押しにくくなることをあらかじめ理解しておきましょう。耐荷重は約80kgで、公式サイトでもスペックが確認できます。
2. Coleman ワイドワゴン スリムフォールド
キャンプギアの定番ブランド、コールマンが展開するワイドタイプのキャンプカートです。横幅が広く、大容量の荷物を安定して運べるのが特徴です。
特徴
スリムに折りたためる設計ながら、広い荷台で大きなギアも余裕を持って積載できます。スチールフレームで耐久性も高めです。
メリット
- 横幅が広く、大きな荷物も安定して運べる
- 折りたたみがコンパクトで、収納性に優れる
- 耐荷重が約100kgと高い
デメリット
- やや重量があるため、持ち上げる際に力が必要
- 折りたたみの際にコツが必要な場合がある
向いている人
ファミリーキャンプで大量の荷物を一度に運びたい方。駐車場からサイトまで距離があるキャンプ場をよく利用する方におすすめです。
向いていない人
とにかく軽量でコンパクトなモデルを優先するソロキャンパーには、ややオーバースペックかもしれません。
購入前の注意点
折りたたみの手順を最初に確認しておくと、サイトでの設営・撤収がスムーズになります。公式サイトで詳細なスペックを確認することをおすすめします。
3. LOGOS ワゴン ワイドタイプ
アウトドアブランドのロゴスからは、オフロード走行を意識したワイドタイヤモデルが人気です。未舗装路や砂利道でも走行しやすい設計になっています。
特徴
大きめのワイドタイヤを採用し、悪路での走行安定性を高めたモデルです。フレームはスチールまたはアルミ製のモデルがあり、用途に合わせて選べます。
メリット
- 悪路走行性能が高く、砂利道でも押しやすい
- タイヤが大きいので段差を越えやすい
- 安定感があり、荷物が落ちにくい
デメリット
- 重量が増す傾向がある
- 価格は中〜高価格帯になる
向いている人
フリーサイトや砂利道、未舗装路が多いキャンプ場をよく利用する方。荷物が多くても安定して運びたいという方に向いています。
向いていない人
とにかく軽さやコンパクト収納を最優先したい方には、やや重く感じるかもしれません。
購入前の注意点
エアタイヤモデルを選ぶ場合は、定期的な空気圧のチェックが必要です。また、タイヤのサイズによっては収納時の厚みが増すこともあるので、車の積載スペースを事前に確認しておきましょう。
4. DOD ワゴン キャンプカート
ミリタリー調のスタイリッシュなデザインで人気のDOD(ディーオーディー)からも、キャンプカートが販売されています。見た目のおしゃれさと品質の両方を求めるキャンパーから支持されています。
特徴
DODらしい無骨でかっこいいデザインが特徴です。モデルによってはアルミフレームを採用し、軽量化を図ったものもあります。
メリット
- デザイン性が高く、キャンプギアとしての満足度が高い
- 品質が安定しており、信頼性がある
- ブランドの統一感を大切にしたい方におすすめ
デメリット
- 人気ブランドのため、品薄になりやすい
- 価格帯は中〜高価格帯
向いている人
デザインやブランドイメージを重視する方。キャンプ道具を写真に撮ることが多い方や、おしゃれなギアにこだわりたい方に向いています。
向いていない人
価格最優先で選びたい方や、すぐに入手したい方には不向きかもしれません。
購入前の注意点
DODのキャンプカートはモデルによってスペックが大きく異なります。耐荷重やタイヤの種類、収納サイズを公式サイトで必ず確認してから購入しましょう。
5. UNIFLAME コンパクトワゴン
アウトドア用品の品質に定評のあるユニフレームからは、コンパクト収納と軽量化に特化したモデルが販売されています。車載スペースが限られている方におすすめです。
特徴
アルミフレームを採用し、軽量で錆びにくい設計になっています。収納時のサイズが非常にコンパクトで、車の隙間にも収まりやすいのが強みです。
メリット
- 収納が非常にコンパクトで、車載性が抜群
- 軽量で、持ち運びや積み下ろしが楽
- 錆びにくいアルミ素材
デメリット
- 耐荷重は控えめなモデルが多い
- 価格は中価格帯
向いている人
ソロキャンプやツーリングキャンプで、車の積載スペースを節約したい方。コンパクトさを最優先する方に向いています。
向いていない人
大量の荷物を運ぶファミリーキャンパーや、大きなギアを積む方には耐荷重が不足する場合があります。
購入前の注意点
耐荷重を超えないように注意しましょう。公式サイトでモデルごとのスペックを確認し、自分の荷物の総重量を把握しておくことをおすすめします。
6. Snow Peak バッグワゴン
高級アウトドアブランドのスノーピークが展開するバッグワゴンは、収納時にバッグのようにコンパクトになるユニークなモデルです。
特徴
高品質な素材と洗練されたデザインが特徴で、バッグのように折りたためる収納性の高さが最大の魅力です。
メリット
- 収納時のコンパクトさが驚くほど小さい
- 高級感のあるデザインと素材
- ブランド価値が高く、所有する満足感がある
デメリット
- 価格が非常に高価
- コストパフォーマンスを重視する方には向かない
向いている人
予算に余裕があり、ブランドやデザイン、収納性に妥協したくない方。キャンプギアにこだわりを持つ上級者におすすめです。
向いていない人
コストパフォーマンスを最優先する方や、大きな耐荷重を求める方には不向きです。
購入前の注意点
価格が高額なため、予算オーバーにならないよう計画的に検討しましょう。耐荷重はモデルによって異なるので、公式サイトで詳細を確認することをおすすめします。
キャンプカートを選ぶときのよくある疑問
Q. オフロードタイヤは本当に必要ですか?
行くキャンプ場の路面環境によります。オートキャンプ場など舗装路がメインであれば、プラスチックタイヤでも十分です。しかし、フリーサイトや砂利道、林道を走行する機会が多いなら、オフロード対応のゴムタイヤやワイドタイヤを選ぶとストレスが少なくなります。「もしものときに備えたい」という方は、あらかじめオフロード対応モデルを検討しておくと安心です。
Q. アルミフレームとスチールフレーム、どちらがいいですか?
軽さを優先するならアルミ、耐久性や耐荷重を優先するならスチールが基本です。ただし、最近はアルミでも十分な強度を持つモデルも増えているので、個別のスペックを確認するのが確実です。自分の運ぶ荷物の量と、車への積み下ろしの頻度を考慮して選びましょう。
Q. キャンプカートはキャンプ以外でも使えますか?
はい。運動会や花見、海水浴、買い物など、荷物を運ぶシーンであれば幅広く活用できます。折りたたみ式なので、車に常備しておくだけでも便利です。ただし、キャンプ用のカートは車載を前提に設計されているものが多いので、日常使いで頻繁に使う場合は、汚れや摩耗に注意してください。
Q. 収納サイズの目安はどれくらいですか?
車のトランクサイズによりますが、目安としては収納時の縦・横・高さの合計がおおむね80cm〜100cm以内に収まるモデルが、多くの車に積みやすいと言われています。特に軽自動車やセダンの場合は、トランクの開口部も含めて事前に測定しておくことをおすすめします。
まとめ:自分のキャンプスタイルに合った一台を選ぼう
キャンプカートは、一度購入すると長く使い続けるアイテムです。だからこそ、価格だけでなく、耐荷重やタイヤの種類、収納サイズ、素材といった複数の観点から比較検討することが大切です。
- 舗装路がメインで予算を抑えたい → CAPTAIN STAG マルチワゴン プラス UG-4013
- ファミリーで大荷物を安定して運びたい → Coleman ワイドワゴン スリムフォールド
- 悪路での走行性を重視したい → LOGOS ワゴン ワイドタイプ
- デザイン性やブランドにこだわりたい → DOD ワゴン キャンプカート
- とにかくコンパクトに収納したい → UNIFLAME コンパクトワゴン
- 高級感と収納性を両立したい → Snow Peak バッグワゴン
これらのモデルはそれぞれ特徴が異なり、すべての条件を完璧に満たす一台は存在しません。自分のキャンプスタイルや利用シーンをイメージしながら、最も自分に合ったキャンプカートを選んでください。
購入前には必ず各メーカーの公式サイトで最新のスペックや価格を確認することをおすすめします。実際に店頭で折りたたみのしやすさやサイズ感を確かめるのも、後悔しない選び方のひとつです。
快適なキャンプライフを支える相棒として、ぜひ自分にぴったりのキャンプカートを見つけてください。

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