キャンプ用品を揃え始めると、「ペグって意外と高いな…」と感じることってありませんか?特にソリッドステークタイプのペグは、1本数百円〜千円以上するものもざらです。
そんな中、100円ショップのセリアで販売されている「スチール製ソリッドペグ」が気になっている方も多いはず。「安いけど本当に使えるの?」「ダイソーのペグとどっちがいいの?」という疑問にお答えしながら、実際の口コミや評判をもとにメリット・デメリットを整理していきます。
セリアのスチールペグってどんな商品?
冒頭でも触れた通り、セリアで販売されているのは 「スチール製ソリッドペグ 20.5cm」 という商品です。
価格は110円(税込)。材質は炭素鋼で、表面は粉体塗装されています。カラーバリエーションは黒、赤、カーキ、ピンクなどがあり、おしゃれなキャンプサイトに合わせやすいのも特徴です。重さは1本あたり約117g。スノーピークのソリッドステークに似た形状を持ち、ペグの頭にある穴に別のペグを差し込んで抜きやすくする工夫がされています。
製造元は「エコー商事株式会社」で、複数のアウトドア専門メディアやブログでも取り上げられている人気商品です。
セリアのペグのメリットって何?
実際に使っている人の口コミを集めると、いくつかのメリットが浮かび上がってきます。
圧倒的なコストパフォーマンス
まず何より1本110円という価格の安さです。キャンプ初心者で「とりあえずペグを何本か揃えたい」という場合、数千円以上する高級ペグを最初から買うのは勇気がいりますよね。セリアのペグなら、10本買っても1,100円。失敗したときのリスクが圧倒的に低いのは大きな魅力です。
おしゃれなデザインとカラバリ
「100円ショップのペグだからデザインは二の次でしょ?」と思われるかもしれませんが、実際は違います。ブラックやカーキ、レッドといった落ち着いた色味のカラーバリエーションがあり、高級ブランドのペグと並べても遜色ないという口コミが複数見られました。サイトのコーディネートにこだわりたい人にも向いています。
ペグ穴が便利
先ほど少し触れたペグの頭にある穴の形状、実はこれがかなり便利です。地面に打ち込んだペグを抜くとき、この穴に別のペグや専用のペグ抜きを差し込んでテコの原理で抜くことができます。硬い地面や深く打ち込んだときでも、スコップなどがなくても抜きやすくなるというメリットがあります。
強風下でもある程度耐えられる
「ふもとっぱら」のような強風が吹くことで知られるキャンプ場で実際に使ってみたという口コミもあり、風速8m程度の環境では問題なく耐えられたという報告があります。もちろん場所や地面の硬さにもよりますが、軽いテントの補助ペグとしては十分な強度を持っていると言えるでしょう。
デメリットや注意すべきポイントは?
メリットがある一方で、「ここは注意が必要」というポイントもあります。あらかじめ理解した上で購入するかどうかを判断しましょう。
長さが20cmしかない
これが一番大きなデメリットです。セリアのペグは20.5cmという短めのサイズしか展開されていません。これはテント本体の設営には十分な場合が多いですが、タープのメインペグとして使うのはおすすめできません。タープは風を受ける面積が大きいため、長さが足りないと簡単に抜けてしまう可能性があります。
口コミでも「タープ張りには心もとない」「風が強くなると飛ばされそう」という声が多く見られました。タープ用には30cm以上の長いペグを別途用意するのが無難です。
塗装が剥がれやすい
これも多くの口コミで指摘されているポイントです。ペグハンマーで打ち込むと、特に先端や頭の部分の塗装が比較的簡単に剥がれてしまいます。また、ペグハンマーに色が移るという報告もあります。
ただし「100円だから気にならない」「どうせ使っているうちに傷は付くもの」という意見もあり、気にするかどうかは個人差がありそうです。見た目を完璧に保ちたい人には向いていません。
フック部分は溶接構造
高級な鍛造ペグと違い、セリアのペグはフック部分が溶接で接合されています。ほとんどの場合問題ないという口コミが多いですが、まれに「溶接が弱くてすぐに取れた」という報告もゼロではありません。購入するときは、フック部分の溶接状態を目視でチェックしておくと安心です。
重さがソリステより重い
比較対象としてよく出てくるスノーピークのソリッドステーク(通称ソリステ)は1本約75gなのに対し、セリアのペグは約117g。1本あたり約40gの差があります。テント設営に必要な本数(例えば6〜8本)で考えると、トータルで約240〜320gの差になります。
この差が気になるかどうかは人によりますが「軽量化を徹底したいソロキャンパー」にはやや不向きかもしれません。
ダイソーのペグとはどっちがいい?
「100均ペグ」というとセリアと並んでダイソーも候補に上がります。両者の違いを簡単に整理してみましょう。
ダイソーにもスチール製のペグはありますが、口コミを見る限りセリアの方が品質が高いという評価が多数を占めています。特に「ダイソーのペグはすぐ曲がった」「強度に不安がある」という声がある一方で、セリアは「しっかりしている」「なかなか曲がらない」という意見が多いです。
また、前述したペグ穴の形状もセリアの方が抜きやすく設計されています。同じ100円(現在はどちらも110円)なら、多くのキャンパーがセリアを選んでいる印象です。
どんな人に向いていて、どんな人に向いていない?
ここまでのメリット・デメリットを踏まえて、向き不向きをまとめます。
こんな人におすすめ
- キャンプ初心者で、まずは安くペグを揃えたい人
- ドーム型の小型〜中型テントを使用する人
- サイトの見た目やカラーバリエーションを楽しみたい人
- コストを抑えつつ、ある程度の耐久性は欲しい人
- 万が一紛失したり曲げたりしてもあまりショックを受けない人
こんな人にはあまり向いていない
- 大型のタープやスクリーンタープをよく設営する人
- 岩盤のような硬い地面で頻繁にキャンプをするヘビーユーザー
- 道具の塗装状態を常に完璧に保ちたい人
- とにかく軽量化を徹底したいバックパッカーやソロキャンパー
- 「安物は信用しない」というポリシーがある人
よくある質問
Q. タープの張り綱に使っても大丈夫?
A. 前述した通り、おすすめできません。タープのメインの張り綱には長さ30cm以上のペグを使い、セリアのペグはあくまで補助的な役割やテント用として使いましょう。
Q. 30cmのロングサイズは売ってないの?
A. 現時点でセリアから20.5cm以外の長さのペグが販売されているという情報は確認できていません。長さが必要な場合は、他社の製品を検討する必要があります。
Q. 金属アレルギーがあるけど大丈夫?
A. 材質は炭素鋼(鉄が主成分)です。ニッケルなどのアレルギーを引き起こしやすい金属が含まれている可能性があります。アレルギーが心配な場合は、直接素手で触らずに軍手を使用するか、メーカーに直接お問い合わせください。
Q. 実際に店舗で買える?
A. 人気商品のため、時期や店舗によって在庫が大きく変動します。特にキャンプシーズン前は品薄になることも。見かけたら「あればラッキー」くらいの気持ちで購入するのがよいでしょう。
セリアのペグを使うときのちょっとしたコツ
デメリットを少しでも軽減するために、実際のユーザーが実践しているコツを紹介します。
- ペグハンマーを使うとき:塗装の剥がれを気にするなら、ハンマーの打撃面に養生テープを貼ることで色移りを防げます。
- 硬い地面に打ち込むとき:いきなり強く打つのではなく、少しずつ打ち込むことでフック部分への負担を減らせます。
- 抜くとき:ペグ穴を活用して、別のペグや頑丈な棒を差し込んでテコの原理で抜くとスムーズです。
- 収納:塗装が剥がれると錆びる可能性があります。使用後は泥を落として乾燥させてから収納しましょう。
まとめ:110円の価値はあるの?
結論から言うと、用途を選べば十分に110円以上の価値があると言えるでしょう。
特に「小型〜中型のドームテント用」「初心者の最初の1セット」「予備として何本か持っておきたい」というニーズには、コストパフォーマンスの面で非常におすすめできる製品です。
ただし、タープのメインペグとして使ったり、岩場のような過酷な環境で使ったりするのは想定外。そういった用途には、別途長めで強度の高いペグを用意するのが無難です。
「安かろう悪かろう」ではなく、「安いけどしっかり使える」という口コミが多いこの スチール製ソリッドペグ。デメリットを理解した上で上手に活用すれば、キャンプ道具のコストダウンに大きく貢献してくれるでしょう。
まずは4本か6本買って、実際に自分のキャンプスタイルで試してみてはいかがでしょうか。もし自分には合わないと感じても、110円×6本=660円なら「勉強代」としては高くありません。反対に、気に入ったら何十本と買い足しているキャンパーもいるほどです。
あなたのキャンプライフが、少しでも快適で楽しいものになりますように。

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